
これはSフェザー級の統一戦なのかな。メキシカン同士の意地の殴り合いはキャリアのあるナバレッテが完勝しました。
打たれて目が塞がったヌニョスを止める負傷判定ではありましたが、ロングレンジでもショートレンジでも有効打に差がありました。最後までタフなヌニョスは勇敢でしたが。
これが、マッチョでガチンコぶん回すメキシカンスタイルの現代の究極のファイトであり、二人は世界王者として頂点を争ったわけだが、そのまた上のレベルに、シャクール・スティーブンソンやキショーン・デービスら、反射神経の良い、打たれない黒人ボクサーの頂がある。
実際、エドゥアルド・ヌニョスに力石政法は歯が立たず、エマニュエル・ナバレッテはウクライナのベテラン、デニス・ベリンチクにライト級では止められ、そのベリンチクもキーショーン・デービスには歯がたたなかった。
こういうクラシカルな拳闘スタイル、殴り合いでは通用しない世界が、ライト級あたりから増えてくる。
実際、日本人も井上尚弥より上の階級に世界王者はいない。
エマニュエル・ナバレッテ、昔はSバンタム級王者で、井上尚弥との対戦の話題もあった。その後、減量苦から解放されるかのように階級を上げていき、Sフェザー級まで快進撃を続けたが、ライト級では体格差やパワーも平均化され、デニス・ベリンチクやチャーリー・スアレスに苦戦してSフェザーに落ち着いた。
アイドルのオスカー・バルデスにはケリをつけたが、スリックな黒人系には分が悪そうだ。まともに打ち合ってくれないから。
エマニュエル・ナバレッテはサイズ感があるが、公表だと身長は170センチとあり、フェザー級のラファエル・エスピノサと比べたらかなり小さい。
このあたりが、日本人の大きな壁であり、エドゥアルド・ヌニョスにしても、なかなか勝てる相手ではない。
大橋会長が言っていた。
「軽量級はもう井上尚弥でやりつくした。藤木勇我には中量級で世界で勝つのがあたりまえ、最強の選手になって欲しい」
井上尚弥の次世代がこの壁を超えることができるだろうか?



