WBSSシーズン2は3階級と聞いているのでバンタム、Sライト、ライトヘビー級かなと想像しているが、確定せぬまま試合はどんどん行われる。気になる、キリル・レリVSエドゥアルト・トロヤノフスキーはWBSS待ちなのだろうか、その前にやっちゃう?ベテルビエフは裁判だし、対戦候補はカラム・ジョンソンしかいないというし・・・
そんな漠然としたモヤモヤが残る中でこの試合です。
ホセ・ラミレスVSダニー・オコナー
アミール・イマムを破りタイトルを獲得したラミレス、伝統的なメキシカンスタイルに米国がミックスしたのか、力強いプロ向きな五輪代表エリートですし、迫力満点のボディなど、マイキーやロマチェンコを脅かすほどの存在感だとおもいます。
しかし、トップランクのボブ・アラムの選手なのでWBSSには向かわず独自路線。期待される底なしの暫定王者、レジス・プログレイスとの試合もしばらくはなさそうだ。ジョシュ・テイラーVSビクトル・ポストルの勝者も、ラミレスがターゲットといわれるが果たして・・・
[st-card id=28089 ]きちんと選手を追うと恐らく最激戦区がこの階級です。
[st-card id=20031 ]そんな状況で、地元愛の強い移民、ラミレスと地元総出のヒーローを作って稼ぎたいアラムの思惑で、凱旋初防衛戦です。正直、ここまでの激戦区で王者の一角を担うラミレスにこんな試合は必要ないとおもっていましたが、決まったからには見届けよう。そして、挑戦者にとっては人生をかけたチャンスなのだ。いらんという前に挑戦者をチェックしておこう。
ダニー・オコナー(米国)
30勝11KO3敗 33歳
アマ95勝8敗
2008ゴールデングローブ優勝
結構、しっかりした選手でした。
ハイライトもあるし白人なので人気もあるのだろう。
トップアマからプロ入り連勝街道で期待されたホープだったろうが、プエルトリコのガブリエル・ブラセロという選手に時間をかけて連敗している。よほど相性の悪い相手なのだろう。その他の敗北はビビアン・ハリスにSDです。
ラミレスよりは一回り前の時代を駆け抜けた元ホープという感じで、相手レベルをみてもラミレスに勝つのは厳しいだろう。しかしこういう経緯で決まったアンダードッグである限り応援しよう。白人選手にはガッティのような精神力やジョーイ・ガマチェのような脆さもあって読めないところがある。ダニー・ローマンも頑張っているしな。
ホセ・ラミレス(22勝16KO)の初防衛戦の相手は最近4連勝しているダニー・オコナーです。
7月7日にESPNで放映されます。オコナーは前戦のアミール・イマムほど難しい相手ではないかもしれませんが、ラミレスは甘く見ていない。
ラミレス
「オコナーはベテランでパンチもあるタフなファイターだ。これまで以上にトレーニングし精神的にも肉体的にも強くなっています。万全の準備でオコナーに対します。」この試合はラミレスの地元で行われるため、チケットは売り切れるだろう。ラミレスはいつも地元で戦ってきたが、今や世界王者なのでこの試合の意味合いは大きい。
ラミレス
「地元のファンや友人、親戚の前で戦えることは大変名誉です。この地で試合が出来てうれしいです。」この日は、ヘビー級のアンディ・ルイズ、ウェルター級のエギディウス・カバラウスカス、ライト級のアンディ・ヴァンセスらも出場します。
ラミレスのメキシカンクラシックなボディフックスタイルが好きですが、ここまでラミレスが有利な条件が整っているので苦労人ぽいオコナーを応援しよう。
鍵はもちろん、ラミレスの長く狂暴なボディへの対処
なんといっても、ラミレスのプレスと体力に負けないこと
でしょう。