天才少年の黄金ロード/ライアン・ガルシア

5月25日の伊藤雅雪VSジャメル・ヘリングはかつての日本人世界王者の防衛戦とは一味違う、危険な第一歩ではありますが、ランキング的にはヘリングは圏外。WBOがこの試合を容認してやっと11位に繰り上がってきた選手です。本当の1位はこの男、ライアン・ガルシアです。

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先週末のDAZN興行では、アコスタVSロペスの世界戦を差し置いてこのガルシアの試合がメインイベント扱いでした。観客の声援、人気も圧倒的です。相手のホセ・ロペスもなかなかの選手でしたが、2回で圧倒、私がエキサイトした怪物候補、エドゥアルド・エルナンデスよりはるかに多くの注目と賞賛を集めていました。

https://www.youtube.com/watch?v=hIw46TPIafs

このゴールデンルーキー、デラホーヤ2世ともいえそうなガルシア、口ではゲルボンタ・デービスを挑発したり、誰と戦いたいかと聞かれて真っ先にテビン・ファーマーと答えておりましたが、伊藤雅雪の君臨する階級の1位でもあり、一体何級なのでしょうか?複数階級制覇を目指すため、スーパーフェザー級から制圧していくのでしょうか?

テビン・ファーマー
「ライアンのファイトも人間性も大好きさ。でも本心では俺との試合を望んでないとおもう。こういう発言には注意が必要だ。外野からみれば俺との試合はイージーにみえるかもしれないけど実際は違うよ。レベルが違うんだ。」

ファーマーもガルシアもDAZNであり、試合を組むこと自体は簡単そうだ。

TVではカネロが映ってましたが、それはエディ・レイノソトレーナー、DAZN傘下でもチームメイトとなったライアン・ガルシアの応援のためでもあり、バーナード・ホプキンスはじめ各所で絶賛されていましたが、彼もGBPであり身内なのだ。

実際どの程度なのだろう。

ホセ・ロペスとの試合はフィニッシュが圧巻ですが、そこに至るまではファイターともいえないロペスの気迫に下がりながら対応しています。ホルヘ・リナレスやアミール・カーンのように長身細身のソリッドパンチャータイプのガルシアは結構下がる。プレスされる。ディフェンスに余裕はあるが、動きは直線的。もっとハードなプレスやパンチ力にはどうだろう?

全てのパンチが伸びやかでキレとスピードがあるが、しっかり振り抜き、効かせる打ち方をしているので繋ぎに間はある。華やかでキレキレ、見た目もいいプロスペクトだが、苦手タイプとの対戦を経てみないと未だなんともいえない。ここ2試合で信頼は回復したが、カルロス・モラレス戦では負けでもおかしくないようなMDでトーンダウンしていたのを忘れてはいけない。

https://www.youtube.com/watch?v=DfhVMqhyzdY

それでも余程の事がない限り、このゴールデンボーイは世界王者になるだろう。第二のカネロ、第二のデラホーヤとしての金のなる木、アイドルだから。

メイウェザーにあやかり、那須川とのファイトをアピールしていたガルシアだが、ボクシングでは話にならないだろう。話題作りだけだろう。見た目は異なるが、エディ・レイノソに訓練されるガルシア、そのファイトスタイル、内容はなんともカネロ化してきている。パンチの質、躍動感が似ている。

それでも斜め後ろ向きな私は同日に出たエドゥアルド・エルナンデスやゲルボンタ・デービスを買う。伊藤雅雪でもいい。ライアン・ガルシアのようなわかりやすいファイトには屈しないだろう。

しかし一体このライアン・ガルシア、何級なんでしょうか?
ノンタイトルではライト級契約、世界戦ならスーパーフェザーでもいいという感じかな?
まだ20歳、世界戦が遅れるならばスーパーフェザーはきついだろう。

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