テレンス・クロフォードVSケル・ブルック LIVE
LAS VEGAS, NEVADA - NOVEMBER 11: Terence Crawford and Kell Brook Final Press Conference at MGM Grand Conference Center on November 11, 2020 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Mikey Williams/Top Rank Inc via Getty Images)

ロマチェンコが敗れた今、P4Pナンバーワンを決める試合がこれだとおもう。
本音では井上尚弥なのだが、キャリアの違いに重きを置く。

クロフォード33歳 36勝27KO
ブルック34歳 39勝27KO2敗(2敗はゴロフキンとスペンス)

勢いの差は歴然だが、ブルックは過去の男ではない。真のウェルター級王者だ。

個人的にはブルックを応援しているが、懸念は今までのトレーナードミニク・イングルでないこと。これが吉と出るか凶と出るか。

1R

両者オーソドックス。体格差なし。
瞬間的にクロフォードがサウスポーになり攻勢も
堅実で速いジャブでブルックが突き放す

ブルック10-9

2R

さすがにブルックはどっしりと軸がしっかりしている。
ジャブの付き合いで負けていない。

かなりオーソドックスで丁寧なクロフォードも鋭く
ブルックの打ち終わりに合わせていく。反応速度が凄まじい。
スイッチも多用する。両者鋭い。

ブルックが仕掛けてクロフォードがカウンターを狙う。

互角だが、

ブルック10-9

3R

サウスポーに変えたクロフォード。

スピード、反射神経合戦になっており
クロフォードにとっては過去最強がブルックではないだろうか。
ブルックが自分に似た才能を持っており、苦労している。

クロフォードがサウスポースタイルで手だけを伸ばし踏み込んでこないので
ブルックは少しやりにくそう。

クロフォードのパンチの深さが有効

クロフォード10-9

4R

サウスポーの方が巧く戦えそうなクロフォード
クロスの右が厄介だ。

ストレートのような重い右ジャブ、フックのようなチョッピングライトでブルックは効いた。
ロープに崩れるも、ダウンではないのでレフリーの仲介が遅くブルックはひどく殴られる。

再開もクロフォードが一気にまとめてレフリーストップ。

サウスポーに変えてから一気に動いた。
クロフォードの右ストレートに等しいジャブや右が多彩で重く
オーソドックスの時よりずっとやりにくくなった。

終わってみればクロフォードの圧勝。

クロフォードの変幻自在さ、適応力が凄まじい。
ゴロフキンよりスペンスよりも圧倒的にブルックを倒した。
オーソドックスの時はブルックかなりやれたのだが・・・

サウスポーのクロフォードの強さ、パワーが浮き彫りになった。

キャリアと相手の質で
P4Pナンバーワンだろう。

https://twitter.com/i/status/1327840778467479552

425

ジョシュア・フランコVSアンドリュー・モロニー

ダイレクトリマッチということはモロニーに勝たせたいのだろう。
フランコはオスカー・ネグレテと1勝2分という停滞があったから強くなれたのかもしれない。
関係ないのに、井上VSジェイソンの映像を流している。
フランコは直前まで眼鏡だ。

ジェイソン・モロニーがもう元気にアンドリューのミットを持っている。

初回から判定臭が漂う。
お互いブロックが固く、一発のパワーがない。
アンドリューはさすがにジェイソンに似てるが。
とおもったら2回にして早くもフランコの右目がかなり塞がっておりドクターチェック。
ここまではモロニーの手数が優勢。バッティングでもあったのかな。

3回開始でドクターチェックで試合がストップ。モロニーが喜びを爆発させるも、バッティングによるノーコンテスト。
流血はなかったが、フランコの目が塞がり、続行不可能。
2回までは完全にモロニーペースだった。

バッティングなのかパンチなのかビデオ検証が行われている。
結局バッティングによるアクシデントでノーコンテスト。
モロニーは納得いかず、バッティングなんてなかったぜとアピール。

ジャブの後に目を擦ったようにみえた。もちろん故意ではなく。

レイモンド・ムラタラVSルイス・ポロゾ

https://www.youtube.com/watch?v=YInbRJ0eE_0

アマではライアン・ガルシアに3戦3勝のムラタラ、隠れファンである。圧勝で11勝9KO

ジョシュア・グリアVSエドウィン・ロドリゲス

同性同名がたくさんいそうなロドリゲス、11勝5敗と負けが込んでいるが
名前にふさわしくなかなか完成度は高い。グリアと互角の打ち合い。

グリアはトップレベルではスケールが小さい。
しかしこれが普通のバンタム級ランカーレベルだろう。井上が異次元すぎるだけ。

追い込んでいくのはロドリゲスだがスピードとキレはグリア。
シャクール・スティーブンソンがグリアのセコンドで必死に声をかけているが
内容としては互角。スティーブンソンも今は無冠か、次はトカ・カーン・クレーリーのようだ。話が逸れた。

1-0でロドリゲス ドロー

デューク・ラガンVSセバスチャン・グティエレス

Sバンタムかフェザーか、新人同士の対戦とはおもえぬハイレベルな両者だが
ラガンというのはシャクール・スティーブンソン並のトップアマであり、将来を有望視されている。
かなり隙がなく上手いが、まだプロ向きではない。つまりパワーはいまいち。

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コメント一覧
  1. 例えば「ブルックは全盛期の力を残しておらず、明らかに脆くなっていた。そんな彼に序盤ポイントを取られて、ジャブで目を腫らしたクロフォードは大したことない、全盛期なら負けてた」とか。
    同じような理屈はドネアと井上でも、コバレフ(+GGG)とカネロでも出来ます。まぁカネロは露骨に相手の全盛期や適正体重とか避けている気がしますが。
    井上もクロフォードも交わることがない階級なのに、比較される中で実績をdisられてお互い閉口してそう。
    実際に現役中にこんな比較されて、引退後も対戦してないのに仲が良くないボクサーが居るとか居ないとか。

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    • 失礼ですがコバレフカネロは普通の試合じゃないんじゃないですか?あんなの普通にやったらコバレフがすぐKOで勝ちますよ。海外のSNS でもfixed,fixedってたくさん書かれてましたよ。

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    • 動きをきちんと見ればドネア程の衰えはブルックにはみられない。
      ナルバエスなどの軽量級の30後半と中量級の30前半は全然違う。

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      • そういう話じゃないでしょ笑
        「もし全盛期なら云々」は対戦相手が歳食ったベテランならどの試合にも言えてしまうってことでしょ
        試合内容に関わらずね

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        • なら一層に全盛期と思われる相手とやるのは価値があるってことですね。
          名前より実力が大事なのは理解できます。

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  2. 井上はまだ20戦です。
    クロフォードは37戦です。
    カネロは50戦を超えてます。
    その辺もP4Pの査定に入るでしょう。

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  3. 昨日のクロフォードは尋常な程に強かったですね
    カバラウスカス戦で思ったんですが
    スピードとテクニックだけでなく
    クロフォードはフィジカルも強く
    倒せる攻撃力があるんですよね…
    おまけにスイッチヒッターでもあり
    相当高い完成度を持つファイターだと思います

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  4. 結果は変わらんかったが、これスタンディングカウントでしょ。
    こういうシーンは必然なのだから、スタンディングダウンはありでいいよね。
    実に適切なレフリングですが、スタンディングカウントしてはいけないことになっているよね。ルールでは。WBOはちゃうのかな。

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  5. クロフォードの右目も腫れてるからブルックのジャブも機能してたんだけどな。すごいカウンターです。

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  6. クロフォード凄い。これだと、パッキャオ陣営がクロフォードを避けるかもしれませんね。
    陣営が、.....です。

    モロニーのヘッドパットについては、ビデオ判定したんだから、ビデオのここで判断したと示すのが当然の健全な世界、というかまともな世界になって欲しい。もう一戦あるのは当然にしても、ファイトマネーが違うんだから、モロニーたまらんでしょう。
    しかし、wowow解説はサミングかもと強調してましたが、サミングは眼球ですよね。反則サミングにはならないだろうと、凄くイライラしてしまいました。

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  7. どちらでも構えられるけど、本来は右利きなんでしょうね。
    右利きサウスポーの右フックたまらないものがあります。

    事故明けのスペンスには流石に負けないのでは…。

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  8. ウェルター級だと体格面でキツいかと最初は思ってましたが、ブルックにこの勝ち方が出来るなら完璧に大丈夫そうですねクロフォード

    むしろガンボアやポストル相手にグダグタ試合してたスーパーライト級時代よりイキイキしてる

    スペンスと戦ったらクオリティで圧勝しても体格でゴリ押されちゃうかなって思ってたんですが、これで一気にわからなくなりました。

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  9. すごい。これならPFP1位でも文句はない。
    井上には悪いが、倒してきた相手のレベルは井上よりずっと上。
    まだクロフォードにケチをつけてる人もいるけど、ちょっと信じられない。
    カーンやブルックをここまでボコボコにできる選手が他にいる?スペンスだってムリでしょ

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    • そうなんですよねぇ。
      むしろ井上が倒した価値ある相手って斜陽のナルバエスとドネアだけですもんね。しかもドネアには苦戦しちゃったし。
      ただ対戦相手というかライバルの存在って完全に運だから井上は悪くないんだよなあ。。

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      • いや、井上が倒した価値有る相手にはマクドネル、パヤノ、ロドリゲス、モロニーも加えてあげたい、日本人選手にとっては十分難敵ですよ。

        とは言え、ブルックを序盤で吹っ飛ばした今日のクロフォードは更にレベルが違いますね。

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        • その通り
          クロフォードが次元の違うボクサーだと再認識させられた試合だったのは確かだが、お歴々はそんなことすら井上を貶める材料にしたいようだ

          井上の対戦相手で(相対的に)ブルック級の実力を持ったボクサーがいなかったなんて言い切れるのだろうか?
          軽量級は注目度が低い階級なので、中〜重量級に比べて実力にネームバリューが追いついてないことが多いが、その辺りも考えてるのだろうか?

          名のある選手はロートル扱い、勢いのある若手は無名扱い
          井上が負けるまでそれは終わらないだろう

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          • パヤノはプラニアにも勝ってるしローマンともいい勝負ができた、モロニーやロドリゲスはこれから実績を作っていく選手だし圧勝したからって大した選手とやってないのは違うと思う。
            実際シーサケットやエストラーダにスーパーフライ時代に圧勝したらしたでロマゴンとやらなかったらまだ本物とやってないとか言われそう。

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    • オーソドックスで良くないと見るとサウスポーであっという間に主導権握って、
      あんな小さい振りの前の手のカウンターでブルックを泳がせるウェルター級なんて存在しないですね。
      単純なパワーはスペンスでしょうが、反応速度、IQともにずば抜けてる。
      パッキャオも問題にしないでしょう。

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    • 同意です
      これでもクロフォードが井上の下なんて、いくらPFPが妄想上のランキングであろうと適当過ぎます
      モロニーなんて王者経験すらない選手
      ウェルター級ではスペンスにしか負けてなく、試合途中まで互角だったブルックをクロフォードは早い段階であの倒し方
      井上がクロフォードよりPFPで上の要素なんて1つもないと思います

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      • ロマゴンは50戦くらい無敵でコツコツと注目されずともあらゆる相手と戦ってきたから一時的にもP4Pナンバーワンになれたのだとおもいます。

        井上がクロフォードより弱いと言ってるわけではありません。
        井上はスペシャルです。

        しかし、キャリアと実績を考慮すると、まだまだとなるのです。

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  10. これでPFPはクロフォードかフューリーって言ってきたのが認知されそうで嬉しいですね。
    しかしキャリアも晩年に差し掛かっているのでそろそろ新しいヒーローがみたいです。
    スミスに圧勝ならカネロでも構わないけれど。

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  11. モロニー勝利だったと思うけど、レフリーがヘッドパッドと決めつけて試合を止めちゃったからね。これでモロニー勝利にすると、止められたフランコ側も可哀想だし。再戦が妥当だと思うけど。

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  12. 計量の時にソーシャルディスタンスで長いこと言い合ってるシーンは面白かったです。
    クロフォードは個人的には井上よりPFPランクでは上に入れたいですね。
    いつも思うけどあの細い顎に一発カウンターだれか入れないかなと思いながら見てますが。

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  13. クロフォードのKO勝ちでしょうね。
    いや判定までいくかなあ…。
    強いし試合も面白いのにイマイチ人気ないのが不思議。

    コロナなんかない、とか不思議ちゃん発言したり(カーンもか)、そういうところなのかなあ。

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