決着する頃には、相手の動きがスローモーションのように感じたので、ゾーンに入っていたと言えるでしょう
独占映像では、日本のスーパースター井上尚弥が、モハメド・アリ・トロフィー、リングマガジンベルト、IBF&WBA統一王座を獲得し、ファン・カルロス・パヤノ、エマニュエル・ロドリゲス、ノニト・ドネアに勝利した彼の壮大ななWBSSの旅を振り返っている。
準々決勝と準決勝は、パヤノとロドリゲスの2人を相手に、合計5分29秒で試合を片付けた。しかし決勝で、日本の 「怪物 」は伝説のドネア相手にフルラウンドを要した。この試合は、「埼玉のドラマ 」と呼ばれ、ファイト・オブ・ザ・イヤー2019として称えられた。
WBSSの一員になった時の心境を教えてください。
井上
「スーパーフライ級の時は対戦相手を探すのに苦労していたので、WBSSの一員になれたことはとても嬉しかったです。」パヤノをわずか70秒で倒した後はどう思いましたか?
井上
「戦う前は、まさかパヤノを70秒で倒すなんて想像もしていませんでした。決着する頃には、相手の動きがスローモーションのように感じたので、ゾーンに入っていたと言えるでしょう。」ロドリゲス戦......あの試合の思い出は?
井上
「グラスゴーでの初戦で、初のタイトル統一戦だったので、とても興奮しました。最高の方法で勝ちました。最高の思い出になりました。」ドネアと戦ってみてどうでしたか?戦いから何を学び、勝つためにどのくらい苦労しましたか?
井上
「ドネアは僕にとってレジェンドの一人です。そのような思いから、試合がどうなるか予想することはできませんでした。第2ラウンドで眼窩骨折をしましたが、スマートでいようと心がけました。判定で勝ちましたが、とても大きな試練でした。」大会を振り返って、一番印象に残っている瞬間や今後の抱負を教えてください。
井上
「WBSSで一番印象に残っているのは、照明などの舞台演出です。あと、決勝戦の後に渡された(アリ)トロフィーの重さを今でも覚えています。WBOとの統一戦や階級を上げることなど、今後いくつかの選択肢があります。チームと話し合って決断していきます。」
次戦はよう、決まりますように。