
直近の試合をあーだこーだ言います。AI記事が跋扈してるのでもう丁寧で当たり障りのない某木村氏のような文章は書きません。
オレクサンドル・ウシクVSダニエル・デュボア
ウシクの偉業は素晴らしい。ロンドン五輪金メダルからのクルーザー級統一、そして小柄ながらヘビー級も統一、サウスポー、戦禍のウクライナから敵地で戦うロードウォリアーにして負けなし。ヘビー級の主役はアンソニー・ジョシュアでもタイソン・フューリーでもデオンティ・ワイルダーでもなく、小さなウシクであった・・・
そんなウシクも38歳、残された時間は少ないだろう。この偉業が評価されてのP4Pナンバーワン、井上尚弥がどんなに頑張ってもウシクがナンバーワンなのだが、なんだかな、試合がほぼ判定だ。ヘビー級の醍醐味がない、あるいはノックアウトのカタルシスを消してしまうテクニカルファイターなのだ。
カネロはウシクに7000万円ベットしたそうだ。
ヘビー級の矜持、もっとガサツでもいい、大味でもいい、ノックアウトでこのレジェンドを倒さねばならない。デュボアにそれが出来るかわからないが、根性みせればきっと出来るはずだ。
ジェシー・ロドリゲスVSプメレレ・カフ
そして日本人がいなくなったSフライ級の王座統一戦・・・といってもオッズは大きくロドリゲス。この男こそ井上尚弥に次ぐ軽量級のビッグネームで今が旬、若く難攻不落の名王者だ。
カフは番狂わせで田中恒成に勝っただけで防衛ゼロの謎王者。田中との試合も接戦で、あの時田中は満身創痍、目に異常ありだった。
ジェシー・ロドリゲスは次にもう一人の絶対王者、フェルナンド・マルチネスとの試合も内定している。彼らにいつか、寺地か矢吹か坪井が挑まねばならない。
マリオ・バリオスVSマニー・パッキャオ
これはパッキャオの偉大さを称えた特別試合だ。パッキャオ46歳、身長168センチ、すでに引退してる。マリオ・バリオス30歳。183センチ。
事故が起こりかねない危険な試合だが、ウェルター級ではバリオスが一番狙い目の世界王者といえる。
佐々木尽では今のパッキャオに勝てないだろうとおもうとひょっとするが、パッキャオがジョージ・フォアマンのごとくなっちゃうのか、静かにグローブを吊るすのか、私は後者とみる。
もう十分だ。