なんとなく温度が冷めたようなムードだが、ハイメ・ムンギアも最近台頭したメキシコの怪物だ。カネロよりスケールが大きいのではないか。意外な苦戦も経験したが勝つ時は圧倒的、狂暴だ。そんな若き怪物候補が村田のミドル級に参戦。オサリバンて誰に勝って浮上してきたんだっけ?ゲイリー・オサリバンが本名だよな。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R | |
ムンギア | 10 | 9 | 10 | 10 | 10 | 9 | 9 | 10 | 10 | 10 | 97 |
オサリバン | 9 | 10 | 10 | 10 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 93 |
1R
体格差も少なくかみ合った展開だが
ムンギアの調子がよさそうだ。
ブレずにコンビネーションが速く鋭い
ムンギア10-9
2R
やはりSウェルターの頃よりムンギアにパワー優位が感じず
オサリバンが普通にやりあっている。プレスをかけていくところが今までと違う。
速いのはムンギアだが、重いのはオサリバン。
ムンギアペースだったがオサリバンの右フックが強烈に当たった。
オサリバン10-9
3R
みれなかった。
4R
よくわからないが、ムンギアが普通のミドル級にみえる
上手く速いがパワフルでも大きくもない。
オサリバンの方がパワーがあるのではないか。
それでもポイントを分けるなら手数の多いムンギアだが
かみあった互角の試合だ。
ムンギア10-9
5R
ムンギアが悪いわけではない。
コンビネーションは速く、動きは鋭い。
しかしオサリバンの方が身体に厚みがあり、一発のパワーがある。
やはりムンギアが階級下からあげてきてパワーレスにみえるのが面白い。
ムンギアの5発にオサリバンは1発で相殺する。
打ちまくっているのにムンギアがロープ、コーナーを背負う不思議
ムンギア10-9
6R
手数、運動量、機敏さで明らかにムンギアが上だが
強靭なのはオサリバン。
打たれながらもジリジリプレスしていく。
ムンギアのコンビネーションにローブロー。
オサリバン苦しい。
そろそろ厳しいか。
ムンギア減点。
デビッド・レミューに倒されたオサリバンだが、ムンギアに対しては頑丈だ。
手数とスピードのムンギアにパワーのオサリバン
9-9
7R
ムンギアのスピードにオサリバンがついていけなくなり
細かいパンチを被弾する。
またムンギアにローブローがあり、オサリバンが膝をつく。
今度はかなり深刻だ。
明らかにムンギアペースだが、反則失格もありえる。
ムンギアが勢いにのってオサリバンを滅多打ち。
ミドル級のムンギアの強みは若さ、スタミナだろう。
減点か知らないが、明らかにムンギアペースだが
9-9
8R
もうムンギアがノックアウトしそうな展開だが
自身のローブローで突き放すことができず。
オサリバンはタフでよく応戦してるが、もうスピードと
スタミナ差で自分のパンチが当たらなくなってきた。
それでもムンギアにパワーがないのか
オサリバンは耐える。
ムンギア10-9
9R
強いていえば田中恒成やホルヘ・リナレスが階級を上げて戦っているようなファイトか。
ムンギアは素晴らしいが圧倒してもオサリバンが頑丈で崩せない。
しかし一方的なのでレフリーは試合を止めるべきだ。
ムンギアが圧倒的に倒しそうだが
オサリバンも一発で逆転しそうな望みだけはある。
ムンギア10-9
10R
オサリバンすごいな棄権しない。
本物のミドル級と下から上がって来た者の差はみせつけた。
いいタイミングのパンチもあるが深くは当たらない。
ムンギアはオサリバンの5倍はパンチを当ててるが倒せない。
オサリバンが重いパンチでよく攻めたが3倍くらい反撃された。
オサリバンはもうフラフラだ。止めた方がいい。
ムンギア10-9
11R
何かタイトルがかかっているのか12ラウンドあるようだ。
ムンギアが圧倒しているが一発のパワーがないようで
オサリバンが倒れない。諦めない。
ミドル級の試練になっている。
オサリバンが粘るがムンギアがラッシュをかける
もう止めろ、レフリーは止めない。
コーナーからタオル。
それでもレフリーは止めない。
オサリバンが遂に崩れ落ちるのとレフリーがタオルに気づくのが同時で
ムンギアの11ラウンドKO勝利。
期待せず観たがとても興味深い試合だった。
まずオサリバンの根性がすさまじかった。
ムンギアの調子は最高にみえた。速いし巧いし鋭い。
しかしオサリバンが頑丈だったのか、ムンギアがパワーレスだったのかわからないが
なかなか倒せず苦労した。
これがリアルミドル級の世界なのかな。
それにしてもムンギアは若く有望なファイターだ。
メキシコはすごいな。
村田より明らかに速い。上手い。
しかしパワーは村田だろう。
これからエリートレベルに絡んでいくムンギアに期待したい。
ヘクター・タナハラJrVSファン・カルロス・ブルゴス
TANAJARAと書いてタナハラと読むらしい。
テビン・ヘイニーとの対戦話もあって流れたプロスペクトのタナハラと、長谷川と戦い、マイキーからダウンを奪ったブルゴスの対戦。すっかり踏み台だが息が長いしいいマッチメイクだ。ブルゴスに堅実なスキルは残っているが、遅く、キレがない。ややパワーレスな技術戦は若干タナハラの方が巧い。互いに似たスタイル、実力の消耗戦となっている。
99-91
99-91
97-92
タナハラJr
微差を積み重ねるとこうなる。