初戦はGGG、2戦目は接戦、そして決着戦。年齢は32歳と40歳、2戦目からカネロは飛躍し、多くの試合と富を手にした。Sミドル、Lヘビー級のベルトも手にした。ゴロフキンはピークを過ぎ、伏兵に苦戦、試合数も減った。明らかに、状況はゴロフキンに不利、厳しいと言わざるをえないが、有無を言わず、ゴロフキンを応援しなくてはならない、そんな試合。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
カネロ | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 10 | 9 | 9 | 9 | 10 | 9 | 115 |
ゴロフキン | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 10 | 9 | 10 | 10 | 10 | 9 | 10 | 113 |
1R
落ち着いた立ち上がり
両者ジャブを散らし様子見なので五分だが
それだと地元の
カネロ10-9
2R
まだ動きはない。
GGGがほとんどジャブだけなのに対し
カネロは大きな右や左フックを振っていく。
しかしやや遠く当たりは浅い
カネロ10-9
3R
両者慎重でダメージショットの交換はほとんどないが
GGGが大人しいので、地元カネロの一挙手一投足に会場が沸く
GGGはそろそろエンジンを上げた方がいい。
カネロ10-9
4R
GGGが細かなパンチを増やしていくが
カネロが大きなパンチで会場を沸かせる。
判定決着だとGGGに厳しい展開。
カネロ10-9
5R
村田戦でもこのあたりからGGGが支配しはじめたし
村田戦ほど効かされてないGGGだが、カネロペースを遮断できるか。
GGGはここまでよく守っているがさしたる攻撃をみせていない。
さしたるダメージはないとおもうが、大きな右を出したカネロ
に会場は傾いている。
カネロ10-9
6R
やはり年齢による劣化か、GGGは見せ場がない。
しかし打たれて効いているわけではない。
カネロのスピードに対処できないのかな。
この回はカネロのビッグパンチも鳴りを潜め、細かなパンチと
重厚さで
GGG10-9
しかしカネロペースだ。
7R
もうGGGはカネロを倒すしかないだろう。
たいしたダメージはないが、ポイント劣勢だ。
重厚な攻撃が全く発揮出来ていない。
しかしカネロもパンチを当てているわけではなく
消耗してるのか、何も動きがない。
カネロ10-9
8R
両者に迫力がない展開。
カネロも疲れてきたのかな。
GGGはリスクをとって倒しにいかねば勝機は薄い。
カネロが下がったり、ガードを固める時間もあるが
GGGが有効な攻撃をみせることが出来ない。
GGGの小さなアッパーが有効か。
ペースはカネロだが、消耗したのか慎重で、後半はGGGの攻撃が上回る。
GGG10-9
9R
GGGに往年の凄みがないが、カネロにもいつもの迫力がない。
会場はフルマークでカネロだが、消耗度は同等にみえる。
GGGはポイントをとるだけでなく倒さねば勝利はない。
打ち合いになるとカネロの方が効いている、苦しそうにもみえる。
やはりGGGが攻めるとカネロは苦しそう。
しかしカネロも打ち返し、見せ場は作る。
会場はカネロだろうが、パンチの効果で
GGG10-9
10R
過去2戦を考えると、このまま判定でカネロ勝利となるだろう。
2戦目ほど打ち合いになっていないが、カネロは効いているようにもみえる。
GGgはあと3ラウンドでノックアウトできるかどうか
判定だとまず勝てない。
GGGは上体だけで打っており、足が止まっている。
消耗度、ダメージは同じくらいだとおもうが、前半がもったいない。
GGG10-9
11R
GGGの出来が悪いがカネロもあまりよくない。
ビボル戦の敗北が効いているのではないか。
12Rは踏ん張るだろうからここが勝負だが、GGGに逆転の一発は出ない。
前半はカネロが見せ場を作り、後半はGGGがいいが、ジャブや小さなパンチなので印象は薄い。
カネロ10-9
12R
正直、両者共にピークアウトしたような寂しい内容だが、カネロ勝利で決着となろう。
後半はダメージ的にはGGGの方が与えたとおもうが、アピールに乏しく、
前半に失点を続けたのが響いた。
P4Pを問う戦いではなかったようにおもう。
GGG10-9
最後は両者が健闘を称え、抱き合ったので、よかった。
個人的にはかなりGGGに好意的な採点をしたが、勝てなかった。
大差でカネロだろう。
116-112
115-113
115-113
カネロ
おもったより接近していた。
ジェシー・ロドリゲスVSイスラエル・ゴンザレス
超新星のロドリゲスだが、アンカハス、ロマゴン、ヤファイなど一流どころに負け、石田に勝ってるゴンザレスも骨がある。ゴンザレスのストレート系がいいが、ややパンチは軽い。ロドリゲスの方が上下にクリティカルなパンチを入れている。常にロドリゲスが前に出て、ゴンザレスが迎え撃つ展開でロドリゲスの方が大事なプロスペクトなのでポイント有利だろうが、内容はほぼ互角。
8回、ゴンザレス、流血の上、ロドリゲスの執拗なローブローでダウン。ダウンではなく減点だが、ゴンザレスは苦しい。
9回。ゴンザレス開き直ってロドリゲスと頭をつけてボディアッパーを打ち合う。ロドリゲスは執拗に上下にいい角度のパンチを散らすが、結構被弾するし消耗する戦い方だ。やはり、強打者ではない。
実力伯仲で判定臭の漂う展開も、中差か大差でロドリゲスになりそう。この選手は巧くて執拗だが、決め手不足だ。11回、ゴンザレス悶絶ダウンだが、これまたローブロー。ローブローが主武器になってしまっている。
118-109
117-110
114-113
ロドリゲス