内山高志VSロイ・ムクリス

内山高志:15戦全勝12KO
ロイ・ムクリス:27戦23勝18KO2敗2分

の試合が迫ってきました。なんとか会場で見れるかな。

ムクリスの実力が未知数なのでなんともいえませんが数少ない映像で見ると背が高い上にガードも高くアップライトに構えているのでなかなか距離が遠そうです。

左ジャブ、左アッパーなどがけっこう重そうでパンチは強そうです。しかしメキシカンのような巧みなボディブローやコンビネーションはあまりなく組み立てはまだ青臭い部分が感じられます。
ただマイナー王座をけっこう長く防衛してきているので並の選手より抜けた決定力、パワーがあるものとおもわれます。

会見で泣き出すなどかなりの決意をもって挑んできそうで完膚なきまで圧倒しないと試合を捨てなそうな意地を感じます。

対する内山ですがこちらもまだ未知数なところがあります。世界戦はおろかこれまでピンチらしいピンチがあまりない彼ですが個人的にはスピードや華麗な点はあまり感じられない不思議なボクサーです。

今回も相手の方がでかいですが内山を見て感じるのはパンチ力のささえともなっている体の強さ、逞しさです。男らしい顔、ビルドアップされた体、大人な性格、冷静な試合運び、全てが逞しいアニキ的な頼もしさがあります。

そのスタイルに華はないがめっぽう強いという意味をちょっとこめてバーナード・ホプキンスみたいだなんておもっていたりしましたが、なんだかクリチコ兄弟にも通じるところがあります。

彼らほど体格の優位はないけれどジャブから組み立てるオーソドックスでスピード感もないにもかかわらずその硬質なパンチと体全体に溢れる次元の違うパワーで挑戦者をことごとく破壊してしまうスタイル、なんだか内山のボクシングに印象が似ています。

あくまで印象なので今回の試合ではやはりムクリスよりもスピーディーに上下に打ち分けジャブやボディを多く正確にヒットさせて欲しいです。ムクリスは戦績もよくリングに上がってみないとわかりませんが映像だけみると内山の方が上手さ、強さ上回っている気がします。

圧巻のKO防衛を期待します。

河野VSロハスもあります。技術でロハス、執念で河野という印象ですがロハスは河野のビデオも見てないとかで(うそだろう)見といたほうが絶対いいスタイルなのですが。
すごい試合になりそうです。河野の手数、根性はすさまじいです。前半ロハス、後半河野、判定までいけば微妙・・・そんなイメージです。

僅か差で敗れた名城戦のように、また名城とおなじくポイントをおさえきれないような歯がゆい試合にならないことを祈ります。

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