自分の総括としてやってみた。もう上半期とか忘れちゃってるが・・・2019年は日本の世界王者が本当の世界の王者になった記念すべき年となった。もうこの時点で日本史上最高到達点だが、日本国内でそれをクリアしたので2020年は海外で大活躍して欲しい。
ファイター・オブ・ザ・イヤー 井上尚弥
[st-card id=94730 ]ドネア戦は個人的には少し残念だった。打たれすぎ、怪我をしすぎた。井上はそんなファイターではないと信じている。本場の世界に足を踏み入れたという意味で今までは西岡利晃が一番だったが、遂にそれを超えた。マイケル・カルバハルを超える、軽量級の世界的なスター、金のヒーローにならんとしている。
次点 エマニュエル・ナバレッテ
[st-card id=97478 ]毎年、歴史に残りそうな凄みのある怪物を目撃するのが楽しみでボクシングを見続けているようなものだ。相手は格下だったが最も精力的に試合をこなし、やはりドッグボゥ戦はフェイクではなかった事を証明した。
ファイトオブザイヤー アーサー・ベテルビエフVSオレクサンダー・グヴォジク
[st-card id=92207 ]有無を言わさぬ、これぞ世界戦というものだ。無敗の王者同士によるプライドをかけた激突。内容も強烈だった。
次点 アレクサンダー・ベスプーチンVSラジャブ・ブタエフ
[st-card id=97596 ]無名同士の決定戦なので次点だが、内容ではトップだ。本当はロシア同士の潰しあいは望んでいなかった。ベスプーチンにアメリカ一強を崩すテクニックを、ブタエフに怪物性を感じた。
ノックアウトオブザイヤー 井上尚弥VSエマニュエル・ロドリゲス
[st-card id=70879 ]井上の試合としては5月のこちらの方がゾクゾクした。海外のムード、コスチュームも試合内容もこちらの方がよかった。井上とタンク・デービスには速攻パンチャーでいて欲しい。
次点 テオフィモ・ロペスVSリチャード・コミー
[st-card id=98096 ]直近なので記憶に新しい。
一発で試合を終わらせる、ライト級もそんな時代、男が出てきた。ロペスのワンパンチフィニッシャーぶりはなかなか凄い。
カムバックオブザイヤー アンドリュー・カンシオ
[st-card id=55943 ]陥落してしまったが、ボクシングを一度は諦め、ブルーワーカーとして働きながら、泥臭いファイトで復活した父の姿は感動的だった。
次点 岩佐亮佑
日本国内のMVPやファイトオブザイヤーは井上やその他の世界王者でもちきりだろうが、私はこの試合をあげたい。
[st-card id=97978 ]暫定だが、海外で日本人が世界戦をKOで勝つのは何十年ぶりのことだとか。ジュンリエル・ラモナルなる選手に日本人のスーパーバンタム級が負けているが、こっちは一流のマーロン・タパレスだ。「世界チャンピオンになるような選手は普段負けない」by海老原 博幸
岩佐とその他の日本人Sバンタムでは格が違う。
アップセットオブザイヤー ジョシュ・テイラーVSレジス・プログレイス
[st-card id=93027 ]天才プログレイスの優勝を確信していたが、体格よく勤勉で積極的なテイラーが上回った。これは意外だった。ボクシングの奥深さを痛感した。
プロスペクトオブザイヤー バージル・オルティス・ジュニア
[st-card id=82902 ]質の高い相手に内容ある勝ち方を続けている。メキシコ系にウェルター級の牙城は高いとおもうが、その殻を破れるだろうか。
次点 フリオ・セサール・マルチネス
[st-card id=98224 ]天然なのか化学なのか知らないが、エマニュエル・ナバレッテと同じ怪物性を秘めたメキシカンがまた出てきた。昨晩の田中は強かったが、対抗王者もみな強い。なぜ統一の機運がないんだろう。(人気と金か?)2020年は日本の中谷が田中が戦わない王者に挑むことになるのだろう。
ワーストオブザイヤー カネロVSコバレフ
[st-card id=94149 ]メイウェザーVSパッキャオもそうだが、10億、100億規模の試合はもはやスポーツではなくビジネスである。フランチャイズ王座とか王座の乱発、モノのように好き放題に相手を選ぶ。金になれば何でもありな人間の欲望の蠢き、そしてそれが大衆の総意となって正当化される恐ろしさ。
マイベスト記事 さよならも言わずに/(Siri=シリ)オルランド・サリド
[st-card id=74517 ]書いてて面白かった。サリド最高だ。
2020年もよろしくお願い致します。