9月15日にIBFフェザー級のタイトルマッチがあります。王者のルイス・アルベルト・ロペスはメキシコの雑草選手で不利でアウェーの状況で英国の人気選手、ジョシュ・ウォーリントンを破り、雪辱を期待されたアイドルのトップアマ、マイケル・コンランもノックアウトしました。
荒っぽくて隙はあるが、得体の知れない決定力を持つマウリシオ・ララみたいにルイス・アルベルト・ロペスも数値化できない体力、実力を持ったプロらしい魅力的なファイターですが、まだ何者とも言えない王者です。
ビッグマネーファイトを求めて一階級下の井上を挑発するわけではなく、リスペクトした上で対戦を強くアピールしています。
ロペス
「ロベイシとの統一戦もいいが、彼はテクニシャンだけど知名度がなくお金にならない。井上がフェザー級にあがってきたら是非ベルトをかけて戦いたい。彼はファイトできる爆発的な男だ。」
しかしその前にIBF王座の挑戦権を持っているのは日本の阿部麗也(29勝10KO3敗1分)であり、こちらの日本人との決着をつけるべきであり、15日に迫った対戦相手、ジョエト・ゴンザレスも手ごわいぞと言っておく。
ジョエト・ゴンザレス 26勝15KO3敗 29歳
トップレベルで3敗しているが相手は
シャクール・スティーブンソン
エマヌエル・ナバレッテ
アイザック・ドグボエ
に全て判定で、ドグボエ戦は勝利でもいい内容だった。
アマチュアでタンクに勝ったり負けたり、妹がシャクールの彼女だったり?で色々話題が多いが、彼自身かなりタフなファイターだ。今の立場がなければ普通にルイス・アルベルト・ロペスより格上かもしれない。
ルイス・アルベルト・ロペスは屈強なメキシカンだが、叩き上げで最近頭角を現してきたスラッガーであり、ジョエト・ゴンザレスほどの経験や下地がない。荒っぽい殴り合い、フィジカル勝負になるとジョエト・ゴンザレスも気が強いのでガチガチの打ち合いになり、パンチの強いルイスが有利だろうが、ボクシングIQを生かしたスマートなファイトではジョエト・ゴンザレスが上回るのではないかと考える。
阿部との試合も井上戦の可能性も、とにもかくにもこの試合をクリアして、どんな内容でクリアするのかにかかっている。結構高い確率で王座交代もありえるし、井上がフェザーに上がるころにルイス・アルベルト・ロペス含め、現フェザー級王者は誰もいない、決して王者のままではいられないだろう
というのが個人的な近未来予想だ。
でもハイライトで観ると、ルイス・アルベルト・ロペスやばい、これは強いな・・・