こちらの方が早いか、英国だから早朝か、個人的にはユーバンクの速く派手なファイトが好きだが、ジョージ・グローブス戦ではその大味なスタイルが丸裸にされての完敗だったと某有名誌に書いてあった。実はその試合終盤しか観ていない。ユーバンクは動きに派手さがあるがやや小さい、ミドル級の骨格なのだ。対するデゲールはトゥルアックスからベルトを取り戻したものの返上、ビッグマネー、ビッグファイトを求めて最後の一勝負をしようとしている。負けたら引退と公言している。
英国ではとても盛り上がる試合なのだろうが個人的にはイマイチ盛り上がれなかった。舌戦も活発だったけど・・・。デゲールのボクシングに無関心だからだ。
やはり本場はジョージ・グローブスと互角で本格的なスーパーミドルのデゲールが有利なのだろうか?個人的には速く爆発的なユーバンクを推す。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
デゲール | 10 | 8 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 8 | 10 | 9 | 108 |
ユーバンク | 9 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 8 | 10 | 117 |
ユーバンク勝利の鍵はワイルドなパンチを打つなと出ている。
1R
リーチの長いデゲールの距離。
ユーバンクがインに行くと
デゲールの左ストレートが内側から入る
デゲール10-9
2R
ユーバンクが攻め、デゲールがいなす展開だが
ラッシュの速いユーバンクがしつこく襲いかかると
デゲールは左フックをかわしきれず腰を落とす。ダウン裁定。
やっぱりデゲールはディフェンスが完璧ではないし打たれ弱いので
技術だけで捌ききれるのだろうか
距離はデゲールだが
ユーバンク10-8
3R
デゲールは離れて戦い、近距離はクリンチ、ホールドで逃げる。
攻めたいユーバンクだが距離が合わない。
攻めてる
ユーバンク10-9
4R
デゲールはサウスポースタイルに決め
ロングで捌き接近戦はクリンチと徹底している。
ややせこいボクシング。
抱きついてくるデゲールにイライラしているユーバンクだが
ダウンを奪った2回のようにデゲールを下がらせたい。
後半にデゲールをロープに下げて攻めた
ユーバンク10-9
5R
デゲールがペースを支配しているとも
逃げ腰ファイトでせこいともいえる内容。
デゲールはインファイトが出来ない、苦手なのだろう。
ユーバンクはデゲールのタッチ&ラン&クリンチをどうにかしたい。
それでも遮断されてるけど攻めてるユーバンクだとおもう。
ユーバンク10-9
6R
デゲールが足を使ってレッスンしてると主張しそうだが
離れ際、接近際にユーバンクのフックを食っており
これでポイントとれるとは言えないだろう。
ユーバンクは距離があわず、タッチ&クリンチにいらつく展開だが
冷静に対処すればノックアウトできる。
デゲールは基本逃げで、アウトボクシングで左ストレートが当たればなぁという展開。
ユーバンク10-9
7R
このまま判定になると俺が勝ったとどちらも主張しそうな展開。
実況はユーバンクリードと出ている。
デゲールは本当にこのボクシングで勝てるとおもっているのだろうか?
なかなかクリーンヒットはしないがデゲールを下げて攻めたてた
ユーバンク10-9
デゲールはスキルでコントロールしているとたぶん勘違いしている。
8R
ユーバンクが倒しにかかる
デゲールは逃げる
そういう展開
デゲールはユーバンクの攻めを必死に足で逃げているが
浅くはヒットされており、見栄えも悪い。このままでは負けだと自覚すべきだ。
ユーバンク10-9
9R
大差ともいえない展開なのでよく捌いているデゲールにしようかとおもったが
やっぱり最後に攻めの姿勢をみせるのはユーバンク。
デゲールはディフェンスで魅せるも被弾している
ユーバンク10-9
10R
正攻法に打ち合いたいユーバンクと
五輪金の威光が邪魔してクールに捌きたいデゲールだが
デゲールに有効な攻めが足りず、ユーバンクの正直な攻めの姿勢が常に上回っている。
デゲール、ここまでか。
技術勝ちできぬと限界値がみえる
打ち合いの中でユーバンクの左カウンターが炸裂しデゲールがよたつく。
そこからユーバンクの猛ラッシュでデゲール座り込む。
ユーバンク10-8
11R
10ラウンドのユーバンクのラッシュは当たらずとも獰猛で速かった。
これをやればデゲールは捌ききれないだろう。
10ラウンドの勢いでユーバンクが攻めるも、デゲールを抱えて倒してしまい減点。
ユーバンクはもうノックアウトモード。荒い。
デゲールは逆転の一発を狙うべきだが、ここでも勘違いレッスンモード。
いや、もう負けを自覚しつつ余裕がないのかもしれない。
ユーバンクは倒す闘志がやや空回り。
減点もあり
デゲール10-8
12R
デゲールにはもう逆転KOしかないとおもう。
しかし倒しに行くのはユーバンク。
デゲールが勝利のアピールをしそうだが
勝ってる部分は闘志含め何もないとおもう。
ユーバンクががむしゃらに攻め、デゲールはがむしゃらに捌くが
崩れそうになるシーンが多く、ユーバンクが制した内容だろう。
やっぱりゴングと同時にデゲールが手をあげ勝利をアピールしているが
大差でユーバンクだとおもう。
ユーバンク10-9
114-112
115-112
117-109
ユーバンク
やはり、選手の特徴、メンタルというのは過去試合でなんとなくわかるものだ。
ユーバンクはシンプルな攻めのボクサーで奥の深さはないが、スピード、躍動感、運動神経、闘争本能がある。
デゲールは金メダリストの威光かテクニックにこだわり、酔いしれている気がする。しかし2度ダウンしたデゲールは負けを自覚しユーバンクを認めているようでもあった。
世間のオッズからはアップセットかもしれないが
日本のファンはわかっていた。
アップセットじゃないよね。
前座
ジョー・ジョイスVSバーメイン・スティバーン
一発では倒れないがジョイスの連打が止まらず、スティバーンはサンドバッグ状態。
それでもワイルダー戦の失態を恥じるスティバーンは頑張る。でもフラフラ。3回に一度ダウン。
耐えるスティバーンだがサンドバッグ状態が続き6回にレフリーが止める。
リー・セルビーVSオマール・ダグラス
ダイジェストだがダグラスの方がよく見える。
セルビーは眉間をカットし苦しい。
116-112 | 116-112 | 115-114 でセルビーのようだが、逆でもいいような内容。
元々非力だったセルビーのライト級は険しい。