サウジアラビアのジッダにある屋外スタジアム、キングアブドゥラスポーツシティだそうですが、WBSSの荘厳なムードは健在です。
今は前座をやってますが無事に観戦なるでしょうか?そして英国同士の決勝はKO決着となるでしょうか?
ここまで試合は冗長でサウジアラビアはやや退屈とブーイングに包まれていますが
ハメドとホリフィールドがリングに呼ばれてインタビューなんかしています。
ハメドは英語とアラビア語で観客を盛り上げます。
観戦者は世界中のセレブ、金持ちとかなのかな・・・
演出はすごくかっこいいけど時間調整が長すぎです。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | R | |
グローブス | 9 | 9 | 9 | 9 | 10 | 10 | 56 |
スミス | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 9 | 58 |
1R
ほぼ互角だが前に出てジャブだけじゃなく右も当てる
スミス、スミスの大きさは効いている。
スミス10-9
2R
お互いかなり慎重。
グローブスが打っていくと必ず右を返していくスミスか。
スピードはグローブスの方があるが。
スミス10-9
3R
グローブスのリズムが出てきたが
相打ちの中でスミスの右が当たり
グローブスが効いてよろめく。
そこをたたみかけるスミスだが
グローブスはまだ大丈夫
スミスの大きさと耐久力が上かな
スミス10-9
4R
スミス得意の接近戦からの左アッパーやボディが
今日は出てないが、遠距離からの右ストレートが機能している。
グローブスも鋭いが、やや遠く、スミスの右が邪魔。
スミス10-9
5R
ここまでスミスだが僅差。
グローブスも鋭いが中に入ってタイミングで当てるしかなく
遠距離だとスミスのサイズが勝る。
グローブスの方が速くてリズムはいいが
距離を克服できていない。
グローブス10-9
6R
スミスを前に出させて
カウンターを狙うグローブス
手数もスピードもリズムもグローブスにあるが
スミスの右を一発食う。
スミスはやや狙いすぎか
グローブス10-9
7R
いい打ち合いでグローブスに勢いが出てきたが
スミスの左フック一発でグローブスは効いてヨロヨロ。
そこを逃さず詰めてスミスがダウンを奪う。
グローブスは立てず。
グローブスはリズミカルでパンチャーだが打たれ脆さがある。
パンチの引きが遅いのかガードがルーズなのか
調子よく打ってもアゴに打ち返されてしまう。
拮抗した試合だったが、サイズ、パワー差で
終わってみればダメージのないスミスの圧勝といえる結末。
スミスの仕上げが極上だった。
慎重で隙をみせず、得意の接近戦も自重し
距離をキープして体格差を生かした。
そして何より、今日はパンチに力が籠っており
KOを狙っていたのだろう。
グローブスは誰とやっても通用するスピードと技術があるが
食ったら台無しになってしまう、耐久力とディフェンスに難アリ
クルーザーのウシク同様、サイズの優位性を感じる結果。
決勝は見ごたえありの完全決着でした。