WBSS存続に黄信号が灯っているというニュースを紹介した後に心苦しいが、選手に非はないのはこの世界の常である。どうか練習に身が入るよう、朗報を期待している。この記事では日時と開催地は間もなく発表されるとのことだ。
エマニュエル・ロドリゲスは準決勝の井上尚弥との対戦についての考えを話し、決勝戦ではゾラニ・テテと自分が直面することを予想している。
ジェイソン・モロニーとの試合以降はいかがですか
3週間ほど休んで家族や友人と過ごしました。今は軽いトレーニングを始めています。
トーナメントに残った選手をみてどうおもいますか
自分に自信があります。勝つために必要なものを持っていることはわかっています。
ベストな戦いを望んでいるからこそこのトーナメントに出場した。
ベストと言われる選手ばかりと戦っている、それがモチベーションになっています。
プエルトリコは輝くことになるでしょう。感銘を受けた選手は誰ですか
ジェイソン・モロニーには感銘を受けました。彼は普段はスーパーバンタムやフェザー級で戦っていた選手です。IBFの指名挑戦者でしたし、インテリジェントに戦い、勝ちに来ました。でも自分は8-4か9-3くらいで彼をコントロールできたとおもっています。ああいうタイプと12ラウンド戦うのは貴重な経験になりました。
もうひとつのセミファイナルではドネアとテテ、どちらが勝ち上がるとおもいますか
ドネアは印象的なファイターで左フックが強い経験豊富なベテランです。でも、テテが彼の長いジャブやフットワークのリズムを駆使して勝つのではないかとおもっています。
自身の対戦相手、井上尚弥について、どうですか
既にプエルトリコでトレーニングを始めているけど、数週間後にはキューバにトレーニングに行きます。家族、友人から離れて100%この重要な試合に集中します。なんとしてでもノックアウトかユナニマスデシジョンで井上に勝ちます。これが私の予測です。
来年WBSSの日時と開催地は間もなく発表されるでしょう。
この短いインタビューで感じたのは
ジェイソン・モロニーはフェザー級くらいのデカい選手でタフだったというほんの少しの言い訳と、井上に勝つ具体的なプランはまだないけど勝つことが使命みたいなニュアンスだ。
非常に隙の少ないクレバーなファイターという印象のロドリゲス、そこを突破するのは井上のタイミングを読む勘の良さと突き抜けるパワー、稲妻のような爆発力だろう。大きく頑丈でクレバーなモロニーに勝った経験が生きるというのがロドリゲスの拠り所かもしれないが、井上尚弥の迫力はそんなものの比ではない。
と信じて、開催含め、期待する。