フロイド・メイウェザーVSアンドレ・ベルト

岩佐、赤穂の世界戦がよもや失敗し山中VSモレノ以外燃えるカードがない昨今ですが、これに触れておく。
井岡は最近負けてる相手をまた厳選してきたなぁ。お約束の展開です。

フロイド・メイウェザーVSアンドレ・ベルト

言われているほどベルトが悪い選手じゃないのでそれなりに楽しみだが
ここ数戦で負けが込んでいる選手だけにもっとふさわしい選手は他にいた。

カーンはダニー・ガルシアに雪辱してから出直してこいなんて説教たれるくらいなら
全勝のダニー・ガルシア本人を選んであげればいいものを。

相性的にはダニー・ガルシアも厳しいに違いないが、全勝で一発の左フックは魅力だ。

危険なのはポーターを下して全勝のケル・ブルックや弟分のエロール・スペンスとやれなんて言ってたキース・サーマンの方だ。
ポーターもわざわざ体重落としてまでブローナーに勝った意味が薄れるというものだ。

恐らくロッキー・マルシアノの記録がかかったこの試合で引退する気はなさそうだ。
タイ記録よりも自分ひとりの新記録。しかも節目の50戦。50勝無敗という記録はチャーミングだから。

新記録がかかる試合はきっとパッキャオとの再戦も視野に入れるとまたドル箱だから。
最後くらい恐怖のゴロフキンを選ぶ気概が欲しいのだが。

なんと対戦希望者にはメイウェザーがアマチュアで最後に負けたブルガリアの選手まで立候補したそうだがそのサラフィム・トドロフという選手はプロでは6勝1敗で1KOでなんと2戦目にデビュー戦の相手に敗れている46歳だ。

伝説に勝った男として地元では人気者かもしれないが、もはや大富豪と貧民だ。

メイウェザーはアマではあの名城とやったカスティーヨなんかにも負けた記録があるんだな。エリック・モレルともやっている。
フライ級時代だ。

オルティス戦の反則KOを除けばもう8年もKOがないメイウェザーのボクシングは退屈で、パッキャオが勝ったとおもってるくらいのへそまがりだからこうなったら全力でベルトを応援するしかない。

ベルト自身は千載一遇のこのチャンスに燃え、究極の準備をしているそうだ。
そもそも彼もかつてはメイウェザー2世の呼び名でL字ブロックを多用する実力派王者だった。
3つの敗戦はすべて番狂わせと言えるもので、ベルトが勝つとおもわれていた試合ばかりだ。

ケチのはじまりはなんといっても母国ハイチの地震で親戚を亡くしたそうで、モズリー戦をキャンセル
その後、無敗の快進撃が止まり、3つもの意外な敗戦をすることになる。

3敗ともに熱戦で実力があるところはみせたが、ボコボコに効かされて言い訳できぬ負けだ。

ベルトのボクシングは今となってはエイドリアン・ブローナーと似てたなくらいしか思い出せないが、ズングリべた足で追い足がない。
そこがメイウェザーと決定的に違うところだ。

しかし過去3敗した相手ほどメイウェザーは打ち合ってこないので、大差判定負けが濃厚だがメイウェザーは言い訳?としてベルトがエキサイティングな選手だから選んだと言ってたからには自身もエキサイティングな試合をして欲しいものだ。

ベルトはメイウェザーより太く背が低い。
小さなベルトの突進を華麗にさばくというのがメイウェザーのプランだろう。

ベルトとしては失うものがなにもなく善戦しただけで評価があがるのだから、過去のメイウェザーの試合を分析し最高のファイトを期待したい。
能力的にはマイダナより強いはずだ。プレッシャーをかけてメイウェザーを下がらせるまでは想定内だがそこからミラクルパンチをぶちこんで欲しい。
かつてメイウェザーの限りなく敗戦といえたホセ・ルイス・カスティージョのように、それより頭脳的かつワイルドに攻め続けて欲しい。

[youtube]https://youtu.be/A6LsB05yFjE[/youtube]

強敵にはそれなりに苦戦してるんで難しいだろうが10%くらい夢みてもいいかな。
ファイターボクサーであり近距離でのショートアッパーが上手いですね。

エキサイティングではありますよ。ブローナーより面白い。
31歳、今が一番強い時だと信じます。

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