栄光の行方

大一番が終わると脱力します。次のビッグマッチはなんだろう?9月14日は痺れました。

井上尚弥VSムロジョン・アフマダリエフ

正直に言うとこの人の意見に近い。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ea504f56b23d322c3104a5b06d9d1b837fa85b9

井上がこういうファイトをする、出来るというのはマニアならわかりきっていたことで、事前に本人も言っていた。「倒しにいかないのがこんなにも難しいとは、何度か行ってしまおうかとおもった」みたいな井上の発言が面白い。

それはアフマダリエフ本人や陣営にもわかっていたことで、負けていても手が出ないアフマダリエフの問題、限界。

今後、強敵を迎える井上尚弥はこういうファイトをするだろう。中谷に対してもプランAはヒットアンドアウェイだろう。

こんな負けないボクシングを中谷は攻略しないといけないんだよということだ。まだ先の予定であり若くて伸びるのは中谷の方なので勝敗の行方はわからないが、無常にも絶望的に高い壁だ。

武居由樹×クリスチャン・メディナ

こっちの方が衝撃を受けました。この日のメディナならアフマダリエフに勝ってもおかしくないほどに。武居の特徴をよく理解して研究、実行、まさに会心の勝利でした。強打のサウスポーの左に踏み込んでカウンターを合わせていくという勇気あるファイトを躊躇なく実行していました。そして最後は得意の相手をコーナーに追い込んでのコンビネーション、アッパー7連発はなかなか出来る芸当ではありません。

西田戦後の映像みて強いじゃないかとおもいましたが、ここまでとは。

西田戦からの学び、天心はじめ、帝拳のサウスポーとの練習がかなり糧になったのだろう。天心含めみんなメディナのフィジカルとカウンター潰しに苦しんだことだろう。

唯一の懸念はメキシカンはビーフやハーブティーの確信犯で、いきなりサイボーグみたいになっちゃうことがあり、メディナの力強さにもそれを感じてしまったこと。完璧な武居攻略法でしたが、あんなに強かったっけ?

井上の次戦、ピカソは楽勝モードだが、ピカソは若くて大きい。サイボーグ化も想定しておこう。

武居は初回のダウンがすべてでしたが、よく立ち上がり応戦しました。反撃のボディストレートはメディナに効いているようにもみえました。最後のアッパー連打でもダウンはしませんでした。すごい気持ちの強い選手です。

ファイトプランが狂ったのはこっちの方でした。

カネロVSテレンス・クロフォード

また、ひとつの時代が終わったのかもしれません。
これ以上のカードはないし、これ以上(特にクロフォードは)続けるモチベーションもありません。

カネロ神話も終わりました。
元々無敗の選手ではないので、負けてもへっちゃら、まだ引退はしないのかもしれませんが。

実は前座の

クリスチャン・ムビリVSレスター・マルチネス

なんかもかなり好試合でゴリゴリのSミドル級ファイトでしたが、こういうランカーと交わることはないかもしれない。

素晴らしい一日だったと共に、ボクシングは今後どうなるのか、感慨深い時間でもありました。

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コメント一覧
  1. メディナのファイトは中谷にも有効です。相手のパンチに引かず、思い切りカウンター合わせてくる。そんでコーナーに詰めてからの連打。あれは怖いわ。

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  2. 「井上尚弥のボクングショー」が見たかった層は大絶賛、「井上尚弥のリアルファイト」が見たかった層はちょい不満ってところでしょうか。

    自分は強豪相手に自分勝手なショーをやって欲しいと思ってたクチなので、大満足でした。

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  3. 武居はブロックとかガードとかクリンチとか何も出来ないのかな。ここまで足りないのに世界王者になれたのは凄いけど。

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  4. 昔から判定でいいならもっと楽に勝てると言っていたのを実行しただけ。アフマダリエフが危険で、中谷戦まで絶対落とせないから安全策を選んだだけ。

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  5. いい試合ではない=好勝負ではない、という意味で同意ですが、井上および井上ファンにとっては最高の試合。距離を取って闘えばこうなることはわかっていたというけれど、タパレス以降の試合はみなどっしり構えての撃ち合いに近く、足をあまり使わない最近のカネロ的スタイルばかりで(唯一ネリ戦のダウン後は撃ち合いではなく一方的殺戮だった)、バンタム級までの距離で躱わして自分だけがパンチを叩き込むスタイルでは闘えなくなっているのでは?という一抹の不安がありました。杞憂でよかった。

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  6. もっと差がついたけど、タパレス戦と同じでしょう。相手が速くて上手い、おまけにパンチもあるから追えない、手が出ない。タパレスには終盤肉薄したけど、もっと強い井上には為す術もなかった。

    同じスタイル、同じ弱点です。

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  7. 井上が判定勝ちでいいならああいうファイトが出来ることはわかりきっていたことだし、数発被弾していたし、スウェーは危なかしいし、中谷は気にすることなくルディと邁進してほしい。アフマダリエフより強いだろうし。

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  8. 本人も陣営もほぼ何も語らないまま去った
    完全敗北の衝撃が大きすぎたのだろう
    ディアス兄弟はカルデナス戦を分析して試合に挑んだ
    当然カルデナス戦のように戦えば上手くいくなどという甘いことは考えていない
    しかしカルデナス戦の延長線上にはあるだろうとは思っていたはず
    だがモンスターは遙か高みにいた。弱点らしいと言われていたものはモンスターの気分で簡単に消せるものでしか無かった

    どう勝てばいいのだろう?
    あの井上尚弥を捕まえてKOする、12Rポイントの取り合いで上回る
    どちらも非現実的なものに思える
    しかも必ず判定モードで来るわけでもない。来ないと思ってたらいきなり来る可能性がある
    対戦相手は悪夢だろう。中谷の表情が少し険しく見えたのも当然

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  9. アフマダリエフもフルトンも強いボクサーなので再浮上するだろうが、井上戦の衝撃を一生忘れないだろう。

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  10. アフマダリエフの完敗、挙句、会見もしない。
    金は得たがプライドが崩壊したのだろう。

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  11. ピカソは若くてデカくて頭もイイですよね。医学生だったっけ?勝つために何をすればいいのやら。巨額のファイトマネーもらってあとは頑張るだけかな。

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  12. こういう戦い方なら井上の圧勝という戦前予想通り。
    ネリ、カルデナスでダウンしたから、無理やり攻めないと。
    アフマダリエフはわかっていたはずなのに無策であった。

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  13. クリスチャン・メディナみたいなファイトが、普通のいいボクサーからさらに進化した、超スラッガー、強豪の部類なんだよな。踏み込み、圧力、コンパクトさ、パワー

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  14. やっぱKOが華なので6ラウンドのボディ攻撃が一番面白かった。
    そして12回はアフマダリエフのパンチがヒットした。

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  15. 井上は気質やファンの期待を背負っていままで豪快に倒すファイトをしてくれましたが、「楽に勝つ」方法を実戦でテストできて味を占めちゃったとおもいます。ますます難攻不落になりました。

    拓真もヒット&アウェイを志向するならこのように一方的にやらないといけない。

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