ゴロフキンの今後について、様々な思惑、オプションがありますが、よくわからない、アベル・サンチェスの意見を要約した後にまとめてみたいとおもいます。
ゴロフキンのトレーナー、アベル・サンチェスによると、ゴロフキンの目標は再びミドル級を統一する事ではなく活発に試合をする事だと言います。WBOミドル級王者のビリー・ジョー・ソーンダースがゴロフキンと戦うことはないだろう。
サンチェス
「ソーンダースはないだろう。彼はダニエル・ジェイコブス戦で700万ドルを要求しました。彼は宝くじのお金を探しているのです。アンソニー・ジョシュアのような大金を欲しているだけです。だからWBOのベルトは狙いません。そこまで重要なベルトだとおもっていません。村田、ジェイコブス、チャーロ、デレヴィヤンチェンコが候補だろう、そう確信しています。これはファンのためです。ファンが願う戦いをします。ゴロフキンはあと4年、40歳まで戦えるだろう。
ジェイコブスとチャーロが戦うなら素晴らしい事です。チャーロがジェイコブスを簡単に打ち負かすとしたら、ゴロフキン戦に近づいたといえるでしょう。今私たちが選べる状況です。
デレヴィヤンチェンコは何も証明されていません。彼は私たちに何もしなかった。」
IBFは8月3日までにデレヴィヤンチェンコと試合しなければタイトルを剥奪すると言っています。その試合のためには6月上旬にはゴロフキンはトレーニングキャンプに入らねばならない。それは検討しなければならない。
GGG陣営は東京で村田と戦うことに興味を示しています。金額がいいからです。ジェイコブスとチャーロが戦い、勝った方と戦う方がより価値が出てくると言います。
それらが予定通りにいけば、9月のカネロとの試合は行いません。カネロとの再戦は9月15日までに交渉できるだろう。そうでなければ、村田かデレヴィヤンチェンコが次の相手候補です。ソーンダースでもいいのですが、あまりにも高額を要求するなら優先順位は低いです。ゴロフキンVSソーンダースは米国では実現しません。
マルティロシャン戦について
サンチェス
「初回にいいパンチを食ってゴロフキンは目を覚ましたとおもう。コーナーに戻った時、一発を狙うのをやめ、リズムを重視してジャブから組み立て、コンビネーション主体でいけばいいと言いました。そして結果の通りです。」カネロについては
「しっかりと全ての検査を受けろと言いたい。4月以降は何も検査していないようだ。我々はクリーンを求めており、カネロ陣営は誰もそれに答えたくないようです。」
とても雑に要約しましたが、文脈を読み取ると、優先順位は
①条件がいいから村田と戦いたい
②期限があるからデレヴィヤンチェンコも無視できない。しかし注目とお金が少ない。
③ソーンダースが本気で高額要求しないならやってもいい。
④ジェイコブスとチャーロが戦って勝った方とやりたい。
⑤カネロ戦は最もお金になるから否定はしないが、クリーンを証明しろ、それ以外のオプションもたくさんある
で、一番は東京で村田とやりたそうなニュアンスを感じました。
しかし村田も次戦ではなく、一戦挟むような感じだったので、試合間隔の長い日本人を待つことはせず、他の誰か、タイミングがあっても村田は次の次、結局タイミングは合うのかな?上手くいくのかな?
という印象です。
ジェイコブスとチャーロ、どちらか一人に絞れ
というのは関係者ならみなそれが本音かとおもいます。
そして、ゴロフキンに善戦したジェイコブスよりチャーロがラスボス、いやこの場合はラストエリミネーターと願っている人が多い気がします。
村田の実力や資格については何も言うまい。
WBA正規王者である限り、強い相手と戦うべきである。
イタリア人のような奇策はもういらない。