
5月6日東京ドーム、井上尚弥VSルイス・ネリが決定と海外では報じられています。井上の次戦が早々に決まるのはいいことだくらいにしかおもいませんが、ネリに対する永久処分はなんだったんだという説明もJBCにはなく、ガバナンスガバガバ、なんの裏付けも効力もなく平気で言ったことを破ることが明らかになりました。いろいろな業界で昭和の悪しき慣習が見直されていますのでボクシングの組織も一掃して欲しいものです。
ネリは相変わらず傲慢な態度ですが、フィゲロアに負けて、却って失うものが何もないのかもしれません。開き直りかドーピングか本当に自信があるのかわかりませんが、フィゲロアVSフルトンVS井上を考えるとネリに勝ち目はないようにみえます。
そんなネリの話ではなくアフマダリエフです。
元IBF/WBA Sバンタム級王者のムロジョン・アフマダリエフは昨年、マーロン・タパレスにタイトルを奪われたが、それまで無敗だったケビン・ゴンサレスを8ラウンドでストップして再起を果たし世界タイトルの可能性を手に入れた。
アフマダリエフ
「私はより強くなって戻ってきたし、私の仕事はもっと良くなって戦うこと。リングに戻れてうれしかった。この試合は本当にいい感じで自信があった。トレーニングキャンプではとても集中していたし、ベストを尽くして、なぜ自分がベルトにふさわしいのか、みんなに思い知らせなければならないと思っていた。まだプロとしてのキャリアが浅いので学んでいるところです。最高の選手たちと一緒に練習しているから準備は万全だった。そして、自分の技術、スピード、パワーを彼に対して使わなければならないこともわかっていた。」29歳のウズベク人は統一王者の井上尚弥との対戦を望んでいるが、日本のスーパースターは5月にルイス・ネリーと対戦するため次はない。アフマダリエフは待つことを望まず、プロでの唯一の敗北にまつわる疑念を晴らしたいと考えている。
アフマダリエフ
「ベルトを賭けていないタパレスと戦い、どちらが上かをみんなに示したい。WBAはあの判定が物議を醸したためタパレスとの再戦を命じようとしていた。ほとんどのラウンドで私が勝っていた。井上との試合はビッグファイトだから許可されたけど、そのあと勝者は私と対戦するか返上しなければならない。だから私はWBAの最高ランクの相手と戦い、自分のものを取り戻す機会を待っていることを確認したんだ。」アフマダリエフは井上とタパレスの試合に感銘を受けたという。
アフマダリエフ
「井上は常にスマートにプレッシャーをかけ、いいポジショニング、コンビネーションを見せた。タパレスも本当によくやった。」今年後半、井上VSネリーの勝者を狙っている。
アフマダリエフ
「目標はベルトを奪い返すこと。チャンスがあれば、井上か他の選手と世界タイトルマッチをやりたい。誰と戦うにしてもベルトをかけて戦いたい。」
アフマダリエフは300戦を超えるアマチュアキャリアがあり、結果も残してきた。ウズベキスタンでは最短で世界王者、統一王者という記録も打ち立てた。かなりの自信家にして練習量も豊富そうな本物の実力者といえるだろう。
ただチャンスを待つだけでなく、マーロン・タパレスとの再戦を望んでいるという。
本当かな、再戦で負けたら全てを失うぞ。
本人がやりたくても井上戦を実現させたい陣営が慎重になりそうだ。
アフマダリエフVSケビン・ゴンザレスは見事な勝利だったが、マーロン・タパレスは井上に負けた試合でもっと成長した姿をみせたように感じた。
タパレスもまた、Sバンタム級で再起を誓っている。
一度は逃した井上尚弥とのビッグマッチを、アフマダリエフは本気で狙っている。
井上の方がはるかに強いとおもうが、アフマダリエフは自信家でネリと違ってかなり真面目だ。個人的にはネリより強いと考える。
敗北の痛みを知った、超本気モードの実力者は2024年末まで勝ち残っているだろうか。