ノックアウトのカタルシスで言えば、最近の試合では、ロマチェンコVSペドラサの前座に出てきた、テオフィモ・ロペスの右は震撼であった。そんなロペスを調べてみると米国にアマの天敵がおり、プロになっていた。12月15日、カネロVSフィールディングの前座には、バージル・オルティスJrやライアン・ガルシアが出場するという。ちょっと待て、米国には一体何人のホープがいるのだろう、という事でざっくりと整理してみました。
ライト級とその周辺に絞っています。なぜならアマでは対戦歴があったりするからです。
テオフィモ・ロペス Teofimo Lopez
11勝9KO
色々あって五輪は米国ではなくホンジェラス代表として出た。アンドレス・コルテスに勝ったり負けたりした過去があった。
世界戦のチャンスが一番早いかもしれない。
デビン・ヘイニー Devin Haney
20勝13KO
トップエリート。ルーベン・ヴィラやライアン・ガルシアに負けた過去もあるがきっちりリベンジしている。
ご存知負けにくい選手
ライアン・ガルシア Ryan Garcia
16勝13KO
人気では一番か。ヘイニーと双璧の実績。ブライアン・ルアやシャクール・スティーブンソンに負けた過去も。
バージル・オルティスには勝っている。
シャクール・スティーブンソン Shakur Stevenson
9勝5KO
リオ五輪銀なので実績ではナンバーワンか。ルーベン・ビラ、イシドロ・オチョアに負けた過去くらい。
イシドロ・オチョア Isidro Ochoa
6勝2KO
上記選手のアマチュア時のライバル。ヘクター・タナジャラに負け。
ジョセフ・アドルノ Joseph Adorno
11勝10KO
祝福された手というニックネームのプエルトリコの19歳。やはりかなりのトップアマで19歳
バージル・オルティス Vergil Ortiz Jr
11勝11KO
アマではライアン・ガルシアに勝てずも全KOのプロ向き。サルガドも余裕で葬った。
ブライアン・ルア Bryan Lua
5勝2KO
ヘクター・タナジャラ Hector Tanajara
16勝5KO
これまた非常に濃厚なトップアマ、カルロス・バルデラスやゲイリー・アントニオ・ラッセルと凌ぎを削っている。
アンドレス・コルテス Andres Cortes
9勝5KO
アルバート・ベル Albert Bell
13勝5KO
サウル・ロドリゲス Saul Rodriguez
22勝16KO1分
ガブリエル・フローレスJr Gabriel Flores Jr
10勝5KO
カルロス・バルデラス Carlos Balderas
6勝5KO
ご存知、成松に勝ったリオ五輪米国代表。キューバのラザロ・アルバレスに敗れた。
ルーベン・ビラに勝ったり負けたり
ルーベン・ビラ Ruben Villa
14勝5KO
このメンツでは多分小柄でフェザー級だが、ほとんどに勝ったことがあるくらいよく出てくる。
ローガン・ユン Logan Yoon
14勝11KO
韓国系米国人か、このメンツに混じってトップアマだった。ライバルに勝ち切れてはいないが。
ケンドー・カスタネダ Kendo Castaneda
15勝7KO
ケンドかもしれないが剣道みたいで覚えやすく、やはりトップアマ出身。
アンディ・バンセズ Andy Vences
21勝12KO1分
エリック・デレオン Erick De Leon
18勝10KO1分
ラモン・ローチ Lamont Roach
17勝7KO1分
ゲイリー・アントワン・ラッセル Gary Antuanne Russell
8勝8KO
下記アントニオより4つ若い22歳。こっちはスーパーライト級か。
ラッセル一家のしきたりか、試合が少なく相手も弱くキャリアがなかなか進まないが、猛者だらけの米国で一番だとおもっている。
楽勝すぎて査定できない面もあるが。
ゲイリー・アントニオ・ラッセル Gary Antonio Russell
12勝10KO
五輪に出ていない方のゲイリー・ラッセルの弟だとおもう。
スーパーバンタム級とあるが、上記選手との絡みが豊富で勝率もいい。
動画も紹介しようとおもったが、あまりにたくさんの有望な選手がおり断念した。
まだまだおり、そのほとんどがアマチュアのバックボーンがあった。
ジェルボンタ・デービスなども、この中の一人であったのだ。
今売り出し中で目立つホープもいれば、アマ時代は実力伯仲ながらプロでは主流から外れて注目されていない選手もいる中で、誰が大成するだろう?
お気に入りを見つけて追いかけてみるのも面白そうだ。
ある意味、世界ランクより険しいかもしれない米国のライト級周辺事情でした。
個人的には選びきれない、まだわからないので、サムネイルの人を応援します。
日本人と絡んだというその一点のみで。