エドゥアルド・トロヤノフスキーVS小原佳太

現実を思い知らされる結果となりました。
結果は一方的で派手ですが悔いなき、かみ合った試合だったとおもいます。

https://youtu.be/I8ir9nN0MM4

見やすそうな会場だし、ドイツと違って熱狂、興奮してるなぁロシア人。
小原が場外にふっとんで大興奮の大喜び。
36歳のトロヤノフスキーはバック転

普段の自分のスタイルで小原は戦い、初回はいい右も入れましたが、やはりどこかフワフワしバックステップが多いのに対し前に出てアグレッシブな姿勢をみせるのはトロヤノフスキー。
予想通り、背丈やリーチ差は関係ありません。

こういうディフェンスをする日本人は世界で通用しないなぁ。
日本レベルで通用すると過信しちゃうのか。

2回の右オーバーハンドで効かされた後はもうフラフラで意識も朦朧としていたのだろう。
掠めたようなパンチにみえるがあんなに効くなんて・・・
これが本当の世界レベルの24勝21KOのパワーなのだろう。

効いた後の対応もほぼ何もできていないし、あんなに打たれ脆いならやや低めのガードやバックステップやスウェー主体のディフェンスってどうなのよという感じです。

今回も小原を鍛えるだけで相手を研究してたのかなという疑問の残るセコンドでした。

こないだの比嘉と同じく最初のダウンでもう終わったとおもって勝利のバック転まで披露したトロヤノフスキー。再開されても本能の追撃は見事でした。

一番気になったのは技術差よりも修羅場経験の違いというか、とっととぶっ倒して勝つ、いつでも試合を終わらせる気概でリングにあがっている姿勢かな。
トロヤノフスキーにしてみれば小原がどんな選手だったかも印象にないくらい最高に楽な試合だったろう。

この結果を受けて、日本の岡田とかに期待していいのかなぁと感じたり、オイオイ、世界はおろか、ヤン・イクあたりにも勝てないんじゃないか?
せめて世界にいくならば、ヤン・イクやレオナルド・ザッパピグナには圧勝するくらいのキャリアを積まないと話にならないだろうということ。

攻め急いではいなかったですが

浜田や平仲がやったようなことをトロヤノフスキーがやってしまったね。
ここまでパワー、耐久力に差があるともう無理だとおもう。

唯一、IBFだし、減量が過酷すぎてここまで脆くなっちゃったのかなとはおもうが、打たれ脆いなら食っちゃいかんパンチだし、食いそうなディフェンスでした。

和氣もそうだったとおもいますが、上体でさばくような日本人は、ボカっと食って効いちゃってからは全然ガードできてません。
もう顔面がら空きサンドバッグです。トロヤノフスキーの最後のラッシュはそこを面白いように様々な角度のパンチをぶち込んでいます。
せめて無意識レベルでもガードはしようよ。本能で。

やはり自分には、小原って強いのがいると聞かされてみてみたら、KO負けしていたデビュー戦の映像の印象、残像のままでした。
このデビュー戦時から本質的な部分は変わってない。守り方、食い方。

コミーとかイースターとかクアドラ、ロマゴン・・・

やっぱ日本人抜きの試合で週末は楽しみます。

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コメント一覧
  1. 映像みても強いし
    50戦近く試合して2KOで無敗という
    ディフェンスだけの達人、クエンカさんの記録も止めた人なので

    戦う以上絶対パンチを食う、厳しい試合になるのはわかっていたはずです。
    なぜ、あんな食い方しちゃったんだろう?

    再開後の無防備も謎だ。
    やはり全て実力でしょう。

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  2. マイティさん

    いい選手なのでしょうが
    こういうスタイルは懐疑的です。
    デビュー戦から同じ印象です。

    camaroさん

    ダメージはあったのでしょうが
    割と冷静に階段上がって再開してるように見えたけど
    再開が余計なほど一方的に打たれました。
    しかも、トロヤのパンチが多彩で的確で
    全部当ててましたね。

    初回は手ごわいとおもったけど
    ちょっとプレスかけたらめちゃ脆くて簡単だった

    トロヤさんはそう感じたのでは?

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  3. 映像見ましたが、落ちた後しっかりガードもせずに打たれ続けて何しにロシアまで行ったんだと思いました。

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  4. 敵地でテクニックを発揮するには余程の実力差が無いと不可能なようですね。

    これを糧として日本ボクシング界が教訓とするか?

    メジャーは無理としてガラバゴス化するか?

    後者でしょうね。

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  5. 一瞬のマ夏さん

    タラレバのない実力差かなとおもいます。

    トロヤノフスキーがちょっと本気で圧力かけてロープに詰めたら
    もうタジタジでボコボコに食らっていましたから。

    和氣がグスマンに詰められた時も大体同じ。
    東洋レベルとは全然違う圧力やパワー、上手さなのでしょう。

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  6. 小原、敵地で自分を見失わず悪くなかったと見ました。しかし展望でも書きましたが次元が違いすぎました。こればかりはやってみないと分からない所と思います。
    小原はSライトでは身長も高いし国内ではどうしても腕を前に出してパンチを捌いたりして踏み込まれにくくするクセのようなものがついてしまっていました。
    ディフェンスが甘いというよりもやっぱり次元が違いました。しかし結果は2RKO負けですが、自分を見失った戦いでは無かったと思ってます。
    結果は予想しつつ応援はしていたので残念ですが、相手が悪かったです。

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  7. うっちーさん

    遠距離から槍が来るって事前にわかってただろうに
    それにどう対処していくのか
    何もみえませんでしたね。

    残念ですが惨敗です。

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  8. 冷静に考えてみれば、アマチュアトップクラスで最高のディフェンス能力を持つリゴンドーさえ、たまに良いのもらって危機一髪の状態に陥った事が何度もありますからね
    世界レベルでの経験値も少ない日本人が下手に真似すればこうなるのも当然っちゃ当然か

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  9. dさん

    攻撃力ばかり目立つパッキャオですが

    こんなヒラヒラ、フワフワスウェーとか
    半端なパリングとかしませんからね。

    コンパクトガードとスピードと動きですごい高度なディフェンスをしてます。

    そしてまた、トロヤさんのような攻撃姿勢と
    小原のように下がってかわす形では
    もらい方、効き方も違うでしょう。

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  10. マニー・パッキャオがいかにアジア圏において奇跡のような存在なのかよくわかったのが今回の試合の感想

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  11. 八さん

    岩佐や小原は技術合戦ならかなり対抗できたとおもうし
    勝ってもおかしくないくらいかと。

    けど先に食ったら終わりなヒヤヒヤなディフェンスと
    カバーリングする術もなく一気に崩れていくので

    百戦錬磨で仕留める本能の高い相手にはやられますね。

    こっちを鍛える方をジム側は徹底して欲しいです。

    岡田は小原の強さに驚いたのかもしれませんが
    適応力と横着なディフェンスはしないので
    もうちょっとやりあえるはずだとおもってます。

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  12. 「カバーリング力」はツボ突いてますね。亀海も見てたらわかりますが、
    "自分のディフェンス力じゃ打たれるから貰うのをある程度想定してダメージを殺す"
    ディフェンスを実践しているのと、"このくらいで外せる、食わないだろう"
    とじゃ天と地です。
    トロヤの一番得意な距離で得意なパンチを貰う時点で半分無策といわれてもしょうがないでしょう。
    それも掠っただけで膝が揺れる耐久性で…。

    それでもこのトロヤもクロフォードより格下でしょう。
    岡田は小原のレベルに驚いていてみたいだし、
    この階級は世界ランカーと世界チャンプじゃレベルが違い過ぎますね。
    勝負できるのは本場で注目される真のプロスペクトのみですか。

    まあもともと日本人の外での勝負強さは信頼性に欠けるものですから…。
    佐藤もズタボロだったし、岩佐も同じように得意の形でKOされましたしね。

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  13. なるほど。
    打たれ方はありそうですね。
    でも効くか効かないかは個人差があるかと?
    同じ貰い方しても脳が揺れない=顎の強さ。
    意識飛ばされたらリカバリーする前に倒されちゃいますし。

    僕の経験と見てきた感じでは頭がデカイ方が顎が強いというか効かされ難い選手が多いような気がします。
    あと首の太さも。
    頭を支える首が太い方が脳も揺れ難いんじゃないかと?

    もちろんそれが必ずとは限らないとは思いますけど。

    小原さん…泣

    なんか予想が外れゴロフキンまで苦戦しそう。

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  14. サーシャさん

    >佐々木基樹や亀海は日本人にしては打たれ強い

    というより打たれ方とか効いたときのカバーの仕方だとおもいます。
    当てた後の仕留めも鋭くてもう立て直せないですね。

    たぶんヤン・イクの方がまだ粘った、善戦したとおもいます。

    マックスさん

    VSロシアだと日本人全敗か、将来もそうなるなぁとおもってたら
    昔徳山がキリロフに勝っていましたね。
    キリロフはパワーレスでしたが。

    技術的には十分やりあえたはずだとおもいます。
    ディフェンスというのか、カバーリング力が全然違う。

    そこを考えないとこういうディフェンスをする日本人は本物の王者に勝てないと感じます。

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  15. しかしもっと善戦すると確信してたのにリング外まで吹き飛ばされ何も出来ず終わるとは…
    1R、右を当てた事よりジャブを度々貰って顎跳ね上げられてたから距離感掴めてないな?少し嫌な予感もするなと感じてはいましたがまさか…

    やはり日本人は村田のように攻防分離してアブラハムスタイルでやるしかないのか?
    亀海はブロッキングとボディワーク混ぜて上手くやってるとは思いますが。

    個人的に小原には凄く期待してたから喪失感が半端ないです…(泣)

    枕を濡らして寝ます…

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  16. これはまた屈辱的な負け方ですねえ。リング外に落ちた時に頭を打たなくて良かったです。もしかしたら悲惨な事故になってた可能性もあるし。

    小原はかなり減量がキツかったんですかねえ。計量前は別人みたいにゲッソリしてたし、ブログによると喉がカラカラで声が出にくいみたいなことを書いてましたしね。さらにIBFですからねえ。

    私も小原は世界レベルの選手だったと思います。まあ壮絶な負け方をしてしまってので説得力に欠けるかもしれませんが。個人的にロシアの選手はあまり信用していません。それはオリンピックと同じ理由です。

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  17. 管理人様

    それは良く分かります。
    特に中量級以上になると体幹やパワー、耐久力が根本的に海外選手と違うから日本人全般に言えるのはディフェンス技術を見直す必要があるとは前々から常々感じていました。

    佐々木基樹や亀海は日本人にしては打たれ強いと思います。

    当てたら終わらすパンチを持つ選手が世界クラスになるとゴロゴロいます。
    ディフェンスをみんな強化しないと通用しないのは確かだと思います。

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  18. サーシャさん

    和氣も小原も食ったら終わりなディフェンスをしているんで
    世界戦レベルなら絶対食うよという事です。

    長谷川や西岡もそういうボクシングだし
    食ったら終わりといえば当たり前なんですが
    彼らや亀海あたりは、そこまでわかりやすいディフェンスをしているわけじゃなく
    だから結果も出すし期待もできる。

    村田は武骨な攻防分離だけどトリニダードに憧れつつも
    ブロックを自分には徹底して取り入れてますよね。

    うまく言葉にできないですが、こういうディフェンスをする選手は
    ダメなんです、メイウェザーやリコンドーじゃあるまいし。

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  19. 小原は間違いなく実力はあったと思いますよ。
    世界王者になれないのはこの階級のレベルが高いからであって世界ランカーと互角以上に戦える事は証明しています。
    このクラスでの平均的な日本王者よりは間違いなく強かった。
    ブログなんか見ても自分で考えて練習メニューなど組み立ててるし、海外に出稽古に行ったりパッキャオのスパーリングパートナーを務めたり。

    顎は弱いのは分かってた事です。
    確かにディフェンスを大事にする事、しっかりとプランを組み立てて戦うという事をしてなかったのは見て取れる感じではありました。

    色んな要因が重なって最も悪いパターンになってしまっただけでコキ下ろすほどの選手ではないと思います。
    運が悪かったとも思います。
    それも含め実力だとは思いますが。

    でもそれだけこのクラスの壁が高いと言う事。

    軽量級の日本人世界王者達で日本で大した事ない相手呼んで低レベルな防衛戦を繰り返してるより辿り着くだけでも厳しい道だと思います。

    まだ30歳なら上手く行けばあと1度はチャンスが来るかもしれない。

    僕はもう一度頑張って欲しいと思います。

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  20. うっちーさん

    パワーやスケールで日本人は難しい階級なのは間違いないでしょう。
    でも岡田はあんなディフェンスはしないので、もっとやれるはずだとおもいます。

    小原、食い方、負け方がデビュー戦と似てません?
    せめて、ガードの上を打たせようよ。

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  21. 小原、残念でしたね
    予想通りっちゃ予想通りですが、やっぱりいい意味で裏切ってほしかった
    この試合見ると、岡田でも今のキャリアの積み方じゃ厳しいと感じてしまいます
    この階級あたりで日本人が結果を出せる未来がくるのかどうか…来てほしいですけど

    あと、日本人で楽しめそうなのは、長谷川選手と山中選手の試合ですね(どっちも危険な相手ですが)

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