団体のベルトが乱立し、WBSSは選手のキャリアを停滞させ、その他のランカーのチャンスの芽を摘んでいる。であれば、彼らランカー同士のトーナメントでもやってそこで勝ち上がったものに、どこまで効力があるのかわからない指名挑戦権などではなく立派な別のベルトでも与えて欲しいものだ。それこそシルバーだ。
ここで紹介するスーパーライト級やスーパーバンタム級、その他フェザー級やウェルター級なども含め、もっと観たい注目の選手はたくさんいる。
ヤニフェル・ビセンテVSトラメイン・ウィリアムス
7月27日、ヤニフェル・ビセンテは33歳と高齢だが、エマニュエル・ナバレッテではなく彼がアイザック・ドックボーの対戦相手候補だったこともある。35勝27KO3敗2分と高いKO率と豊富な戦績を誇る。現在10連続KO中。
トラメイン・ウィリアムスはフェザー級プロスペクトで紹介してきたが163センチと小柄なのでスーパーバンタム級も平気なようだ。18勝6KO。26歳。よく見ないとゲイリー・ラッセルJrと区別がつかないくらいのスピードスターのトップアマ出身だが度重なる犯罪でトップランクから外され、ロックネイションズで地味街道を走っている。凄まじく速く才能豊かだがKO率が示すように判定上等、パワー型ではなくディフェンス自慢で受け流すところがある。無理をしないだけか。才能という点でトラマインが有利なオッズだろうが、ビセンテのチャンスに賭ける意欲は高い。KO決着ならこういう組み合わせ、タイミングはビセンテに軍配が上がる可能性もある。
ショージャホン・エルガシェフVSアブディエル・ラミレス
8月23日、昨年5試合消化し、いじめのような圧倒的な強さで快進撃を続けてきたウズベキスタンのスーパーライト級プロスペクト、エルガシェフ(16勝14KO)体格よくパワーもスキルもあり有望な選手だが、2月の試合で192センチのマイカル・フォックスに苦戦し停滞中だった。それでも今年2戦目で帰ってくる。
ラミレスは24勝22KO4敗1分とKO率の高いメキシカン。ほとんどKO勝利のプロスペクトだったが、ここ1年でトップレベルと勝負し3敗を記録。昨年はマキシム・ダダシェフにもKOされた。一発があるので面白そうだが今度は164センチなのでエルガシェフは盤石だろう。
スーパーライト級は再びWBSSをやって欲しいくらいタレントが豊富だが、エルガシェフはWBSSの3倍くらいのペースで試合数をこなし急上昇中なので難しいだろうな。
[st-card-ex url="https://boxrec.com/en/proboxer/742016" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="続きを見る"]https://www.youtube.com/watch?v=8Su8hnOCBi4
こんな動画もあるくらい期待されているんだね。
アーノルド・ケーガイVSウラジミール・ティホノフ
8月23日、ケーガイは亀田兄弟のような風貌の韓国系ウクライナ人15勝10KO1分。ストリートファイト、MMAが強そうなマッチョな男性ホルモンを感じるパワー依存型のスーパーバンタム級。
ティホノフは17勝10KO1敗のロシア人。決して格下ではないだろうがせっかくのアメリカデビューでこけた。ケーガイとの試合でアメリカで初勝利を目指す。
https://www.youtube.com/watch?v=pqjfoVCfsJE
[st-card-ex url="https://boxrec.com/en/proboxer/473444" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="続きを見る"]この中に世界王者を凌駕しちゃってるプロスペクトはいるのだろうか・・・
生き残りをかけたサバイバル
明日に向かって撃て・・・