当サイトもしつこいなと自負しつつ、もっと突っ込んでいるなと感じるのがTHE ANSWER(ジ・アンサー)というサイト。ほぼ毎日井上尚弥の記事が掲載されている。すごいアンテナだ。
井上尚弥ファンの方は是非THE ANSWER(ジ・アンサー)へ。見出しほど世界が大騒ぎしているわけではないとおもうけど・・・
Yahooを通じて目に触れる機会が多いこのサイトで、WBSS存続危機が回避される方向に向かっているとの朗報があった。
ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズの主催者たちが水面下で問題解決のために動き、大会を軌道修正しようとしている。ボクシングにとっての偉大なニュースだ。
シーズン2を迎えたWBSSが危機的状況を回避し、継続の方向に動き出したとのこと。準決勝計画には依然として多くの調整事項は残されているが、今ではファイターに給与が支払われ、会場が確定する望みが存在する。
全て関係者のツイッターによるものだそうだ。
[st-card id=47482 ]ここで、P4Pリストにも含まれる井上尚弥の活躍だけでも、投資価値はあるとおもいますよと書いたけど、よかったな。
[st-card id=47906 ]この記事では、ペイパービューに変わるDAZNの成功には、キラーコンテンツ、ボクシングアイコンが必要だというような事を感じた。WBSSクルーザー級を制したオレクサンドル・ウシクはDAZNと契約しジョシュアへのシナリオが約束された。
井上尚弥もそういうキラーアイコンだろう、日本よりむしろ世界にとって・・・
そして、軽量級のパイオニアとなりえる。
井上尚弥に関しては、まつわるニュースは欠かさず気になってしまう。
以下は日刊スポーツより
井上尚弥70秒KOのワケ…3つの作業
横浜アリーナに集まった約1万人の観衆たちが熱狂する中、所属ジムの大橋秀行会長は「うちのセコンドは変に騒がず、普段通り冷静だったでしょ」と真顔で言った。「だって練習を見ていれば1回KOもあると思ったから。驚かないよ」
開始ゴングから
<1>左ジャブで距離感覚をつかみ
<2>相手パンチの速さと軌道を見極め
<3>ガードの上にパンチを打たせて相手リズムを見抜く。この3つの作業をわずか約60秒で完了し、最後は「ナオ(井上)のセンス」(トレーナーの父真吾氏)で的確にワンツーをねじ込む。海外から招いた練習相手との初めてのスパーリングでも同じ光景が繰り返されている。
井上の攻略理論
相手の映像を見ながら『もっとも強い姿』を想像する。あえて相手を過大評価する。
自分のパンチは当たらないと考えてリングに立つと『結構、当たる』と思える。
パヤノ戦に備え、真吾氏も「直線的に攻めてくる選手。動画で感じる以上に相当速いと想定しよう。
対戦相手の最強バージョンを親子で考え、対策と戦略を練っている。8年前のアマチュア時代。高校2年の井上は全日本選手権決勝で駒大1年だった林田太郎に判定負けを喫した。真吾氏は準決勝で優勝候補を下して慢心が生まれたと反省したそうだ。
「あの負けが(相手を過大評価する攻略法の)きっかけ」
今年5月にもWBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(英国)を112秒でTKOで下しており、計182秒で王者クラス2人を料理した。
真吾氏は言う。
「これまでの世界戦で、相手が想定外の強さだったことは1度もないですね」
とても興味深く読んだ。
とてもシンプルな3つの作業だが、これが遂行できるのは井上尚弥だからかな。
井上拓真だって同じだろうし、大橋ジム共通のルーチンになりそうなものだから。
相手を過大評価する攻略法
これまでの世界戦で、相手が想定外の強さだったことは1度もない
なるほど・・・
エマニュエル・ロドリゲスにしても
ゾラニ・テテにしても
過大評価で臨むとあれば、想定外ということはないだろう。
想定内で相当強いから。テテは半端なくやりにくいだろうし・・・
そして、想定外の強さがありえるとしたらやはりそれはノニト・ドネアであろう。
かつてのドネアがまさに今の井上尚弥の如きであったから。
最近の対戦相手より、練習パートナーのジェネシス・セルバニアの方が井上にとってはよほど骨がありそうだという印象を受けるが、ならばそのセルバニアに競り勝ったオスカー・バルデスや、リコンドー、ゲイリー・ラッセルくらいの領域が井上尚弥にとっての未知なる世界なのかもしれない。
想定外の強さ(凄さ、困難)を想定して備える
なるほど、これはボクシング以外でも意識させていただこう。
いつ、どこで、想定外の強さの壁にぶち当たるのか、興味は尽きない。