ジャロン・エニスVSセルゲイ・リピネッツ LIVE他

やはりウェルター級は一味違う。世界戦までに数々のサバイバルを乗り越えなくてはならない。どちらも、アメリカ勢の強さが際立っている気がするが、コケるとしたらこういう相手という鬼門でもある。これは個人的に待ち望んでいたアメリカVSロシアな構図だ。相手はちょい違うけど・・・

ジャロン・エニスVSセルゲイ・リピネッツ

12345R
エニス
10
10
10
10
10
50
リピネッツ
9
9
9
8
9
44

エニスの方が脅威だが、リピネッツの方が経験も対戦相手の質も高い。なに気にリピネッツを応援している。

1R

エニスの方が一回り大きい。
リピネッツは半分ロシアで半分カザフスタンのトランクス。
エニスがジャブを飛ばすがリピネッツは上体を振り食わない。

距離とジャブでエニスのラウンドも、リピネッツはタイミングのいい左フック

エニス10-9

2R

エニスは左右にスイッチ。この回は左。
リピネッツがプレスをかけていくが、エニスの反応が速く返しも強力。

打ち合いたいリピネッツだが、エニスの距離がまだ遠い。

エニス10-9

3R

エニス今度は右
エニスが上手いがリピネッツもまだまだ効いてはいない。

不用意に接近するとエニスの上下のパンチ
特にアッパーが鋭く、リピネッツがピンチに。
エニス強い。

リピネッツは意外にも、得意の接近戦で効かされてしまった。
パンチを打つごとに、声が出るようになった。

エニス10-9

4R

接近戦でもエニスが強い。足もある。
リピネッツには相打ちカウンターしかないか。

リピネッツが打ちにいったところにエニスの左が入り
リピネッツダウン。

エニスが不気味なほど冷静で強い。
自在に強烈なパンチが出てくる。

エニス10-8

5R

スローでみるとパンチによるダウンではなさそうだ。
エニスの方が後出しでもパンチのタイミングと角度がいい。

接近戦でリピネッツの連打が出るようになってきた。
しかしエニスに軽くいなされ、反撃される。

エニスも声を出してパンチを打つようになった。

エニスはローブローを食い少し痛がる。

コーナーでもエニスは立ったまま。とても冷静

エニス10-9

6R

連打で効かされたリピネッツ
アッパーからの右フックで効かされ
とどめの左アッパーフックでエニスが涼しく不倒のリピネッツをKO

これは強い。

バージル・オルティスよりも多芸多才。
王者にとって一番の脅威はエニスだろう。

もう次は世界戦でいいのでは?

リピネッツが何もできなかった。

[st-card id=106101 ]

エイマンタス・スタニオニスVSトーマス・デュローメ

カバリャウスカスがダメでも。スヤニオニスがいる。リトアニアのもう一人の強打者。どんなもんじゃい。

デュローメ前半は申し分なく速くスタイリッシュ
スタニオニス、無駄がなくフィジカル強そうないい身体。

スタニオニスはトップアマだが、ギヤソフやイエレウシノフに負けている。
デュローメは世界挑戦者、負けは、アグレウ、クロフォード、ウガス、ジャマル・ジェームズという一流どころ。
序盤はデュローメがスピードで飛ばすが、ガードの堅いスタニオニスは何でもない感じで前に出る。

デュローメのテクニカルな俊敏さが上か
スタニオニスは堅実、愚直に前に出るが的中率が低い。

しかしスタニオニスのパンチが掠めるだけでデュローメはバランスを崩す。
パワーがあるのはスタニオニスの方。

スタニオニスには安定感があるが、動くデュローメをなかなか捕らえきれない。
オーソドックスすぎて、これより上には通じなそうだ。
ここまではデュローメの方が上手く戦っている。
このままではまずいとスタニオニスが攻勢を強めるが
教科書的で動くデュローメを詰め切れない。

10回に入っても同じ展開
デュローメはよく動く。攻撃パターンはやや決まっていて威嚇系のパンチが多い。
スタニオニスはプレッシャーはかけるが、コンビネーションがワンパターン。
スタニオニスのプレスとパワーにデュローメがいなすような展開。

ラストはスタニオニスのプレスとパワーにデュローメが晒されかけた。
僅差判定でスタニオニスか。

116-112
117-111
115-113

差のない試合だった。

ジェルウィン・アンカハスVSジョナサン・ハビエル・ロドリゲス

アンカハスの8度目か9度目の防衛戦。
ロドリゲスは22勝16KO1敗のメキシカンでミステリアスだったが、強い。
アンカハスが堅実で重い左ストレート、ジャブで丁寧に戦っているが
それを凌いで接近戦で繰り出すパンチがアンカハス並に重くアッパーも怖い。
距離があるとアンカハス、接近戦はロドリゲスの方が強そうだ。
体格も同じくらい。

アンカハスの相手でも過去最強の部類ではないか。

6回、接近戦の打ち合い。
アンカハス、相当練習してきたんだろう。
強いパンチを上下に散らし前に出るが、ロドリゲスがアンカハスに負けないくらいタフな強打者。

ポイントではアンカハスがリードしているような気がするが、ロドリゲスに効いた様子はない。
アンカハスの方が効いているかな。

ここまで会場は57-57

ロドリゲスは上手さは?だが、タフネスやパワーはエストラーダ以上かも。
アンカハスが先に当てて、ロドリゲスが何でもないように打ち返すがやや遅く空転が多い。
8回、遂にアンカハスの強打の嵐にロドリゲスが膝をつく。

9回、ロドリゲス捨て身の打ち合い。アンカハスも受けて立つ。
すごい打ち合いもアンカハスの右ボディが効いてロドリゲスは苦しい。

ロドリゲスは逆転する気満々で打ちにいく。アンカハスは疲れたが
攻勢はロドリゲスも、タイミングがいいのはアンカハス。
ロドリゲスは相当なタフネスで強い挑戦者だ。

アンカハスがKOで勝つにはボディだろう。
ロドリゲスはタフだ。

ロドリゲスは逆転が間に合うか、ボディで尽き果てるか。
10回からロドリゲスの方が息を吹き返し押しているような印象だが
アンカハスもテクニカルな姿勢は崩さない。

強い挑戦者、ロドリゲスとの試合は激闘となったが、判定までいけばアンカハス
ここを獲ればロドリゲスの逆転も。会場は105-103アンカハス。
アンカハスより大きくて強打でタフだったロドリゲスだが、ダウンの差でアンカハスか。
という大激闘。

両者が健闘を称えあう。

これはアンカハスがダメだったというよりは、ロドリゲスが強かった。
スピードはトップ2や井岡に劣るが、パワーは明らかに彼らを上回るだろう
アンカハス大苦戦の接戦だった。いい経験となったかダメージ蓄積となってしまったか。

115-112
116-111
117-110

おもったより大差でアンカハス。

ジョー・スミスVSマキシム・ウラソフ

建設作業員のケンカ屋、スミスの再浮上か、ウラソフはたしかWBSSでグロワッキに初戦負けだったっけ?ウラソフはロシアにあってはやや判定派。

こっちも同時観戦

スミスは上手いタイプではないので判定でウラソフ、KOでスミスか。
手数でウラソフ、効果でスミスか。
同時観戦は両方ちゃんと観れない。

スミスの方が頑丈で左でウラソフの体が泳ぐ。
重い右も炸裂。

しかし試合全般を通じ、忙しく手を出すのはウラソフ。
この手数にスミスはややタジタジ。

一発のスミスに手数のウラソフ
個人的にはウラソフ優勢にみえるが、会場と見せ場ではスミスなのかな。

11回にスミスのラフなヘビーパンチが効き、ウラソフ崩れる。
もう限界だろう。

レフリーが休憩させているが、ダウンなのか、反則打なのか
恐らく後頭部打撃などの反則打だろう。

コーナーで怒りまくっている人がいる。

印象としてはスミス俄然有利。

選手生命に関わる危ないシーンだとおもうが、接戦の12回なので続行。
しかも105-104でウラソフと出ている。

この回をとった方が王者か。
効かされたウラソフは苦しい。

ウラソフが執念で打ち合って終了。
ウラソフの勝ちじゃないかな。

2-0でスミス

ウラソフ気の毒。

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