
先日紹介したマイキー・ガルシアがフェザーの注目株ならこのブローナーは我らが粟生、内山の標的でもあり世界王者ナンバーワンホープでしょうか。怪物カバジェロを破って注目されたジェイソン・リッツァーをわずか1ラウンドでKOしてしまいました。
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アマチュア300戦以上、ゴールデンボーイプロモーション所属というサラブレッドです。
前戦で元王者のダニエル・ポンセ・デレオンに勝利しこの試合、世界が近いことを予感させるマッチメイクです。
しかしポンセ戦は見方によってどっちにもとれるような内容でしたのでめちゃくちゃ強いという印象はありません。
ブローナーのスタイルですがカウンターパンチャーみたいです。アップライトで右ガードをがっちり固めて相手の打ち終わりを狙っていくようでそんなに手数、積極性があるわけではありません。いいカウンターが入ったり相手がバランスを崩した時に一気呵成に仕留めていく速効型で初回動きが硬くガードが空いているリッツァーは見事にはまってしまったという感じです。これが中盤、後半にもつれれば気持ちの強いリッツァーも違う展開に持ち込めたとおもいますが・・・やっちまったなぁ感があります。
カウンターパンチャーとはいってもドネアのようにいつどんな時でもという頼もしさではなく相手が攻めてきたらまっすぐ愚直に逃げます。
逃げ足の速さも目立ちますがそこがまだ青いような印象も受けます。
スタイルはまるで痩せたアンドレ・ベルトのようです。
下田がアメリカでリコ・ラモスとやりますしこうしたアメリカの本格的ホープとの対戦というのはチャレンジマッチとなるんじゃないでしょうか?
石田がカークランドに勝ったように名前が売れに売れます。
確かに強いしパンチが切れるし危険なにおいがぷんぷんするブローナーですがまだ21歳、叩くなら今のうちかもしれません。
粟生のディフェンスと最近の積極性、内山の慎重でいて破壊的すぎるジャブなど、十分に勝機はあるようにもみえるんですがどうでしょうか。
ただブローナー、かなり慎重な感じなのでお見合いしてたらスピードと勘のよさで分が悪いかもしれません。
初回から手をだして相手を後退させる、迫力に押されてロープに下がらないというのが大事になってきそうです。
こういうホープはWBO,IBFにいっちゃう可能性もありますがAもCも日本人が王者なのだからスルーしてはいけないでしょう。
ブローナー、まだ王者でないし日本人とやって負けると願いますからこの記事は粟生、内山のカテゴリにいれときますね。
あぁ実現したら楽しみ。
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