ミドル級の各選手は何を考え、どこに向かおうとしているのでしょうか?
WBOは王者ビリー・ジョー・ソーンダースとデメトリアス・アンドラーデに対戦指令を出しました。交渉合意に10日間を用意しているが合意に達しない場合は入札となる。最低入札価格は20万ドルです。交渉をスキップして入札することも可能です。
ソーンダース(26勝12KO)は王者になって以来ずっと不活発で、2015年にタイトルをとってから3度試合をしただけである。マーティン・マレー相手に予定されていた防衛戦も恒例の怪我で撤退した。
8月にはWBC WBA IBO王者のゴロフキンと対戦が成立したが、ゴロフキンは9月15日にカネロと再戦することになった。
一方、アンドラーデもアクティブなファイターとはいえません。プロモート関係が複雑で、最近はトップランクとエディ・ハーン双方が契約を持ち掛けているともいわれています。
アンドラーデ(25勝16KO)は昨年10月にアランテス・フォックス相手に判定勝ち以降試合をしていません。この試合が彼のミドル級デビューでした。
一応、WBOから対戦指令が出ましたが、これを蹴ったら王座ははく奪されるのでしょうか?
アンドラーデには、ヤマグチ・ファルカオとの試合が決まったとありましたし、いよいよ彼もミドル級で地道なキャリアを築いていくのかなと期待した矢先でしたが。ずっと、セルゲイ・デレビヤンチェンコとの試合を避けているようでしたし彼だけはジェイコブスやチャーロとの試合の声もきかれません。スーパーウェルター級王者時代にはチャーロとの試合を避けて王座を返上した過去もあります。何がしたいのかよくわからぬボクサーです。
一方のソーンダース、一時は村田の狙い目王者との声もありましたが、ウィリー・モンローやデビッド・レミューを完封した事で、あれれ、かなりのテクニシャンで難しい王者かもと言われるようにもなりました。しかしこの欲深い英国王者は、ビッグマネーを求めて気難しいところをみせています。記事にはゴロフキン戦が決まりかけたとありますが、ゴロフキン陣営のアベル・サンチェスはソーンダースとはやらない。桁違いのファイトマネーを要求してるからとつっぱねていました。
ビッグマネーを求めて、マレー戦もやっぱり敬遠しましたが、スーパーミドル級でジェームズ・デゲール戦なども噂されています。
そんなデゲールもこれまたビッグマネーを求めて安いホセ・ウズガテギ戦を回避しベルトまで返上してしまいましたが、直近のニュースではユーバンクJrやベナビデス、ラミレス戦に意欲をみせていました。カレブ・トゥルアックスにポカをして再戦を懇願し取り戻したベルトなのに意味がわかりません。本音と建て前を駆使する人です。
ビッグマネーを最優先する彼らの事だから、団体の指令を無視して独自の道を歩む、指令通りにすんなり試合は決まらないとおもいますが、皆それぞれ、誰を、どこを目指しているのでしょうか?村田の相手も場所と日時は決まってもまだ、ロブ・ブラントに決まったわけではなさそうです。
アンドラーデと接戦を演じたバネス・マルティロシャンがゴロフキンにあんな負け方をするんじゃ、みなゴロフキンやカネロのケリがついて、共に劣化、時が過ぎるのを静かに待つばかりなのかもしれません。
ジェイコブスVSデレビヤンチェンコやチャーロの動向もニュース通りに進まない気がしますが、さて・・・
[st-card id=28572 ]ならば一度のポカでゼロから出直しのキトロフでも応援しようかな。
ソーンダースやアンドラーデより強いとおもうし好きですよ。