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決戦前夜・WBSS前夜/今週の主役はSuperFly3の井岡一翔

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既に米国のどこかのジムでイスマエル・サラスとトレーニングしているのか、結果を出せばこの男こそ井上尚弥に次ぐ日本の第一人者だが、結果を出せるでしょうか?

今週末のSuperFly3のメンバーを改めて紹介します。

WBOスーパーフライ級王座決定戦 ドニー・ニエテスVSアストン・パリクテ

ドニー・ニエテス

41勝23KO1敗4分

ミニマムから3階級制覇王者。これだけの戦績で日本人との対戦が一度もないのはフィリピンのガチで強い方だから。36歳で身長160センチと小柄だが、ビッグマッチや相手を求めてここまで来た強豪といえる。ずっと見過ごされてきた軽量級のレジェンドの一人と言われている。

ALAジムのスタッフからキャリアをはじめてジムの看板選手となった。技巧派のパンチャーで万能的な試合巧者、上下の打ち分け、コンビネーションに混ざるアッパーが鋭い。キャリアと技巧では断然優位だが、年齢、体格に不安が残る。スーパーフライ級ではさすがにパンチャーではないだろう。やや大振りでフッカーの傾向もある。同国の若い大柄なパリクテをどう攻略するのだろう。

アストン・パリクテ

24勝20KO2敗

27歳。170センチある階級では大柄なパンチャー。ロイ・ジョーンズにプロモートされて、米国でも結果を出している。この人も日本人との対戦歴はない。フィリピンでこのKO率だと間違いなく脅威のパンチャーだろう。

大柄だが、近い距離でコンビネーションを放つ打ち合い型。コンビネーションに混ぜるアッパーがやはり脅威。プレッシャーをかけることなく正直に打ち合い、パワーとキレで打ち勝つファイトをする。36歳のニエテスの方がスピーディーでテクニカルだが、一発の威力はパリクテ。フィリピンのレジェンドに勝つとしたら若さと体格パワー差だろう。技巧では劣る。

ファン・エストラーダVSフェリペ・オルクタ

ファン・エストラーダ


36勝25KO3敗

メキシコ軽量級の重鎮でこの階級では一番のビッグネーム。元フライ級のスーパー王者。トップに長く君臨する重鎮だがまだ28歳と若い。階級トップのシーサケットに肉薄し再戦を目指している。序盤はシーサケットのパワーに劣勢だったが、技術的精度の高さと修正力、慣れた後半は逆転しかけた。
メキシカンクラシックの巧さとパワーとタフネスを兼ね備えたオールラウンダーで欠点が少ないが、誰とも噛み合うスタイルなので激闘になる。元々スーパーフライでキャリアをはじめた選手らしく、ロマゴンより階級適正はあるが、この階級では大きいともパワフルだともいえない。爆発力は落ちたが精度が上がり、緻密な技巧派となった。現在無冠だが王者候補の最右翼であり、シーサケットに次ぐ2番手の選手といえるだろう。WBA王者のカリ・ヤファイやIBF王者のジェルウィン・アンカハスよりも上とみる。

フェリペ・オルクタ


36勝30KO4敗

戦績だけはエストラーダに負けてない。170センチある32歳のパンチャー。2敗はオマル・ナルバエスにSDとMDなのでほぼ互角か。エストラーダ以上のKO率でパンチが強そうだが、よくいるメキシカンタイプでパンチにモーションがありしっかり打ち抜くタイプで、回転力やリズム、スピードで超一流にやや劣るようにみえる。エストラーダの速いリズムに対抗できればパワーも経験もあるので強敵だろう。

マックウィリアム・アローヨVS井岡一翔

マックウィリアム・アローヨ


17勝14KO3敗

フライ級の北京五輪プエルトリコ代表と紹介されているが、2009年の世界選手権金メダリストであり、決勝ではニャンバヤルに18-2で勝っている。元アマチュア世界王者なのだ。将来を嘱望されたが、デビュー直後に日本の岡田にアップセットで敗れ、アムナット、ロマゴンに負けて未だ無冠。ラストチャンスに近かったカルロス・クアドラスを破り、サバイバルに成功した。

運とタイミングで世界王者になっていても不思議ではない実力者でプエルトリカンらしい打ち合いのボクサーファイター。正直なボクシングで誰とでも噛み合う。パンチも強い。

井岡とは噛み合うだろう。ディフェンスで井岡が優れ、パワーでアローヨが勝る。テクニックは互角か。同じ対戦者のアムナットをダウンさせ肉薄したのはアローヨであるし、ロマゴンやクアドラスと戦ったキャリアは井岡に勝るとおもわれる。この試合の勝者がタイトルマッチにふさわしいのに異論はない。レベルの高い好勝負を期待。体格差もほとんどない。32歳。

井岡一翔

22勝13KO1敗

アローヨと違い恵まれて3階級を制覇した、元日本を代表する王者。ニエテスと同じ4階級制覇を目指して引退から再起してのチャレンジ。29歳はボクサーとして最盛期と言えるだろう。

叔父と違ってディフェンス意識が高く、守りが固い。パンチもコンパクトで危なげがない完成度の高いスタイルを持つ。日本ではタイ人を相手にがっちり守りボディを叩けば相手は倒れてくれたが、このレベルではそう簡単にいかないだろう。しっかり守り、パンチの精度で後半勝負型だが、やや小さくまとまりパワーレスにも感じる中で初のスーパーフライでアローヨ相手に同じボクシングが通用するだろうか?出てくる選手には噛み合うがアムナットのようなボクサー型には応用がなかった。アローヨをコンパクトボクシングと緻密さで上回れるか、パワーに飲まれるか・・・ベルトはかかってないが過去最強といえる相手、舞台だ。

過保護、日本を出ない井岡がこういう舞台に出ることがポイントで、今後の日本人の世界戦の在り方を象徴するような出来事という意味で歴史的なことである。日本でどの程度報道されるかわからないが、大みそかにお祭りのようにやっていた儀式よりもよほど大きな、重要な試合である。これが世界のボクシングである。

アミール・カーンVSサミュエル・バルガス

こんな試合もあります。
パッキャオ戦をまだアピールしているカーン、ポカがなければウェルターではまだやれるはず。

WBCウェルター級王座決定戦 ダニー・ガルシアVSショーン・ポーター

これが世界的にはメインだろう。左フックの爆発以外は大人しめなダニー・ガルシアと、イケイケドンドン、アーロン・プライヤーみたいに獰猛なポーターだが、本家に比べやや精度が低い。誰とやっても面白く、頑丈なポーターに期待する。

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原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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