ビザの問題ったってコロナの影響だろう。ずっと前から決まっていた試合だが、ウバーリは無念だろうな。彼の声は今まで一切届かなかった。そして代役となった彼の声も・・・
こちらで色々書いてましたが、変更があったようです。ここで書いても確定ではないだろう。変更といえど、興味深い組み合わせなのは同じ。
12/19 カネロ・アルバレスVSカラム・スミス
カレブ・プラントが準備不足なのか、エディ・ハーン率いるカラム・スミスとの交渉が上手くいったのかわからないが、変更になったようです。こっちの方がマニア的には楽しみだろう。
カラム・スミスはWBSSスーパーミドル級優勝、Lヘビー級でも通用しそうな大柄な選手だ。カネロとは15センチくらいの身長差がある。
英国人で試合が少なく、アメリカデビューでアッサン・エンダムを子ども扱いしたのはいいが、直近の試合では同国のジョン・ライダーに負けでもおかしくない試合を演じた。ジョン・ライダーというのが、カネロをサウスポーにしたような肉厚なファイターだったので、スミスにはカネロみたいなファイターは相性が悪いだろう。
しかし、戦績や知名度はパッとしないがジョン・ライダーが屈強だったのであり、本物のスーパーミドル級、カラム・スミスには期待してしまう。ロッキー・フィールディングのようにはならないだろう。スミスはフィールディングには初回KO勝ちした過去もある。
ファンもジャッジも不利な状況だが、弱気な態度など微塵もない、強いカラム・スミスに期待したい。
12/19 ノニト・ドネアVSエマニュエル・ロドリゲス
WBC王者のモロッコ人、ノルディン・ウバーリがフランスからビザの問題で米国入り出来ないとのことで、ロドリゲスが代役となった。こんな素晴らしいカードでもタイトルはかからず、WBCの指名挑戦権をかけた戦いになるようだ。両者のモチベーションや如何に?
ジェイソン・モロニーがWBSS敗北後5試合もしたのに対し、勝者のロドリゲスは準決勝で井上に負けて以来1試合も出来ていない。ラウシー・ウォーレン、ルイス・ネリー、誰とでもやる覚悟も準備もしていたのに、ルールを遵守したロドリゲスは相手に振り回され、再起ロードを外されてしまった。違反したネリーが優遇され、Sバンタム級の王者になった。
井上戦を指標にすれば、ノニト・ドネア勝利の支持が多いだろうが、井上に負けるまでロドリゲスは長期政権を築けそうな本格的な王者だった。たった2回で決まった試合だが、井上戦のロドリゲスは危険で勇敢だった。
急遽決まった試合だが、最高の準備とコンディションで実力を発揮して欲しい。
ドネア側にメリットがないので、未だ懐疑的だが、これもまたWBSSの延長、やり残しの試合といえる。とても興味深い。
そして今週末は
テレンス・クロフォードVSケル・ブルック
です。
勝敗よりも、ブルックの本気、集大成が観れればそれで満足だ。
そして案外、最高のブルックならば、クロフォードを攻略できるかもしれない。
クロフォードがこの相手に圧勝するようだと、彼がP4Pナンバーワンだな。
12/12には
ジャロン・エニスVSトーマス・デュローメ
マット・コロボフVSロナルド・エリス(ラシディの兄)
などもあるそうです。
マニアには興味深い。
過酷な状況でも本場は流石だ。
ファイターは試合をせねばならない。