オスカー・バルデスVS大沢宏晋

11月5日、ラスベガス、パッキャオの前座に組まれたみたいです。
大沢の事も大星ジムやロマンサ雅ジムというのもほとんど知りません。
絶望的な記念挑戦といいたいところですが、大沢自身は立派なキャリアですね。

大沢 宏晋
30勝19KO3敗4分

https://youtu.be/tXPvV8p8yPk
https://youtu.be/fyZ8wVC4Clg

松田直樹に勝っているのが目立ったところかな。

それでも無名の不利な挑戦であることは間違いなさそうです。
バルデスはバンタムでも違和感ないくらいの体格で新米王者ですが、次期メキシコスーパースター候補の一角。
メダルこそないが彼もロンドン組。北京組でもある。

20勝18KO

バルデスは機動力、瞬発力に優れており、井上尚弥と同様にテキパキ、キビキビ感が半端ない。
いかにもアマチュアエリート。連打型ですがパワーもあります。

五輪も2度も出ておりロマチェンコとの対戦歴もある。
ロンドンではメダルなし、清水がメダルとりましたが、2人の対戦があったらメダルはバルデスのものだったかもしれません。
プロでの動きをみる限り。

https://youtu.be/Ybc52dUEMXE
https://youtu.be/ZszOCdw3_ss

キャリアは大沢の方が倍近いけど、相手の質はバルデスがずっと上。
元王者のグラドビッチやクリスアバロス、無敗のルエダとの決定戦を制して無敗のまま順当に王者になりました。

メキシコでは抜き出た逸材でしょう。

ただ、今後ブレークするかもしれない選手ですが、そこまで興味がないのは、フェザーでは小柄な事、技術もスピードも天才だが、フックばかりなところです。

ルーベン・タマヨ戦ではそのフックの隙をつかれ、ストレートでガツンとダウンを食いました。
https://youtu.be/ensqzKR61pQ

まぁ、映像比較した限りでは才能に勝るバルデスの圧勝しか予想できませんが
限定的な期待しかできない日本の地方ジム所属の選手がラスベガスで試合するというだけで
応援したい、やったれ、という気にはなります。

踏み込んでフックを主体に攻めてくるタイプで距離も遠くないので、臆さずストレートのカウンターをぶちこめば当たります。
手数と圧力に押されるようだと潰されます。

37戦もしてきたキャリアとしぶとさが若さと勢いの天才を呑み込む事を夢見る。
損得抜きで本当のチャレンジ精神があればこういう舞台に日本人も立てるんだな。
海外進出は最初はアンダードッグでも実現可能なわけです。

大沢 宏晋(おおさわ ひろしげ、男性、1985年5月19日 - )は、日本のプロボクサー、介護福祉士。大阪府大阪市出身。第42代OPBF東洋太平洋フェザー級王者。ロマンサ雅ボクシングジム所属。大阪市内の養護施設にヘルパーとして勤務しながら選手活動をしており、ファイトマネーはデビュー戦以来、大阪市、身体知的障害者団体等に全額寄付している。

偉いなぁ、ボクサー人生の集大成、最高の舞台、大暴れして欲しい。

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