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フェザー

野犬:オルランド・サリド

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昨日同じ名前のオルランド・クルスに勝って王者に返り咲いた。この男ほど雑草、いぶし銀が似合うのも珍しい。

既に12敗もしている。しかし負けを肥やしにしぶとく泥臭いボクシングが世界レベルに到達し、近年ではガンボアやマイキー・ガルシアなど超一流にしか負けていない。
スター候補だったファン・マヌエル・ロペスのボクサー人生を狂わせたのはサリドだ。
おもえば何も知らぬころファン・マヌエル・マルケス戦を見てどっちが勝ちだかわからない接戦をしていたな。

このサリドのことを好きだというファンは相当なマニア、曲者だ。
嫌いじゃないではなくて大好きだという人限定で言う。

雑草の宿命として必ず未来あるホープや人気選手とやらされる。
しかも王者なのにアンダードッグの扱い。
負けを望まれたような状況だ。

ロペスを2度下し、文句ない実力派王者と認知されたとたん、スーパーホープのマイキー・ガルシアに狙われ陥落。
過去の実績から今回の王座戦が組まれたが次戦はもうすでにアマの帝王ロマチェンコの2戦目の世界奪取の標的に指名された。

それでもサリドはそんなオファーから逃げない。
自分の立ち位置がよくわかっているのだろう。

サリドのボクシングはわかりやすい。
ファイター型の手本だ。

スローだが体力と手数、ボディで相手に迫り、足やテクニックを無効にしていく。
楽な勝利はなく相手の才能でポイント取られてもじわじわ体力削りとり、ギブアップ、根負けさせるスタイルだ。
華麗ではないけれどボディから崩すファイトスタイルは高いレベルに完成されており体力、馬力は平均のはるか上だ。

かといって特別パンチが強くも打たれ強い訳でもなく食えば効く、ダウンもよくするのだ。
それは我慢、忍耐のボクシングだ。

そんな、漢、サリドが迎えるアマの帝王ロマチェンコ

大半が

ロマチェンコの王座獲得

を予想しているだろう。

今回のタイトルマッチもサリドがこういう勝ち方をしてロマチェンコの相手になるだろうなというところまで予想通りだった。
並みのテクニシャンではサリドにいつか掴まってしまうのは見た目でわかった。

と、野良犬の宿命背負ったサリドに肩入れしつつ、自分もロマチェンコの王座獲得が濃厚であると見る。

しかし注目すべきは内容だ。

スピード、テクニック、バリエーション、試合数の経験、すべてロマチェンコが上だ。
というよりロマチェンコより上なやつはいない。

けれど舞台はプロなのだ。アマではサリドは20-0くらいで完封されてしまうだろう。メダルに届くタイプのボクシングでもない。
プロでのしぶとさでいえば全階級屈指、どんな人気選手とも試合をこなしてきたサリドほどアマチュアにとって嫌な存在もないだろう。
最高の組み合わせだ。

そういいつつ、並みのアマでないロマチェンコのスピードとテクニック、絶対的な実績をみるにつけ、どう考えても勝利は揺るがない。
勝敗は別として、この漢、サリド相手にどんな勝ち方をするのだろうという点が既に興味の対象だ。

今プロで最もスマートで申し分のない力を発揮しているマイキー・ガルシアはサリドを圧倒し何度も倒したが、結局は粘られ、自身の負傷判定での決着となった。
あの試合よりも一方的になるのだろうか?それともサリドの重圧に苦戦し判定勝利が上等か?

そのあたりがとても興味あります。

フェザーですから復帰するドネアと同じ階級。リコンドーも長谷川も一階級しか違わない。下田もいまやフェザー級、ジョニゴンもいてサンタクルスも狙ってる。
もう一人のスーパーホープのゲイリーラッセル、ひとつ上にはもうマイキー・内山、三浦、ガンボアだ。

こんなタレント揃いの中でもロマチェンコがやはり別格といえるのだろうか?
そうだとしたらそれはそれでとんでもない世界を目撃することになる。

この中で一際、サリドは異色、異端である。

次で負けるまでの王座とおもわれている状況で野犬が荒れ狂う姿が楽しみだ。

特別な才能のないボクサーはドネアやメイウェザーに憧れるんじゃなく、このサリドを目指せ。
そのほうがよっぽど強くなれる。

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こういう男をプロボクサーと言うのだ。
強い奴から逃げてどうして強くなれるのかい?

○岡も亀○も一生ロマチェンコにはなれないよ。

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