
WBSSクルーザー級決勝の翌日の7月22日に抽選会とのことで、メンバーは確定し対戦カードの抽選会と想定し整理してみます。何度もすみません。
バンタム級
確定
ライアン・バーネット
エマニュエル・ロドリゲス
ゾラニ・テテ
ノニト・ドネア
ジェイソン・モロニー
ファン・カルロス・パヤノ
井上尚弥
候補
ミーシャ・アロイヤン
ルイス・ネリ
レイマート・ガバリョ
ラウシー・ウォーレン
11人になっていますが、井上の言う残念なニュースにバーネットの不参加が予想されるからです。彼だけは公式発表にも顔を出さず伝言調のコメントだけ。テテがどんなにバーネットの裏庭、ベルファストで試合をしても会場にも姿を現さず何も言いません。全てはプロモーターのエディ・ハーンを通して伝えられる言葉のみ。
同郷のカール・フランプトン同様、稼げる地元アイドルに育てたいバーネットをこの戦国トーナメントに送り出す勇気はないかもしれません。元々、五輪候補でもあったバーネットが紆余曲折を経てプロ入りした経緯の中に、脳に問題があったと言われていますので、そのあたりの口実も考えられる。参加に不穏な空気が漂っているのは確かです。フランプトンがゲイリー・ラッセルと交わらないのを見ていれば彼らの方針は大体わかります。けど、これを回避したらかっこ悪い、情けなすぎて世論の反発は相当だ。やっぱり出るしかないのでは?
準決勝、決勝をロシアで開催するといわれているWBSS、ロシア人枠を確保したい思惑でミーシャ・アロイヤンの話が出ていましたが、プロでは4勝KOなし。見た感じ相手もいい選手でしたが、ニカラグアの無名選手にSD勝ちの内容では陣営も本人も自信満々とは言えないでしょう。
なので、復帰時期が重なる、ネリや、一人蚊帳の外のガバリョ、パヤノが出るならどっこいのウォーレン(ここに出ないと出番もないし)を予備に想定しておきます。
Eロッドとモロニーだけ試合が決まっているのも不自然ですが、これはSライトと同じで通常の防衛戦をWBSS枠に組み入れたからなのでしょう。豪華メンバーですが、やはり井上を筆頭に、エマニュエル・ロドリゲスのクオリティが高くこの2人が個人的優勝候補です。ドネアは動きをみないとわかりません。最近はキレなく冴えないですがフェザー級の話。2年前のSバンタム級、ゾルト・ベダック戦はかなりよかったので、コンディション次第でしょう。テテも嫌なスタイルの一点のみで不気味です。
スーパーライト級
確定
キリル・レリ
エドゥアルド・トロヤノフスキー
アンソニー・イート
イバン・バランチェク
ジョシュ・テイラー
レジス・プログレイス
候補
モーリス・フーカー
ライアン・マーティン
予備
ジャック・カラテル
アレックス・サウセド
ホセ・ラミレス
もう8人決定とも言えますが、フーカーとサウセドが決まりそうとの話もあり、フーカーはカラテルや岡田のターゲットでもあります。直近で岡田はないだろう。英国勢も米国トップランクも狙うフーカーが誰とどの舞台で戦うかは未知数です。
そんなに実現したいならフーカーVSサウセドをWBSS一回戦に組み込んでしまえばいい話ですがそうなると人数調整が微妙だし、あくまで単体の試合、ベルト狙いであり、このトーナメントの頂点を争う覚悟は、サウセド陣営にはなさそうです。オコナー戦が流れたホセ・ラミレスには時間も体力も有り余っていますが、ここには参加しないのでしょう。
昔の亀〇や井〇と同じく、危険な試合を回避したものの方が王座の在位が長いというのは皮肉です。
強い選手が多い階級ですが、名のある選手は出そろった感もあり、ここに出ないで岡田のチャンスはいつ訪れるのだろう?2年待ってもチャンスないかもしれません。
もうひとつの階級
スーパーミドル級ではないかと言われています。
当初期待されたライトヘビー級は、ロシア3強とその他が乖離している上、スティーブンソンの存在や各選手の動向で困難すぎます。
WBSSロシアの流れでヒョードル・チュディノフの名前も出ていました。英国決戦の色濃かったWBSSシーズン1に出ていないトップも大勢います。
ヒルベルト・ラミレス
タイロン・ツォイゲ
デビッド・ベナビデス
ホセ・ウズカテギ
マット・コロボフ(出たい)
・・・
しかし、米国勢、トップランク周辺をエントリーさせるのは無理に近く、メンツを揃えるのは簡単ではなさそうです。ジェームズ・デゲールがウズガテギとの対戦指令を蹴って王座を返上したのは、同国のビリー・ジョー・ソーンダースとの対戦計画のためでしょう。それをもWBSS枠に入れてしまえばある程度の選手枠は確保できそうですが・・・
Sミドルをもう一回見たいかと言われると微妙です。
ウェルター級が見たいですがそれは叶わぬ夢でしょう。
その時を待ちましょう。