遅れて来た元トップアマ、キューバのウガスはランキングを上げ、エロール・スペンスに挑戦したいと願っているが、スペンスは・・・
ヨルデニス・ウガスは次戦で王者のスペンスに挑戦したいとおもっているが、相思相愛ではありません。
エロール・スペンスは、ダニー・ガルシアVSショーン・ポーターの勝者と戦いたいが、年末までは実現しません。しかしスペンスは今年は3試合したい。ならば、直近でエイドリアン・ブローナーと引き分けたジェシー・バルガスと戦いたいと答えた。
ダニー・ガルシア(34勝20KO1敗)VSショーン・ポーター(28勝17KO2敗1分)は8月25日に空位のWBCウェルター級王座をかけて戦います。
ヨルデニス・ウガスはIBFウェルター級の2位なので、スペンスに対する有力な対戦者候補です。しかしスペンスは先日指名挑戦者のカルロス・オカンポに勝ったので直近で指名戦の義務はありません。
スペンス
「ウガスは優れたファイターです。けれど今の私はビッグネームが欲しい。ジェシー・バルガスはウガスより名前がある。ボクシングの歴史に名を刻むためにも、ビッグネームが欲しいのです。ウガスに敬意を払っていないわけじゃありません。素晴らしいファイターです。IBFにランクされてもいます。戦う必要があるでしょう。けれど、私は歴史に名を刻む試合がしたい。ウガスに勝ったところで何も変わらないでしょう。」キューバのヨルデニス・ウガスはスペンスVSオカンポの前座で、ドミニカのジョナサン・バティスタに2ラウンドTKOで楽勝した。31歳、IBF2位にランクされるウガスは、フィラデルフィアのレイ・ロビンソン(24勝12KO3敗)をストップしてランクを上げてきました。ウガスは土曜の夜の勝利後にスペンスに挑戦したいと表明しました。
ウガス
「オカンポという指名挑戦者に値しない相手に勝っただけのスペンスは次の試合についてきちんと考えて欲しい。スペンスは歴史に名を残す戦いとか言って、指名挑戦者である私と戦わないと言っているけど、これはIBFのルールです。スペンスVSバルガスやスペンスVSクロフォードが優先されるなら、それはゴロフキンのケースと同じです。元世界王者であるバルガスを尊敬してますが、今は私の方がランクが上です。下位のバルガスと戦うことが歴史に名を残すことの証明にはなりません。」
スペンスが言う、ジェシー・バルガス29歳はIBFでは4位にランクされています。
たしかにゴロフキンVSカネロのわりを食ったデレビヤンチェンコケースと同じなので、IBFはスペンスの王座を剥奪せねば筋が通りません。
ネームバリューがないからスター候補に敬遠される、悲しきキューバンの運命です。ウガスにはスペンス以上のアマチュア実績があります。北京五輪は銅でした。アマではスペンスより格上だったロニエル・イグレシアス・ソトロンゴにも勝ち、キューバのナショナルチャンピオンでした。プロで知られた名前で言うと
〇テレンス・クロフォード
〇ダーレイ・ペレス
〇ホセ・ペドラサ
〇サダム・アリ
〇フランシスコ・バルガス
×アミール・カーン
などなど、クロフォードに勝っているんだな。
プロでは3敗しちゃってますが、全て接戦の判定です。
もう、プロではスペンスやクロフォードの方が強い、逆転しちゃってる気もしますが、それは練習環境や待遇などの差でしょう。こういう苦労人にはスペンスと言わずとも、何かのタイトルには挑んで欲しいとおもいます。振られてもめげずに頑張ってください。応援します。
そして今さら、スペンスVSジェシー・バルガスもいらないでしょう。結果はみえています。