エレイダー・アルバレス。遅すぎたプロスペクト。彼に注目したのはおよそ10年も前の事。それだけに応援したい。
ライトヘビー級コンテンダーのエレイダー・アルバレス(23勝11KO)は7月にWBO王者のセルゲイ・コバレフ(32勝28KO2敗)への挑戦が決まり、ほくそ笑みました。
アルバレスは2015年からずっと、WBC王者のアドニス・スティーブンソンの指名挑戦者でした。しかしなんらかの理由でリングで対戦することは叶いませんでした。スティーブンソンは5月19日にモントリオールでバドゥ・ジャック相手に防衛戦を予定しています。
ステファン・レピーネ(アルバレスのマネージャー)
「スティーブンソンへの挑戦は2年前から始まっていたのです。エレイダーにはその権利がありました。2年の道のりは無駄ではなくようやく実りました。スティーブンソンはエレイダーを回避し続けましたが、別の王者がベストとの戦いを望んでいました。」マーク・ラムゼイ(アルバレスのトレーナー)
「我々は常に勝ちに行く。勝ち目がないなら試合は受けません。コバレフ戦は大きなチャレンジです。しかしサプライズを起こすと信じています。コバレフはフィジカルパワーで襲い掛かってきますが、エレイダーの長いリーチにどう対処するのか見ものです。」アルバレスはコバレフが2度敗れたアンドレ・ウォード戦のビデオを見てよく研究し、勝てると見込んでいます。
アルバレス
「どんなに試合が延期されようが、常にポジティブでいようと努めてきました。マネージャーは幾度も私に俺を信じて忍耐強く待てといい続けてきました。今日この話を聞いてとてもポジティブになれました。私にとって最高のチャレンジです。コバレフの過去の試合を入念にチェックしました。彼のスタイルに適応しタイトルを奪取できると確信しています。」
私がアルバレスをはじめてみたのはいつだったろう?
デカくて、速くて、強くて、ヘビー級のホープかとおもいました。
「コロンビア初のヘビー級王者になるのかな?」
なんて想像してました。
無知だっただけかもしれませんし、試合数は王者の方が多いですが、その頃スティーブンソンもコバレフも全く無名だったほど遠い昔と記憶しています。
やっと世界戦が実現しました。
今となっては当時の迫力も消え、ライトヘビー級でも他にもっといい選手がいるように目が肥え、あるいはアルバレスが小さくみえるようになりましたが、強敵相手にずっと無敗をキープし続けてきました。
北京五輪代表、34歳にして世界初挑戦のアルバレス、コバレフへの挑戦はかなり険しいですが、長く注目してきた選手だけに見限るわけにはいきません。両者の対決合意に拍手、熱戦を期待します。
遠い昔、今アマのp4pといわれるフリオ・セサール・ラクルスに勝ち越している。