試練に耐える者に幸あれ/ジャモール・チャーロVSマット・コロボフ

おいおい、せっかく苦労して貴殿の記事を紹介したのにそれはないぜ。12月22日に予定される、ジャモール・チャーロVSウィリー・モンローですが、モンローがVADA(Voluntary Anti-Doping Association)による検査で陽性が発覚し、WBCは試合に難色を示しているという。

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そして、権威あるバイブル、RingMagazineによると、モンローの代役として同日試合に出場予定のマット・コロボフが候補にあがっており、チャーロ、コロボフ双方ともに同意していると言う。恐らく本日中に試合についての発表が行われる見通しです。

WBCが推進するVADA(Voluntary Anti-Doping Association)において、モンローの尿から禁止薬物が検出された。同日、コロンビアのフアン・デ・アンジェル (21-9-1、19 KOs)との8回戦を予定していたマット・コロボフは代役としてチャーロに挑戦する条件に同意した。

通常、このようなカードには予備カードが付随しており、コロボフは予定されていた168ポンド(スーパーミドル級)から160ポンド(ミドル級)に調整し直すために6日間の猶予を与えられる見通しだ。

この試合はVSウィリー・モンローよりもいいマッチアップかもしれません。モンローは退屈な判定の多いトリッキーなボクサーですが、コロボフは圧倒的なアマチュア実績を誇る強力なファイターです。

現在35歳のコロボフは、ロシア代表として世界選手権を2度制覇し、現スーパーミドル級王者のホセ・ウズカテギに勝利しています。唯一の敗北は当時のミドル級王者、アンディー・リーにノックアウト負けです。コロボフ(28勝14KO1敗)はHBOで放映されたその試合で右フックのカウンターを食って敗北したが、それまでの採点は支配していた。

ジャモール・チャーロはミドル級において注目すべき立場にいます。
元はスーパーウェルター級王者だったが、ミドル級に上げても破壊的です。コロボフが相手に変更されると、チャーロにとっては自身が望んだ相手ではないとしても、ミドル級で最もタフなテストになるでしょう。

チャーロ
「一週間遅れそうだ。俺は準備できているから誰が相手だろうが問題ないさ」

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今後、正式な発表があるでしょうが、昨日の時点ではこの記事が最も詳しかったです。

上記で取り上げているとおり、ボクシングの不条理を嘆く私にとり、コロボフは特別な存在です。アマチュアキャリアが邪魔をして、なかなか相手が見つからない、GGGのような人気を開拓できなかった不運の無冠の帝王です。肝心のチャンスで自滅したから仕方ないですが、痛恨の1敗で全てを失うのは過酷すぎると・・・

GGGと同じ時代を生き、ボクサーとしての晩年を迎えつつある今、加齢とチャンスを求めてSミドル級まで視野に入れてラストチャンスを模索してきましたが、こんな形で転がり込んできたのだとしたら、複雑ですが受け入れるしかないであろう。

元々、ラミレスやベナビデスへの挑戦も辞さない姿勢でしたし、チャーロでもいいと言っていました。現スーパーミドル級王者を凌駕している。(ウズカテギ)ある意味チャーロが今一番危険な男ですが、このチャンスを逃すわけにはいきません。

ここに勝っても暫定王座だし
チャーロにとってもハイリスクでローリターンですが

双方合意だとしたら、とても勇気あるマッチメイクといえそうです。
チャーロを除く現ミドル級王者の誰よりも強いんじゃないか、コロボフ・・・
そして誰も相手にしたくない存在・・・

本当に決まるんだろうか・・・

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