攻略本は既にある、パンチは強いがスタミナとボディに欠点があるとみていたサルダールですが、攻略ならずでした。アプリの有料化が怖くて観戦しませんでしたが、某有名サイトのコメント実況によると、挑戦者らしく捨て身の打ち合いとまではならず歯がゆい展開だったようです。
やはり皆さんの予想は結果を的確に反映していますね。
さすがの観察眼です。
WBOミニマム級王者ビック・サルダールは東京後楽園ホールで谷口将隆を破り初防衛に成功した。タイトルを獲得したのも敵地日本だ。
118-110
117-111×2でサルダールは初防衛に成功、現在5連勝中だ。
谷口は3連勝でこの日を迎えた。オーソドックスとサウスポーの戦いは互いの利き手によるフィニッシュブローを狙うというシンプルな攻防となったが、サルダールの方がサウスポー対策できていたようだった。
25歳のサルダールより3歳若い谷口はバックステップを踏むサルダールに左を放っていったが、サルダールは巧みなボディワークでかわし、劇的に倒したい最終回も危険な谷口を捌いた。
トレーナーのミハエル・パラシオスはサルダールのゲームプランに満足した。この試合に備え2カ月間のトレーニングをしたサルダールは休暇に入る。
パラシオス
「サルダールは未だ評価されていません。この王座のエリミネーターとして、ロバート・パラデロ(17勝11KO)とウィルフレド・メンデス(11勝4KO1敗)が計画されているそうだが、(3月9日)その勝者と戦うことになるでしょう。
今年最初の日本人世界奪取も可能なのではと期待していましたが、試合前のニュースで、谷口はスキル、スピード、破壊力など、いわゆる「自分のボクシング」的な発言をしていたので、ちょっと違和感がありました。自分の良さを出すよりも相手が嫌がるファイトに徹すべきだとおもっていました。
その「自分のボクシング」とやらがすさまじくハイレベルで全てにおいて相手を凌駕するものであれば別ですが、それで何度も国内で接戦をしてきた程度であれば、王者に対しては極端な戦い方をしなければなかなか突破できないでしょう。
これが糧となり、何かに秀でた強いファイターに生まれ変わることを期待します。
ロバート・パラデロ(17勝11KO)とウィルフレド・メンデス(11勝4KO1敗)というエリミネーターはプエルトリコで開催されるそうなので、メンデスというのが期待の選手なのかもしれませんが、パラデロがミニマム級の本命とみているので楽しみです。運動神経抜群のフィリピンらしい粗削りな青年ですが、ミニマムでも小さいのが気になるところです。
https://www.youtube.com/watch?v=tpkujolXF2s