わざわざ記事にするほどでもない戯言を吐き出してみればそれなりのボリュームになるかな。
カルロス・リコナと岩田翔吉
京口の後継王者として、期待されたフィリピンのマーク・アンソニー・バリガを破って王者になった、恐らくアメリカ初のミニマム級王者。ちゃんと観たわけじゃありません。アメリカでミニマムって珍しいなとおもい調べてみたら、BOXRECではアメリカにミニマムのプロボクサーは2人しかいなかったのです。そこに驚きました。
その後、リコナという選手はメキシコ人であり、メキシカンやプエルトリカンでキャリアを築いてきたんだなと納得。日本では岩田翔吉というホープが帝拳の本田会長とかに気に入られて本場米国でデビューなんてニュースがありましたが、案外Lフライ級は日本の方がレベルが高いですよってに・・・。
メキシカンなどの強者と戦ってキャリアを作っていかないと意味がないかもしれません。
米国のライトフライ級プロボクサーは6人しかいません。
https://www.youtube.com/watch?v=QGPv3X7e1QE
https://www.youtube.com/watch?v=8SN-U5AT77M
デメトリアス・アンドラーデとスパーリング
アカボフというロシア人をシャットアウト(いや12回にレフリーが止めたんだ)してミドル級で息巻くアンドラーデ。次はどうやら薬物処分が解けたビリー・ジョー・ソーンダースのようです。(元々彼の王座だったし)
たしかに上手くてパワーもありそうで才能があるでしょう。けれどこの発言には違和感
「俺はスーパーウェルター、ミドル、そしてスーパーミドルで最高の才能だ。あらゆるチャンスを利用させていただく。」
アカボフという選手との試合はまるでスパーリングのようでアンドラーデは小柄な相手にマスボクシングするのは確かに上手い。しかしリスクをとって倒しに行ったり打ち合いはしない。王座をとったのもソーンダースの代役、カウトンドクワというアフリカ人だしミドル級転向試合はアランテズ・フォックスという背の高い非力な選手だった。相手がデカいと益々慎重で退屈なファイトをする傾向がある。
これもスタイルだし能力なので否定はしないが、いるよねぇ、こういう体格差を武器にしたスナイパースタイル。その銃弾の精度も悪い(というか威嚇射撃なだけ)。ゾラニ・テテも似た特徴だが射撃精度はまだましで、こういうボクサーは実にやりにくいし不発だと退屈ですね。だから、突破してくる大きなジャモール・チャーロから逃げたんだろうか。己をよくわかっているのが強みか。
[st-card id=52765 ]ハビエル・フォルトゥーナVSシャリフ・ボゲール
2/9日、やればできる子、スーパーフェザー級くらいにしとけば強い子(個人的な評価)のフォルトゥーナの対戦相手はシャリフ・ボゲール。30歳、32勝20KO1敗フロイド・メイウェザー・ジュニアのメイウェザー・プロモーションズ所属。ライオン頭のウガンダ人です。唯一の敗戦は2013年WBA世界ライト級王者リチャード・アブリルへの挑戦。
アブリル懐かしいな。
メイウェザーというのはバドゥ・ジャックしかりカルロス・ザンプラーノしかり、目のつけどころが独特です。必ずしも自分と似たタイプのディフェンスマスターばかりじゃなさそうです。選手の何かをみて才能を見出しているのだろう。
アブリル戦以来ずっと勝ち続けていてもなかなかチャンスがないんだなと共に、アブリルって病気で延期ばかりで消えた数奇なキューバ人だったな。忘れそうなキューバの迷王者。
レイ・バルガスVSフランクリン・マンサニーリャ
同日に行われるバルガスの復帰戦。この試合の勝者が暫定王者の亀田3と対戦指令だという。ちゃんと実現して欲しいな。記録から抹消されているかもだが、亀田3がアマチュアで負けた因縁の相手であり、ここでめぐり合うのは運命的なのだ。そしてレイ・バルガスと日本人絡みがみたかったから。故障がちなのは減量苦などもあるのかな。
ナチョ・ベリスタインの傑作にしてスケールのあるスーパーバンタムですが、今のところ随分影が薄いぞ。
谷口将隆VSビック・サルダール
2月26日
試合に何も注文はないが、フィリピン人ミニマム級王者では日本人しか相手がいないのだろうか。
ワンヘン・ミナヨーティンVS福原辰弥
3月1日
ワンヘンは53連勝を目指す。年齢的にも引退へのカウントダウンともいわれている。福原しかいなかったのだろうか。どうせやるなら福原にも奇策を・・・
その他、今年は日本人の海外でのリスクマッチが目立ちますが、これも時代の流れでしょうか。素晴らしい、歓迎すべき現象です。ハリケーン風太や伊藤雅雪のようなアップセットを誰かがやってくれるかもしれません。
何も締まらず終わりにします。