憚りながら/ルイス・ネリーの復権

憎まれっ子世に憚る、悪い奴ほどよく眠る、正直者は馬鹿を見る、ボクシングの世界も社会の縮図と同じである。

2019年は因縁のこの選手に落とし前をつけよう。
間接的にも直接的にも。そうでなけりゃ、前に進めない。

https://boxvideo.sports-web.net/ko-samurai/10292

再びのバンタム級の栄光に向けて、ルイス・ネリーの2回目の滑走は、新しいチームで試みられるだろう。

メキシコの情報筋によると、無敗の元王者ネリーはPBCと契約する見通しです。ゼンファープロモーションを通じて、アル・ヘイモン率いるPBCと5試合の契約を結んだ。

PBCはこの契約についてノーコメントで公式発表はまだ行われていない。

ルイス・ネリー(28勝22KO)は、2016年にボクシングシーンプロスペクトオブジイヤーを受賞して以来、最高と最悪の時間、両方に耐えてきました。汚染された牛肉の摂取による禁止物質が露呈したネリーは部分的な謹慎処分を受けた。

処分が解除されると、アーサー・ビラヌエバを破ったネリーは山中との再戦を命じられたが、今度は3ポンド超の体重超過を犯し、タイトルを剥奪された。試合は実現し山中を再度倒したネリーだが、日本では恒久的な試合禁止という処分を受けた。

その後、復帰戦を2連勝した。

24歳のノックアウトアーティストにとって次の試合はPBCでのデビュー戦であり、アメリカデビュー戦というダブルの体験になるだろう。

山中との試合を除いて全てメキシコで戦ってきたネリーの試合は恐らく3月16日マイキーVSスペンスの前座に組み込まれることになるだろう。

ネリーの試合は、WBCタイトルマッチに直接結びつく肩慣らしになるだろう。先日、WBCはノルディン・ウバーリがライバルのラウシー・ウォーレンを下して1年間空位だった正規王者に就いたばかりです。

ウバーリは、昨年12月に暫定王者になった井上拓真との試合に向かうでしょう。ネリーは2019年に少なくとも2試合ほど消化した後に、この試合の勝者と戦うことを望んでいます。

ネリー
「6月頃に、ウバーリVS井上の勝者と戦うことについてWBCのマウリシオ・スライマンと話し合いをしました。」

どんな薬物違反者も体重超過者も時間が経てば何事もなかったかのように戻ってくる。

BOXRECでは彼がバンタム級の1位に君臨している。
この記事のコメントもネリーに好意的だ。

「この若い王者はスキルとクレイジーなスタミナ、パワーをもったホンモノだ。」
「汚染された牛肉を摂取しただけだ。ネリーは肉なしで山中を破壊した。」
「グレンブテロールがなくても強い。」
「パンテラは近いうちにチャンピオンになるでしょう」

などなど・・・
同じ薬物が検出されたカネロも今やボクシング界最大のマネーになっている。
グレンブテロールで作った肉体なのだ、今摂取してようがいまいが。

だからせめて個人の中では認めない、白じゃないという気持ちを貫くことしかできない。
メキシコでは潔白で、日本だけ毎回、薬物、体重超過というのはクレイジーだし、元々Sフライでダウンもしていた小柄な男なのだ。試合時の筋量、パワーはおかしい。

カネロも同様だ。

それでも、WBCのお膝元、軽量級の金の生る木はせっせと栄光を取り戻すべく水面下を走っている。ウバーリも拓真もいい王者だからこそ、この男の芽はきっちり摘んでもらわねばならない。

ただどうしてもパワーだけは、異様なネリーに分がありそうです。
ドーピングサイボーグだから。

https://www.youtube.com/watch?v=9Cgg4bHcpC4

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コメント一覧
  1. 井上の米国が決まったんですか?
    それともVSネリがあればという意味かな?
    私はウバーリさん気に入りました。ネリーより強いと。

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  2. 井上尚弥の米国での試合、行ってきます!
    弟とネリまたはウーバリとネリでもネリが圧勝するでしょう。
    ネリと井上尚弥、これは絶対にみたいカードです。これは私にとって究極のウルトラメガマッチ。とりあえずロドリゲスに圧勝する井上尚弥が楽しみです。現地観戦で鳥肌立つおもいで応援行ってきます!

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  3. 山中が怖くて、あるいはGGGが怖くて、フェアな条件で戦うことから逃げた男たちですからね。本来は追放です。

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  4. ネリの強さはドーピングや体重で上回っているという事によって生まれる精神的な優位が一番の武器だと分析します。まるでギャンブルでイカサマを仕掛けている側のようです。
    ネリはもちろんですがファーマーのキャリアを汚した尾川と帝拳も同等にもっと批判されるべきですよね。復帰戦決まったからできれば取り上げて頂きたいです。

    自分は井上尚弥にはネリに関わって欲しくないです。
    構ってないでラッセルやデービスが衰える前に駆け上がってもらいたい。

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  5. マイティさん、なるほどです。
    米国人はざくっと、英語系白人6、ヒスパニック2、黒人1、その他1。
    BOXRECによると、ほとんど英語系白人は上位にこない。
    人気の全米大学運動機構NCAAの競技に、ボクシングは入ってないから、ボクシングでは大学に行けない。(格闘技では、レスリングで大学にいける)
    ボクシングを選ぶ白人は少なく、ボクシングでは特にヒスパニックと黒人の比率が高い。
    ドーピングは世界中で行われているが、日本では少ない。
    世界のスポーツは、単なる競技ではなく、賭け事の対象であり、ビジネスである。
    など思いつきました。

    個人的には、ネリは強いと思います。
    正義の味方井上尚弥が、ルイスネリ退治するのが理想です(笑)

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  6. 米国のスポーツ人気は実質ヒスパニックが支えてると言っても過言では無いようなのでヒスパニック系ボクサーの無法がまかり通ってしまうのが闇が深いですね。

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  7. メキシコの1選手として感情抜きにして考えると、まず手数が多い。
    左右フックをテンプル、下から上へストレートに近い軌道のフックをアゴ、そしてボディ。
    それなりの強さのパンチを各急所にバランスよく散らしながら、回転良く連打することが出来る。
    驚くような強いパンチはないですが、身体のスピードと回転力があり、そこそこのチカラのパンチを正確に数多くコンボできる選手。
    打たれ強くはない。
    再び減量で失敗する可能性を否定できない。
    そんな印象です。

    上の方も書いてるように、井上尚弥とは交わらない可能性が高いかなと。
    年齢的な自然増量でこれから上の階級に上げていけば、階級の壁が早くくるんではないかなと思ってます。

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  8. ウバーリかなり強い気がしますけどね。
    ネリーどこかでこけるんじゃないでしょうか。
    アメリカでルールを守っていくなら。
    ま、WBCの本命なんでしょうが。

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  9. 尚哉にせよ拓真にせよ
    ネリとやるなら舞台は海外になるわけだが
    拓真じゃ無理でしょう
    仮にフルラウンド優位に捌けたとしても判定じゃ厳しいし

    結局ネリがWBCを取って、尚哉との統一戦は何だかんだ避けて、その場に居座るという構図が眼に浮かぶ

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