選べない8人の男たち/妄想のWBSSフェザー級

ニャンバヤルVSマレロの記事で、WBSSやっちゃえというコメントをいただいたので遊んでみました。なので次回に実現しそうだとかいう意図は何もありません。

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WBSSは存続自体も不透明だし、今までの経緯をふまえると、ウシクや井上のようなカリスマ的なスターが生まれないと厳しいのだ。あらかじめそういう選手を仕込んでおく必要がある。だからクルーザー級2や、激戦区ではあってもスーパーライト級は少し弱い。カラム・スミスやプログレイス、テイラーをスターにしたいのかもだけど・・・

だから開催すべき階級というのは入念な調査、マーケティングが必要なのだ。人気爆発、存続のために。

①ゲイリー・ラッセルJr

Gary Russell Jr.
29勝17KO1敗

彼にはこういう機会がないと厳しい。消えていきそうだ。階級ナンバーワン評価だが、対立王者は皆彼を避ける。(慢性的な拳の怪我を抱えていると噂されているが)試合が少なすぎる。このまま消えたら、マーク・ジョンソンの繰り返し、いやそれ以下の評価で終わる。

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②レオ・サンタクルス

Leo Santa Cruz
35勝19KO1敗1分

アドニス・スティーブンソンが落城して、感覚的には彼が一番在位が長いように感じる。(実際にはフランプトンに一度負けているが)格下でも100万ドル近く稼ぐ人気があるのか、口は達者でも勝てそうな相手としかやらない。次もかなり順位の低いランカーだ。それでも最近は統一、ラッセルを口にし、「俺はラッセルと試合せず階級アップはしない」と言っていた。ならばやろう、今すぐに。

③ジョシュ・ウォーリントン

Josh Warrington
28勝6KO

日本の天笠とも熱戦をした新王者。アマのキャリアはあるのかな。フランプトン戦をクリアしたのはちょっとしたアップセットともいえる。正直、この程度でも王者になれるんだな、フランプトンを超えられるんだなというくらいの印象しかないが、たたき上げ感が強く、これからも益々強くなっていくのかもしれない。

④オスカー・バルデス

Oscar Valdez
24勝19KO

五輪に2度も出場したほどのアマチュアエリート。トップランクのアイドル。激闘王で誰とでも噛み合うが、少しのスピード、スキル、根性で上回りベルトを堅守している。フェザー級では丁度いい実力の王者くらいの印象。

⑤シャクール・スティーブンソン

Shakur Stevenson
9勝5KO

リオ五輪米国代表にして銀メダル。メイウェザー2世の呼び声も高い21歳。
デビュー時はパワーレスだったが最近はキレるパンチでKOも板についてきた。まだ9戦だがモノが違う才能で2019年には世界戦に絡むとおもわれる。パンチが異様に長く伸びる。ディフェンスもいい。スター候補だろう。

⑥マイケル・コンラン

Michael Conlan
10勝6KO

シャクール・スティーブンソンと平行して出世を急ぐキャリア。世界一のファンベースを持つといわれるトップアマアイドル。スキル差をみせて危なげなく勝ってきてるが強烈なノックアウトはみたことがない。相手も元気でこれはパワーに問題があるのではないかな。しかし王者を待望されているだろう。

⑦マーク・マグサヨ

Mark Magsayo
18勝13KO

第2のパッキャオの可能性を秘めるフィリピンの天才児。もう1位なので世界を見据えてプロモーションを変えたが上手くいかず昨年は試合なし。世界を獲るにはあと少しの経験が必要だとおもうけどもったいない。上位陣全てを凌駕、倒すポテンシャルだけはある。

⑧ジャック・テポラ

Jhack Tepora
22勝17KO

マグサヨと同じフィリピンのホープでもこちらが先に(暫定)王者になった。才能はマグサヨの方があるとおもうがそこが運や縁でもあるのだろう。そんなに強くみえないがサウスポーなのとこのKO率なのでマグサヨより完成はされているのかもしれない。

⑨キッド・ガラハド

Kid Galahad
26勝15KO

英国白人ならばもうとっくに王者に、チャンスを掴んでいてもいいキャリアと実力だが避けられ続けている。同じ英国のウォーリントンに対戦を呼び掛けているが色よい返事はもらえない。距離感巧みな相当なテクニシャン。

⑩清水聡

Satoshi Shimizu
8勝8KO

日本人の切り札。オスカー・バルデスよりも結果を出してメダルを獲った。しかし上記これだけの猛者がいる中で10戦未満、アジアだけの記録で世界に挑んでいいものか。強烈なサイズとパンチ力、ディフェンススキルがあるが見た目ではわかりにくい。

⑪ジェネシス・セルバニア

Genesis Servania
32勝15KO1敗

バルデスに惜敗したものの内容の良さからトップランクと契約した日本所属のフィリピン人。井上尚弥の相手がまともに務まるハイレベルなスパーリングパートナー。誰とやっても善戦しそうなくらい小気味よくまとまっているがフェザー級ではやや小粒か。

⑫ジョセフ・ディアス

Joseph Diaz
27勝14KO1敗

弱腰王者が避けるので昨年最強王者のラッセルに挑むも敵わず。暫定王者のヘスス・ロハスには技術勝ちしたが自身の体重オーバーで戴冠ならず。ロンドン五輪代表でオスカー・バルデスと互角(勝っている)ほどで王者の力は既にあるが、このレベルだと倒しきれないサウスポー。

⑬ジェシー・マグダレノ

Jessie Magdaleno
25勝18KO1敗

ドネアを破り安定王者の仲間入りかとおもいきやガーナのドグボエに全てを持っていかれた男。オスカー・バルデスの友人(練習仲間?)で、セットで宣伝されており、サウスポーな点も含めてバルデスより安定感を感じたこともあるが、減量苦というほどの体格にはみえない。小さな実力者。

⑭クリストファー・ディアス

Christopher Diaz
24勝16KO1敗

王者になるつもりがまさかの伊藤雅雪に敗れ、一階級下げてきた。元々スーパーフェザー級でもパワーと爆発力の選手だっただけに期待値は高いが、このメンツに混じって輝けるかはまだ全く不明。

⑮クラウディオ・マレロ

Claudio Marrero
23勝17KO2敗

1月26日のニャンバヤル戦で生き残りをかける。
王者級の才能を持つ天才サウスポーだがポカがある。

⑯トゥグッソト・ニャンバヤル

Tug Nyambayar
10勝9KO

ロンドン銀メダル。モンゴルの切り札。
クラウディオ・マレロ戦に勝てば世界挑戦の最優先権を得るだろうが、やってくれる王者がいるかはわからない。出世を期待。

⑰ジョエット・ゴンザレス

Joet Gonzalez
21勝12KO

ここからガクッと知名度が落ちるが、アマではゲルボンタ・デービスに勝ったほどのホープ。

⑱ブライアン・デ・ガルシア

Bryan De Gracia
24勝20KO1敗1分

主要各団体でランクされるパナマ人。パナマは時々いいボクサーを輩出する。

⑲マニー・ロブレス

Manny Robles III
17勝8KO

選手かトレーナーかわかんないがマニー・ロブレスという名前はボクシング界で有名でその3世なのだろう。
米国で無敗なのでエリートだろう。

⑳タイラー・マクリアリー

Tyler McCreary
15勝7KO

少しゲルボンタ・デービスみたいなムードを持つ米国アマチュア出身。

㉑ジェイソン・サンチェス

Jason Sanchez
13勝6KO

米国のボクシングファミリーの無敗ホープ

㉒オレグ・マリノフスキー

Oleg Malynovskyi
23勝7KO

ウクライナの30歳。ランクは上位だし国柄アマチュア上がりだろう。チャンスは掴めるか。昨年は1試合だけ。

㉓ルイス・レブロン

Luis Lebron
14勝7KO1分

プエルトリコのホープ。日本もそうだが、世界に挑むなら一人に絞り込んだ方がいい。クリストファー・ディアスとやってみては?

㉔カルミネ・トマゾーネ

Carmine Tommasone
19勝5KO

オスカー・バルデスの復帰戦に選ばれたイタリアの34歳。プロとしてリオ五輪に出場、メキシコ代表を下し2回戦でキューバのラザロ・アルバレスに敗れた。ラザロ・アルバレスならば仕方ない。上記選手も敗れている。34歳が若さを全面に出すバルデスを破ったらなかなか面白い。

王者以外の4名くらいを選出するつもりが、気の置けないランカーまで紹介してしまいました。
清水さえ、8名に残るのは厳しいでしょう。上記の通りタレントはなかなか豊富です。
貴殿ならどんな8名(4名)を選出しますか?

ウシク、井上のようなカリスマがしっかりといます。
世界的には

シャクール・スティーブンソン
マイケル・コンラン

でしょう。
経済効果抜群です。

個人的には

マーク・マグサヨ
トゥグッソト・ニャンバヤル

ネクストパッキャオに相応しいアジアの雄もここにいます。

私がWBSSのスタッフで次も開催するならば、フェザー級は一押しです。
誰がブレイクしても面白いんじゃないかな。

しかしよくよく考えたら、トップランクはWBSSに出ないな。
ここにリコンドーを入れると台無しになっちゃうのかもしれません。

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