リコンドーを巡る動きを少々。本人のあずかり知らぬところで激動の時を迎えているようです。
まず9か月試合をしていないとのことでWBO王座をはく奪されました。
そしてWBA王座は休養王者という扱いにされました。別にケガも休養もしていないのですが。
そしてWBOは人気者ノニト・ドネアを王座に復帰させたい。サウル・ファレス?には問題なく勝つでしょう。
WBAはフランプトンVSクイッグを認めてもらいたい。
金になるからです。
本人の意思を無視したところでリコンドーは人生を狂わされ、奪われてしまいました。
そしてWBCの王者だったレオ・サンタクルスがマレスとの試合で手にしたフェザー級に転向するそうでSバンタム王座を返上、暫定王者だったフリオ・セハを正規王者に昇格させるとともに、ダウンの応酬を演じたウーゴ・ルイスとの再戦を指令、これもメキシコマニアの間ではそこそこ盛り上がるのか?(金になる)
そしてリコンドーには、上位ランカーのレイ・バルガスと上記の挑戦者決定戦を指示したのだそうです。
果たして、プライドやモチベーションを保ってリコンドーがこの指示に従うことができるのでしょうか?
完全無欠な彼が負けるとしたら心中複雑な今のような状態の時を言うのでしょう。
そして、レイ・バルガスというのが、フリオ・セハなんて話にならないくらいのメキシコの本命ホープですが、こんな割にあわない指令に首を縦に振るのでしょうか?
レイ・バルガスというのは大柄なメキシコのトップホープで、アマチュアで無敗ということになっている亀3に勝っている男。
アマではファン・カルロス・パヤノを倒し、ロンドン金メダルのルーク・キャンベルにも肉薄した実績を持っています。
ここまで無敗の25連勝20KO 最近ではシルベスター・ロペスにダウン食らうも逆転勝利、再戦でも勝利など順当にキャリアを積み上げてきています。レオ・サンタクルスを打ち破る本命とみられている王者候補です。
それにしてもリコンドー相手となると、王者になるより難しいといえるでしょう。
リコンドーにとっては切なすぎる扱いですが、もしわずかばかりのモチベーションを維持しているなら
貴殿にとってはなによりも試合をすることが大事
寡黙でいいので試合で己の存在を示すことでしか輝くことはできない
と自覚し、どんな冷遇でもコツコツと勝ち続けていくしかないのだ。
セルゲイ・コバレフでさえプロ19戦目までの約3年の間ファイトマネー無しで試合をしていた苦労人だという。
自分の置かれた立場を理解し、悔しさをバネに変えて試合に臨むしかないのだ。
バルガスが逃亡するだろうけど・・・
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