ビッグマッチの谷間、ユーバンクVSベンにちょっとだけ注目していましたが、ベンの薬物で流れてしまいました。強打、狂暴が売りの選手だっただけに、やっぱりかと狂犬親父も含めて疑ってしまう残念な事態となりました。
谷間の試合をピックアップ
変則アンケートでいきます。
10月15日
デオンティ・ワイルダーVSロバート・ヘレニウス
既に殿堂入りだと自称するワイルダーに、世間の評価はそこまででなく、復帰の36歳、対するヘレニウスも38歳と高齢だ。
ワイルダー有利だろうが、「ブロンズボンバー」のニックネームよろしく、ブロンズ止まりの欠点も隙もあるワイルダーのコンディション次第だろう。
ヘレニウスは欧米の強豪止まりでキャリアを終えそうだったが、アダム・コウナッキを連覇して勢いに乗る。
身長差はなく、体重はヘレニウスの方が重い。フューリーがやったような肉弾戦でワイルダーを消耗させることが出来れば、勝負の行方はわからない。
10月15日
デビン・ヘイニーVSジョージ・カンボソス
ライト級の4冠統一戦だからビッグなのだが、ファンが望むはこれじゃないのよねという印象。再戦条項があるから仕方がないが、初戦と同じ展開、結果になりそうな予感。
カンボソスが勝つには、専守防衛意識が高すぎるヘイニーを倒さなければならない。
10月29日
ジョセフ・ディアスVSウィリアム・セペダ
ディアスは怖くはないが、かなり堅守で強固なスタイルを持っている。ブロッキングやカバリングが達者で倒されない。セペダはかなり巧くて筋がよくみえるが、この壁を突破できるだろうか。
ワシル・ロマチェンコVSジャーメイン・オルティス
ロマチェンコの復帰戦、相手はジャメル・へリングを引退させた無敗のプロスペクト。オルティス自身、かなりのトップアマで、アントワン・ラッセルやテオフィモ・ロペス、ジャロン・エニスらと競ってきた。
ロマチェンコのコンディション、フィジカルが強い相手だと手が出なくなる傾向があるので、そのあたりが注目だが、16勝8KOのオルティスくらいなら大丈夫かな。しかしオルティスの方が適正階級で大きい。
10月25日
岩佐亮佑VSジェネシス・セルバニア
岩佐32歳の復帰戦、フェザー級、プロ最終章であろう。一度は世界王者になったものの、岩佐はこんなもんじゃないだろうという気持ちがいつもある。アフマダリエフ戦は我慢して後半勝負のつもりが早めにストップされてしまったと言うけれど・・・
TJドヘニー戦、初回に効かせたのにズルズルと判定負け、粘り勝ちしたタパレスは勅使河原をKOし世界戦待ち。立場が逆転だ。
岩佐は相手を見極めて、慣れるのに時間をかけるところがあるが、それは相手も岩佐に慣れることを意味する。
気持ちよく、初回から勝負していく姿をみたいものだ。
対するセルバニアは世界未満で辛苦を味わってきたベテランと書いて、まだ30歳だ。年齢的にはまだまだピークか。井上尚弥のスパーリングパートナーとして、オスカー・バルデスをあと一歩まで追い詰めたその実力は岩佐以上か以下なのか。
直近で初回KOで惨敗したが、相手はライト級でテオフィモ・ロペスにもアマで勝っている無敗のプロスペクトだ。1年以上の休息で心身のダメージは抜けただろう。過去の選手とは言い切れない。どちらがピークアウトしているのか、あるいは進化しているのかを見極めるだけ。
アンダーカードは大橋ジム祭り。
小浦翼も出ます。
おまけ
井岡一翔VSジョシュア・フランコ
ここで書き忘れた、もう一人の王者、ジョシュア・フランコと井岡の統一戦が恒例のTBSの年末に交渉中とのこと。フランコは、対立王者、ジェシー・ロドリゲスの兄だそうだが、アンドリュー・モロニーに競り勝って王者になったものの再戦では、何を食ったか、異様に目が腫れノーコンテスト、やっぱりモロニーの方が強かったのかなとおもいきや、再びの再戦でやっぱり勝っちゃった、まだ謎の多い王者。
タフでエネルギッシュなファイターという程度
今のタイミングでは両者にとり、最高のマッチメイクといえる。果たして・・・
11月は注目試合があるのでまた今度。