「ペンは剣よりも強し」には続きがあって「ペンは剣よりも強し」ただし「偉大なる人物の統治下では」との条件が付くのだそうです。
という意味だそうです。
なーんだ、がっかり・・・
2017年時点でゲナディ・ゴロフキンはP4Pボクサーの一人だった。21連続KO記録を持っていた。2017年3月にダニー”ミラクルマン”ジェイコブスを破り、戦績を36勝33KOとしていた。
ジェイコブスは試合では打ち合いを避けた。ゴロフキンは当日10ポンド戻して170で試合に臨んだが、噂ではジェイコブスは180~185ポンドでリングに上がったという。そして驚くことに試合の大半をサウスポーで戦った。
接戦ではあったがゴロフキンは明確にジェイコブスに勝ち、再戦はなかった。
当時のWBO WBA世界スーパーウェルター級王者のカネロは155ポンドを超えることはめったになかった。
160ポンド(ミドル級)を視野に入れ、キャッチウェイトでフリオ・セサール・チャベスジュニアと164ポンド契約で戦いユナニマスで勝利した。チャベスはそれ以来試合をしていない。
カネロとゴロフキンの試合は財政的にネバダ州ラスベガスでゴールデンボーイプロモーション興行でなくては成り立たない。カネロはゴロフキンに対し走り回り、守備的だったが、ゴロフキンがこのような戦い方をしたら「チキン」と非難されていただろう。カネロはフリーパスを持っているかのようだ。
ジャッジの一人、アドレード・バードは118-110でカネロを支持。彼女は試合を見ていたのだろうか?その後、彼女は停職処分を受けたという噂があったが、それは間違いだ。バードはネバダ州の居住者であり、今も仕事を続けている。
別のジャッジのデイブ・モレッティは115-113でゴロフキンを支持。これが一番まともな採点だ。3人目のジャッジ、ドン・トレーラはアルバレスとデラホーヤにプレゼントを思いついた。114-114という再戦ありきのスコアだ。
ジェイコブスの方がゴロフキンに対し接戦を演じたといえるが、再戦を命じたものはいなかった。
(この記事の筆者は116-112でゴロフキン。)その後、この試合でカネロは禁止薬物を使用していたことが明らかになったがそれでもランクには残った。カネロはどのようにして処分を解除され、再戦にこぎつけたのだろう?カネロは試合をせず、ゴロフキンは元五輪選手のバネス・マルティロシャンと戦い、再戦は1年後にセットされた。
9月の再戦、初戦のジャッジ、デイブ・モレッティともう一人は115-113でカネロを支持。グレン・フェルドマンは114-114とした。カネロ陣営はIBOに金を払わなかったのでIBOはこれをタイトルマッチとして認識しなかった。
(筆者は115-113でゴロフキン)ラバーマッチを回避するため、カネロはWBAスーパーミドル級のロッキー・フィールディングとの戦いを選び勝利した。その後、スーパーミドル級にとどまるつもりはないと述べた。カネロはフィールディング戦をネバダ州立委員会とWBCの庇護がないニューヨークのMSGで開催した。(ゴロフキン戦は必ずネバダ州ラスベガス)
WBCはゴロフキンVSカネロの再戦に指示を出さず、敗者であるゴロフキンに暫定王者のジャモール・チャーロとの対戦を命じた。統括団体が王者でない者に対戦指令をするだろうか?通常であればゴロフキンではなくカネロにチャーロとの対戦指令を出すべきだ。
WBAはゴロフキンをデビッド・レミューの下の2位にランクさせた。レミューはかつてゴロフキンに敗れている。
これらは、ネバダ州立委員会、ゴールデンボーイプロモーションとその背後にいるWBCの陰謀だ。ゴロフキンはこの先どうすればいいのだろう?カネロがそうであったようにDAZNと契約する噂がある。ゴロフキンと戦いたいと言っているWBO王者のアンドラーデとの対戦、IBF王者ジェイコブスとの再戦もありえる話だ。IBFはゴロフキンのランキングを10位まで下げた。
WBOはゴロフキンをランキングにすら入れていない。恐らくゴロフキンはスーパーウェルター級に下げるかスーパーミドル級に上げるだろう。かつてそれらの体重が作れると言っていた。ゴロフキンには多くの選択肢があるが、ノックアウトしないと勝てない。
ゴロフキンはラスベガスで二度と戦ってはならない。公平なジャッジを下されないからだ。
https://boxvideo.sports-web.net/rx-boxing/5404
それでも残された時間の少ないゴロフキンは3戦目に向かう
というのが大多数の声です。
あれこれ言うつもりはないが世の中は不公平だ。
海外進出すれば日本人ボクサーもきっとそういう目にあうだろう。
判定になれば勝てない。
もうゴロフキンはラスベガスで戦わないで欲しい。