最近書く事ないなとマンネリでしたが今日はいいな、7月20日、ルイス・ネリーVSファン・カルロス・パヤノ、それぞれの立場からのコメントがありました。
世間一般的には、ルイス・ネリーのステップ、勝利が予想される試合だが、私が言えることは・・・
「パヤノさん最高だ、かっこいいぞ、応援する」
負けて多くの日本人ファンのハートを掴んだ。
[st-card id=78145 ]ファン・カルロス・パヤノは昨年10月のWBSS準々決勝で、井上尚弥の右を食らい、あっという間に彼の夜が終わった事を覚えている。そして同時に多くの人々がパヤノのキャリアはこれで終わったと感じていたことも。試合が衝撃的であればあるほどその残像は強烈だ。
パヤノ
「今までは対戦相手探しに苦労してきました。世界王者になってからも同じで試合枯れでした。井上に対する敗北は決して望んでいたものではないけど、あれ以来対戦オファーが増えているのは興味深い出来事です。」2度のオリンピック代表、元WBAバンタム級のスーパー王者であるパヤノは現在フロリダのマイアミに住んで、7月20日のルイス・ネリー戦に向けたトレーニングに励んでいる。
キャリア初期、そのファイトスタイルから「ベイビーパッキャオ」と名付けられたパヤノは、昨年秋の運命的な敗北を克服し2連勝を目論んでいる。パヤノは今年、元スーパーバンタム級世界王者のイスラエル・バスケスを兄に持つ、米国無敗のプロスペクト、ダミアン・バスケスに対戦をオファーされた。バスケス陣営の考えを理解するまで、将来有望な若き無敗のプロスペクトがパヤノにオファーしてきたのが信じられなかった。
https://www.youtube.com/watch?v=A5kZAIpPmiM
ヘルマン・カイセド(パヤノのトレーナー)
「井上尚弥は素晴らしいファイターです。見て下さい、このワンツー、パーフェクトなコンビネーションです。他のあらゆるバンタム級のファイターがこのノックアウトをみた。そして私のパヤノは35歳だ。あれから急に今までパヤノの名前さえ発音できないような連中が彼と戦いたいと連絡してくるようになった。まぁ、いいでしょう。バスケスや彼のチームにはその考えが間違いであった事を証明した。彼らは狼の檻に若いバスケスを放り込んだんだ。今度はそれをルイス・ネリーのチームに思い知らせてやるまでです。」
もちろん、バスケスとパヤノには大きな経験、スキルの差があった。しかし次のルイス・ネリーは元タイトリストであり、現在世界でベストのバンタム級の一人とみなされている男だ。
メキシコ、ティファナのノックアウトアーティスト、ルイス・ネリーはしばらくの間、WBC王者の栄光に浸っていたが、ドラッグテストの失敗や体重超過でタイトル剥奪、サスペンドを受けた。その後サスペンドが解け、元スーパーフライ級王者のマックジョー・アローヨに圧勝し華々しくアメリカデビューを果たした。
パヤノVSネリーの勝者がWBSSとは別のタイトルマッチに大きく近づく事は間違いない。WBSS優勝者との対戦もありえぬ話ではない。多くのファンや専門家は、過去の過ちというホコリを落としたルイス・ネリーが勝利し、順当にこの立場に就くと考えている。
パヤノ
「私はやれると信じている。ただの踏み台なんかじゃない。ネリーとネリーのチームが何を考えて私を指名したのかはわかっている。彼らが私にその代償を払うことになる。ネリーはわかっちゃいない。キャリア最悪の悪夢の夜となる事を。」
年齢、衝撃的な敗北から高級カマセとして需要が増すパターンはボクシングの常だ。
しかし真摯で献身的なパヤノにダメージや劣化はまだ少ないだろう。
パヤノは昔から、王者になっても対戦相手に恵まれず、試合が少なく、ラウシー・ウォーレン一人に翻弄された王者だった。実力者でも運に見放されていた。井上尚弥に負けた事で、今までなかった多くの対戦オファーが来るようになったことは喜ばしくも悔しくもある出来事だ。
ドミニカからマイアミに移住し、ボクシングだけに捧げたような人生を送るパヤノには、回り道をしてようやく掴んだ大きなチャンスと捉えて大暴れして欲しいと願う。
蘇えれ金狼
7月20日のメインはこの試合だな。
https://www.youtube.com/watch?v=TjwLiw2_PFo