バンタム級の決着(おとしまえ)/ノルディン・ウバーリVS井上拓真

今年が終わる頃、バンタム級王者は誰になっているのだろう?世界各地で様々なビッグマッチが多々あれど、これが日本人にとっては気になるテーマのひとつかな。WBSS優勝者、ウバーリ、拓真、ネリー、モロニーも世界戦を切望している・・・

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ノルディン・ウバーリは1月19日、念願のWBC世界王座を獲得した。

ウバーリ
「プロの戦いなので、ウォーレンにはアマチュアの時より簡単に勝てるとおもっていた。」

勝者は暫定王者である日本の井上拓真との対戦が義務づけられている。
この試合は日本の東京開催が有力だが様々な可能性がある。

ウバーリ
「東京でもどこでも問題ないです。」

井上
「ウバーリとの試合を楽しみにしています。大橋会長に一任しています。いつでも準備ができています。」

拓真の兄、尚弥は現在WBSSに参加中でIBF王者エマニュエル・ロドリゲスとの対戦スケジュール待ちである。尚弥がWBSSで優勝し、拓真が正規王者のウバーリを破る、両兄弟は真の黄金のバンタム級王座の独占を目指している。

ウバーリ
「拓真をノックアウトできます。彼はウォーレンとはタイプが違う。もっとパワフルだが、ウォーレンの方が滑らかでスマートだ。」

井上拓真は暫定王座を獲得したチットパタナ戦ではノックアウトを狙う相手をアウトボックスしてコントロールした。同じ戦い方をウバーリに対して実行することも可能で、スタイルにまとまりがあるが、両者ともにあらゆるファイトプランが想像できます。ゲームプランが鍵になるだろう。

バンタム級は白熱しており、年末までには2人の純然たる王者が誕生します。井上兄弟がこの階級を支配しているのか、ウバーリが君臨しているのか、あるいは別の結果が待っているかはまだわからない。ウバーリVS井上拓真は年内に実現するだろう。

https://www.youtube.com/watch?v=_b6t_iEMoc8

両者の次戦がこのカード
勝者に挑むはルイス・ネリー

というシナリオでいいのだろうか。

皆、体格は微差の範囲だとおもうが、上半身が(不自然に)大きくパワフルなのはネリーだろう。ウォーレン戦のウバーリを見る限り、完成された攻撃的なファイターボクサーで欠点が少ないが、王者レベルでKOの山を築くほどのスケールではない。ドネアもロイ・ジョーンズもウバーリを褒めていたが、やや小粒な印象だ。

対する井上拓真は、兄の尚弥が言うように、なんでも出来る器用な選手であるだけに、前に出るのか下がるのか、倒しにいくのか逃げ切りか、よくわからない中途半端なファイトが続いている。能力は高いが日本時代もずっとそうだった。そして結構接戦になる。どこかに慎重、臆病な面が見え隠れする。この殻はなかなか破れないだろう。

なので、ウバーリの方がファイトスタイルが確立されたいい王者であると現時点ではおもっている。

ネリーを仮想指名挑戦者にしてしまったが、それ以外に誰がいるかと言えば

WBCに限ると

2位ラウシー・ウォーレン
3位ルイス・ネリー
4位ライアン・バーネット
5位カルロス・クアドラス
6位ジェイソン・モロニー
7位リー・ハスキンス
8位オスカー・ネグレテ
9位ファン・カルロス・パヤノ
10位マーク・ジョン・ヤップ
11位ペッチ・ソー・チットパタナ
12位ポール・バトラー
13位デューク・ミカー
14位マイケル・ダスマリナス
15位アーサー・ビラヌエバ

となり、ほぼおなじみの名前だ。

誰とやっても険しく、マンネリとなるのであれば、ウバーリVS拓真はノンストップで行われるはずだ。そして今年はPBCと契約しアメリカデビューを果たすというルイス・ネリーに土がつく、彼がメキシコの次世代アイドルから脱落する年になることを願う。諸々の検査を厳格にやるならば日本よりアメリカの方がむしろ都合がいいくらいだが、日本人VSネリーというのはタブーなのかもしれない。

https://www.youtube.com/watch?v=9Cgg4bHcpC4

https://boxvideo.sports-web.net/ko-samurai/9657

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