あまり目ぼしい話題がない時はザッピング。P4Pクラスのクロフォードの試合、なぜかワクワクしない。でもこの試合はワクワクする。セルゲイ・デレビヤンチェンコVSジャモール・チャーロ
クロフォード攻略を目指す時、誰もが、最初に戴冠した試合、ユリオルキス・ガンボア戦を参考にする。この試合でクロフォードはガンボアを4度倒しTKO勝利したが、ガンボアの抵抗に合い被弾もした。
ホーンはデビューから147ポンドであり、ガンボアよりずっと大きい。
これを拠り所とする煽りが多い。
クロフォード
「みんな俺のガンボア戦を頼りにしている。あの試合ほど殴られた事がないからだ。しかしもう4年前の事だ。あの時俺は少し傲慢で、強引だった。ガンボアがそれに気づかせてくれた。その瞬間から俺は成長し学んだ。それ以来苦戦もない。皆がガンボア戦を拠り所にするならそうすればいい。」
あの時は勢いのあった無敵の王者ガンボアに極上のホープ、クロフォードが挑む試合であり、ガンボアのサイズとクロフォードの真価が問われる試合だった。結局ガンボアにクロフォードは大きすぎたが、彼もまたピークであるとともに体重、体格の限界だった。この試合を境に両者の明暗は分かれた。
ホーンVSクロフォードはサイズしか見どころがないかのような試合前です。
肩の手術をしたロマチェンコ、8月の復帰は諦め、12月を予定しているそうだ。色々な選択肢があるが、本当はベルトランもイースターも省いてマイキーと戦いたいようだ。
ロマチェンコ
「たぶん次戦は12月8日になるだろう。いつも言ってるが私はボクシングの歴史に名を刻みたい。王者との戦いがその歴史に必要だ。今30歳でこの先はわからないが恐らくあと5年~7年くらいでキャリアを終えるだろう。最大の相手はマイキーだ。彼はスマートなパンチャーでリングで何をすべきか知っている。」
リナレス戦で体格の壁を感じたロマチェンコの終着点がライト級かスーパーライト級のようです。彼のボクシングをこの階級で楽しみましょう。
将来の対戦者候補としてクロフォードを見据えるマイキー・ガルシアの予想
マイキー
「クロフォードがホーンに勝つだろう。ホーンが勝つにはマニー・パッキャオにやった方法しかない。絶え間なく圧力をかけてクロフォードを窒息させることができればパッキャオ戦の再現だ。クロフォードは脚を使って距離を保つだろうからホーンは決してスペースを与えてはならない。けれどやはりホーンには無理だ。クロフォードがホーンを攻略するだろう。」
ゴロフキンがカネロとの交渉を優先させ、IBF指名挑戦者のセルゲイ・デレビヤンチェンコ戦を回避したのを受けてIBFはゴロフキンの王座を剥奪しました。
トム・ローファー(ゴロフキンのプロモーター)
「遅延特例をお願いしていたから驚いた。デレビヤンチェンコが要請したわけでもないのに。彼らは待つと言ってました。この扱いは不公平です。IBFは組織の歴史上最高の王者を奪った。ゴロフキンはいつもルールを守っていたのに。けれど、確かに次にデレビヤンチェンコはないけど・・・」
しかしマニアからすれば適切な処置だとおもいます。IBFよくやった。ビッグネームの統一王者がいると各団体の試合が停滞しランカーは機会を逃す。これを解決するには金よりもルールに従うか、WBSSのような舞台を設けるしかない。本音をいえば特等席のカネロが邪魔なのだ。カネロこそフェアじゃない。未だお金で揉めているそうです。そして村田も超特等席です。
なので、井上尚弥がWBSSバンタム級を制すればもうバンタム級に用はない。(妄想)
それに応えるデレビヤンチェンコ陣営
アンドレ・ロジール(デレビヤンチェンコのトレーナー)
「IBFの決断を尊重します。ジャモール・チャーロVSデレビヤンチェンコが観たいでしょう。今最も勢いがあり、頑張っているデレビヤンチェンコの挑戦を止めないで欲しい。彼は王者に値する。彼はこの瞬間のために生きているんだ。」
セルゲイ・デレビヤンチェンコVSジャモール・チャーロなら観たいです。
チャーロが勝っちゃうんじゃないかなぁ。
双子の兄弟のジャモールとライバルのジャレット・ハードが戦ったオースティン・トラウトと戦うジャーメル・チャーロ。比較はしないと言います。
ジャーメル
「ハードと競争するんじゃなく、ハードが俺と競っているんだ。最初にトラウトとやつが戦ったのは残念だが、試合では何が起きるかわからない。ハードと戦ったトラウトと同じではない。俺は12ラウンド戦ってみたい。28歳になり自分の成長やスキルを確かめたいんだ。」
ハードより派手なノックアウトを焦ってはいないそうです。Sウェルター一番評価のジャーメルですが、彼はこの階級で長く戦っていくことを公言しており、絶対の強さを求めているようです。たしかに数年前に比べ、全てが進化、成長し今のレベルに達したとおもいます。昔はチャーリー大田にダウンを食っていた。こういう姿勢だと強さにさらに磨きがかかるかもしれません。