11月18日IBFスーパーフライ級王者、ジェルウィン・アンカハスの3度目の防衛戦の相手です。現在、スコットランドの田舎で激しいトレーニングをしています。ありがちなストーリーですが、分析力はなかなかです。
ジェイミー・コンラン
19勝11KO
アマ
107勝11敗
アマチュア世界選手権覇者、ロンドン銅、リオでは採点に異を唱えプロ入りした大器、マイケル・コンランの兄として知られています。
コンラン
「アンカハスはスーパーフライ級で2番目に強い王者だとおもいます。1番はWBOの井上尚弥です。ロマン・ゴンザレスを2度破ったシーサケットより強いとおもうし、カリ・ヤファイよりも優れているだろう。弟のマイケル・コンランがパッキャオVSホーンのアンダーカードで試合をした時にアンカハスを観ました。強いボディパンチャーです。人生で最も厳しい戦いになるでしょう。」
弟のマイケルの方が期待値の高いトップホープなので、ジェイミーは弟とペアでの記念撮影で忙しかったそうです。
ジェイミーがこのようなチャンスを得るのは幸運な事です。2009年にプロになってから、彼は11勝100敗、14勝118敗のような相手と試合をしており、このポジションにはほど遠いボクサーでした。
キャリアも停滞し、ジェイミーは病院の清掃員や航空機エンジニアなどいくつかの副業をしていました。今のマネージャー、マシュー・マックリンが手を差し伸べた時には道路工事の作業員をしていました。
コンラン
「その頃は仕事で忙しく、夢を失いかけていた。マックリンの力でこのチャンスを掴むことができました。」
2016年に英国で最大の力を持つフランク・ウォーレンと契約しました。
コンランのキャリアは決して順調ではなく、苦戦も多いものでした。逆転KO勝利などで年間最優秀試合候補になったほどです。
「効かされてダウンもし、流血で数ラウンド目がみえないような状況も経験してきたので、そういう逆境には強いですよ。アンカハスが強いボディパンチャーのサウスポーである事は承知ですが、スイッチヒッターの弟とのスパーリングなどの経験が生きるでしょう。アンカハスはヨーロッパにないスタイルのボクサーですが、お互い様です。彼もまた、経験したことのないボクシングを味わうでしょう。私にはそういうスタイルがあります。自分自身をテストするのを本当に楽しみにしています。」
コンランには婚約者との間に2月出産予定の第一子がいます。
王者になるという夢以上のもののために戦います。
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映像を見る限り、大苦戦ばかりだし肉体の強さがアンカハスとは雲泥の差がある気がするが、強い気持ちを持った逆転男であり、アイリッシュはタフなので、どんな結果が待っているかはわかりません。逆にフィリピン人はポカも多いです。本当に期待されているのは弟のマイケルでしょうけど・・・
井上尚弥を一番評価しているクレバーさも買いです。