絶望の淵から明日へ /ゲナディ・ゴロフキンの次なるステップ

毎回同じような記事ですみません。これまた毎度、本人ではなくアベル・サンチェスさんの言葉ですが、いい言葉がありましたのでご紹介。そうだ、なんだか今の状況は、あのマーベラス、マービン・ハグラーとどこか被るな。

ゲナディ・ゴロフキンが絶望の淵にいるのも無理はない。カネロとの初戦の引き分けは多くの物議を呼んだ。多くの識者はゴロフキンの勝利を支持した。再戦はよりクロスゲームとなったが、カネロがジャッジを味方につけた。

しかし確信はできないが、36歳のゴロフキンは戻ってくる。

アベル・サンチェス
「ゴロフキンは元気です。チーム全体がカネロ戦の政治に失望していました。およそ30年前にマービン・ハグラーはレナードに試合を奪われて引退しました。でも今となってはこれを悔やんでいるファンなどいますか?これもボクシングというビジネスの一部なのです。最近ではタイソン・フューリーもデオンティ・ワイルダーに試合を奪われたとおもっています。でもこれを乗り越えていかねばならないのです。乗り越えて目標を探求し続けなければならない。ゴロフキンにはまだ達成していない目標がありますから戻ってくるとおもいます。」

これはスポーツの見地からすれば興味深い時間といえます。
ESPNやDAZNのような放送局は、知名度の高いファイターとの大型契約でボクシング人気を牽引していきます。例えベルトがなくともゴロフキンはミドル級で巨大な星です。彼は大型契約するに値する立場にいます。

ゴロフキンは恐らくあと数週間以内に結論を出すだろうとサンチェスは言います。
カネロとの3戦目はとても興味深いシナリオになるだろう。

サンチェス
「それをやるなら我々はジャッジとも戦わなければならない。過去2戦とも負けたとおもっていないし、恐らく多くのファンも同じだ。過去2戦が正しいものだったかを証明するための3戦目があるかもしれません。2人とも大きな試合をし我々を楽しませたのは事実ですから。」

しかしゴロフキンの戦いは彼がどの放送局と契約するかによって変わってきます。カネロはDAZNと長期契約を結んだ。

サンチェス
「未来に繋がるものであればカネロと同じDAZNでいいでしょう。でも一番大事なことはゴロフキンにとって、ボクシングというスポーツにとってベストな選択です。カネロとの3戦目に夢があり、ファンがそれを望むなら3戦目は起きるでしょう。」

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ゴロフキンの声でなくアベル・サンチェスの声ばかりになってしまいますが、トレーナーなので選手の契約や行く末には無関係なのでしょう。

ライアン・マーティン
アレックス・サウセド
ムラト・ガシエフ

とアベル・サンチェスの選手はこのところパッとしません。ちょっとファイトスタイルがクラシカルすぎるかもしれません。

マービン・ハグラーVSシュガー・レイ・レナードを例え、時が経てば誰も気にしない。これもボクシングというビジネスの一部と認めている点は賢いなぁと感じました。

個人的にはゴロフキンの復帰を望みますが、DAZNやカネロとの3戦目はどうでもいいです。残りのボクシングキャリアを充実できる環境、条件がベストです。

3戦目があるとして、どうしたらあの肉体改造仕上げ極まったバトルサイボーグのごときカネロをノックアウトできるのか、ジャッジに委ねず結果を出すにはどうしたらいいか、具体的な指針が見えませんからね。

ハグラーさんそこのところいいアドバイスください。

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