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世界目前の挫き/小浦翼VSリト・ダンテ

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残念な結果となったが、これはカシアス会長が言うように、課題がみつかったに過ぎない。日本人ホープによくあるパターンの敗北と言えそうだ。

ボホールのパラダイス島出身のベテラン、リト・ダンテは日本でOPBF王者の小浦翼を12回ノックアウトしOPBFミニマム級王座を獲得した。

ダンテ(16勝8KO10敗4分)は最終回、小浦(14勝9KO)に対し狂暴な右フックを何度も叩きつけ小浦を自身のコーナーに釘付けにし、グロッキーにした。クライマックスはドラマチックに幕を閉じた。最終回1分18秒、レフリーは試合をストップし小浦を救済した。

この試合は小浦のOPBF4度目の防衛戦だった。

ダンテはハードストーンボクシングのベテランマッチメーカー、アート・モニスに率いられて横浜にやってきた。モニスは勝利後にリングに上がり、フィリピンの国旗を誇らしげに掲げた。

ダンテにとってはこれが日本で2戦連続勝利となる。このボホール人は日本で3度戦い2勝1分だ。このOPBF王座を防衛するために再びファイティング原田の国に戻ってくるだろう。

世界挑戦して欲しい、無敗記録を持つワンヒン・ミナヨーティンに勝って欲しいとおもっていた小浦でしたが、おもわぬところで挫いてしまいました。

懸念がなかったわけではなく、小浦と互角の勝負といえた、谷口将隆がビッグ・サルダールに歯が立たなかったので、小浦のレベルもこのあたりなのかな、まだ厳しいなと感じていた矢先でした。

それにしても、この日はカシアスジム15周年だかで大さん橋ホールという、地元で組まれた試合。この日まで15勝8KO10敗4分という戦績のダンテに負けたのは痛い敗北でした。ビッグ・サルダールにも完敗、他の日本人にも苦戦している相手です。

試合を観ていないのでなんともいえないですが、最近のフィリピン人は本気で勝ちにきているものが多く(昔のようにカマセの役割を演じない)叩き上げ、ケンカファイトには強い。普段からアウェーなどタフな環境で揉まれているというのがあります。

谷口も小浦もスポーツとしてのボクシングでは優秀でも、天然パワー、ケンカファイト、フィジカルでフィリピン人に屈したのではないだろうか。

そういう意味ではもうキャリア晩年といえるワンヒン・ミナヨーティンは圧倒的な試合が出来なくなりつつあるが、基礎がとてもしっかりしており、下半身が強くてブレない足腰、地の強さ、屈強さを感じるのでなかなか敗北しないのだろう。

フワフワしたスピードスターや筋金が入ってないテクニシャンはいずれこの壁にぶち当たる。相手が王者級でもかませでも。

ライアン・ガルシアでさえこの壁があるかもしれない。

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原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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