個人的に好みではなかったし、最後の試合も△であるが、ボクシングの匠として、彼の言動には一目置かざるをえない、そんなアンドレ・ウォードさんのお言葉
ウォード
「リコンドーが棄権するとは思いませんでした。年齢や体重の問題はあっても、ベストなタイミングで実現した試合だとおもいます。ロマチェンコに関しては成すべき事をしたので勝利を咎めるつもりは全くありません。けれど、リコンドーが棄権するなど誰もおもわなかったはずです。」
うーん、駄目だこりゃとおもったら諦めそうとはおもっていましたが・・・
それでももうちょっと粘るかと・・・
ロマチェンコの対戦相手として相応しいのはと聞かれて
「マイキーでしょう。彼は野獣です。個人的にはこれが最高の戦いです。軽率に勝者を予想する事は出来ません。50-50の戦いでしょう。」
50-50とは思わない。70-30くらいでロマチェンコに傾いています。
リコンドーに対してあんなに容易くディフェンスできてしまうロマチェンコ、ミラクルです。
しかし、対戦相手で一番脅威で魅力的なのがマイキーなのは同意です。
ミゲル・マイキー・ガルシア
37勝30KO
3階級王者
https://www.youtube.com/watch?v=ALLeYKKM0mg&t=35s
超クラシカルで直線的なボクシングだがその鋭さは際立っており鉄壁です。しかしなぜマイキーはここまで強くなったんだろう?個人的には不思議な選手なのです。
アマチュアではクロフォードやディエゴ・マグダレノに屈し、プロになるまでの直近のアマチュアレコードは13勝9敗である。
KO負けもあるようだ。ダニー・ガルシアに勝ちなんて記録もあるが・・・
そんな米国トップアマともいえぬ選手がロマチェンコに匹敵する位置にいる。P4Pを伺う位置に君臨する。プロで大化けした類の選手だろう。
古いボクシングな気もするが、キレ、勝ちっぷりに注文はない。
リナレスにも勝ちそうだ。
しかし、この重鎮はボクサーであると同時にビジネスマンであり、単発ではなく長期的に稼げる見通しがないとなかなか試合を受けない曲者でもある。
今、第二の全盛期といえる状況にいるが、ファン待望のリナレス戦を蹴って、フェゲロアやイースターに向かおうとしている。
ロマチェンコ戦だけがビッグマネーファイトだとしてもその先の保障がないと、試合にゴーサインは出さないだろう。TV局の問題も含めて。
ライト級王者のはずだが、BOXRECではスーパーライト級トップにクレジットされていたりする。
ロマチェンコは恐らくライト級進出、3階級目に向かうとおもわれるが、ロマチェンコVSマイキーはすぐには実現しないだろう。2人とも勝ち続けたとしてかなり将来の話になりそうな予感だ。
ベルトランVSモーゼスの勝者でライト級戦線に突入していくのか、VSリナレス戦の方が実現の可能性は高いだろう、恐らく・・・
https://www.youtube.com/watch?v=JNV2SO4NQnE
ともあれ、リコンドーもロマチェンコも次がどうなるのか
非常に微妙な立場になってしまった感が強い。
わかっちゃいたけど・・・