最近更新をさぼっていたのは気になる話題がないのと仕事に没頭していたからです。
つまり更新頻度が高いイコール仕事ひまでやる気ない時ということだ。
どっちもどっちだな。
さて、山中、次回も海外とはなりませんでしたが、骨のある相手を選びました。
亀田がSフライに逃亡したのも、勝ち目ない12度防衛のスーパー王者、モレノとの試合が義務であったから。
すべての日本人ボクサーにとり、鬼門といえるやりにくい相手です。
これぞ、タイトルマッチといえる久しぶりに価値のある相手です。
たぶん、山中のVTRを見れば、モレノは徹底したアウトボクシングで左右に動き回るだろう。
軽いジャブでごまかしながら勝ち逃げボクシングに徹するとおもう。
バンタム級12度防衛
世界戦11勝3KO1敗
元王者に7勝1敗
35勝3敗1分
(うちはっきりとした負けはゼロ)
当時バンタム級トーナメントなんてやってたけど出てないこの男が本命だったろう。
長谷川の派手な活躍の陰で実はこの男のほうが対戦相手のレベルが高い上、長く防衛していたのだ。
けれど今は山中の時代、モレノはさすがにもう落ち目?、いや山中より若い。
12度の防衛を果たし、アブネル・マレスに破れ2階級制覇はならなかったが、僅差であり負けといいづらい内容。
互角相当でマレスにミーハーファンがついた結果だ。
王座を失った試合もパヤノが頭から突進しバッティングで負傷判定と、あれでは気の毒だ。
しかしリング誌で10位、9位にも選出された山中はここでくじけるわけにはいかない。
モレノは実力、実績の割りに人気がなく、再浮上を期待するのは関係者くらいだ。
パヤノ戦以来ブランクで1年ぶりの試合だ。
時の流れは完全に山中である。
しかし山中は手数がそれほど多くなく、足が速いわけでもなく、モレノとお見合いし噛み合いにくそうな気がする。
遠距離のアウトボクシングではモレノの方が手が出る。
マレス戦がはじめてのダウンだったというモレノ、これは打たれ強いのではなくほとんど打たれないボクシングをしてきた証だ。
シドレンコやダルチニアンをさばいてきたが、やはりファイター型に苦労しているところがある。
マレスもシドレンコもパヤノもモンシュプールもガンガン前に出てモレノといえどギリギリだった。
山中は攻めなければ勝てないだろう。
モレノのすごさは距離は遠く自分だけ当てて当てさせない。
安全運転の塩スタイルの割には手数は多い。
パワーがないわけではないのにあえて遠くから軽打を放つ。
自分はノーダメージで終わる試合が多い。打ち合いの激闘と無縁のテクニシャン。
下の写真に特徴がよく出ているとおもう。
体がやわらかく、相手が届かないところから軽いパンチをビシビシ当てる。
スピードがない相手だとリンチのごとく一方的になる。
モレノのパンチの当てにくさはすべてのボクサーでもトップレベルなので、その相手に左を炸裂させたなら
本当の意味でバンタム級の世代交代といえ、大いに自信となるだろう。
モレノのアウトボクシングは小柄な選手に機能しやすいが、山中は数値だとモレノより背が高い。
これは有利な点だろう。
やばい、不遇なモレノを応援したくなってきた。
パヤノがウォーレンとやり、山中はモレノと
地味でもハイレベルになってきましたね、バンタムも。
[youtube]https://youtu.be/k4BqJwC5DCA[/youtube] [youtube]https://youtu.be/4F-2iLVlHjU[/youtube]