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神の悪戯・ナオヤ決勝で待っている(と言った)/ノニト・ドネアVS井上尚弥

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タイトルはかつての記事に対するこじつけですが、神のイタズラか、運命は数奇にしてドラマチックです。結果だけではなく、昨日のドネアはなかなか印象的な強さ、左一閃、フィリピーノフラッシュ復活をみせてくれました。やはり役者が違うのだ、神に祝福された何かをこの男は持っている。

ナオヤ決勝で待っている(とは言ってない)/ノニト・ドネアインタビュー

見つけたので記載、世界のオッズはテテだろうがドネアファンの多い日本ではこうなる。過去に4つの団体で計8つの世界タイトルを勝ち取った4階級王者のドネアに比べれば井上の軌跡はまだはじまりに過ぎない。 多く ...

ノニト・ドネアはWBSSバンタム級トーナメントに出場する前からすでに将来の殿堂入りファイターだ。8人のトーナメントに参加し、決勝に進出した事実は彼の栄光のキャリアに輝きを追加するばかりだ。

ドネアのトーナメントの疾走は少し奇妙なものだ。このフィリピン系アメリカンはレモンからレモネードを絞り出したようだ。初戦は対戦相手のライアン・バーネットによる腰の負傷棄権。この試合は彼の歴史的な試合、フェルナンド・モンティエルをノックアウトした後、オマル・ナルバエスの退屈なファイトによる12回判定勝利をした2011年以来のバンタム級だった。

準決勝は昨晩、ステフォン・ヤングに対する印象的な6回ノックアウト勝利だが、ヤングは直前で負傷したゾラニ・テテの代役だった。

ヤングはこの日のアンダーカードで試合を予定していたため、キャリアを変える大きなチャンスに飛びついた。結果、大きなチャンスは壮絶なノックアウト負けとなった。ドネアは美しい左フックでサウスポーのヤングを一掃し通算戦績を40勝26KO5敗とした。

決勝に進出を決めたドネアの対戦相手は5月18日にスコットランドのグラスゴーで行われるもうひとつの準決勝、井上尚弥VSエマニュエル・ロドリゲスの勝者となる。

どこまでもクールなドネアは、バンタム級がもたらすべきもっとも偉大で過酷な挑戦に向かって疾走していくという彼の願望を隠そうとはしない。

ドネア
「私は両者をリスペクトしているが、特に、井上尚弥に対してその想いが強い。井上もロドリゲスもアメージングなファイターだが、私と井上は決勝に向かって疾走し、そこで巡り合うという暗黙の了解があるんだ。私にとっては井上と共に決勝に行くことが常に重要なんだ。」

井上尚弥(17勝15KO)の活躍はドネアの熱きファイトにリンクする。2階級を制し、バンタム級に進出した井上の視界には最初からWBSSトーナメントへの参加と優勝があった。大会の起爆剤となるべく初戦ではファン・カルロス・パヤノを電撃的なノックアウトで破りファンを唖然とさせた。

現在の勢いと成果、総合力を考慮すると、井上尚弥こそがこのトーナメントの中心、本命といえる。ドネアがそのような偉大な挑戦を公然と受け入れることもまた、完璧に理に適っている。

ドネア
「ファイナルで私たちが対決できるよう、井上をサポート(支持)していきます。決勝で待っている。」

試合直前に、裏優勝候補ともいえたゾラニ・テテが出場辞退した時は、ただ脱力、残念、様々な意見が飛び交うも、テテだけは逃げたりするような奴じゃない、怪我が本当に深刻なんだと擁護する気持ちでしたが、これだけの試合間隔があり、やっと行われる試合を直前に控え、コンディション調整に失敗、3日前にキャンセルというのは、プロとして失格、悔しいだろうが恥ずべき行為であるという考えに至ります。

このせいもあって書くべきことがなくなり、日本の昔のレジェンドを懐かしむ記事などを書いたりしてきたが、テテに海老原博幸のハートがあれば、キャンセルなどせず痛み止めを注射してでも出場しただろう。

折れた矢/海老原博幸(本名 松田博幸)

日本人として3人目の世界王者、私がボクシングに熱中していた頃に日本にやってきたユーリ・アルバチャコフに無理やりリングネームをつけさせた名前として記憶している。ユーリ海老原・・・いくらなんでもそりゃない ...

そう思うと、ノニト・ドネアとゾラニ・テテではやはり役者が違ったのだと言わざるをえない。数奇なドネアの決勝行きの道程は必然だったのだ。

井上尚弥のファイトキャリアはパッキャオではなくドネアに通じるものがある。才能、勢い、スタイル、目指せドネアでここまできた印象すら感じる。日本にもファンが多く親日家でもあるドネア、師弟関係とまでは言いすぎでも、井上もその他ボクサーも関係者すらもドネアに憧れ、心酔し、羨望の想いでドネアを迎え、アドバイスを受けてきたといえる。

そんな師弟、両雄がファイナルの舞台で拳で会話する。
なんとドラマチックではないか、神よイカシてる。

けれどその前に、アメリカのどっかの山中で極秘トレーニングをしているというロドリゲス、彼にとってこんなドラマはくそ食らえ、全く不愉快なストーリーだ。今はこんなドラマに酔いしれることなく、井上を倒すことが使命というエマニュエル・ロドリゲスを打倒することだけに集中だ。

これが事実上の決勝という考えは変わらない。

井上尚弥VSエマニュエル・ロドリゲス プレビュー | ボクシング動画アンテナ
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The semi-finals of the World Boxing Super Series start with a Bantamweight Brew-Ha Ha! It's Naoya

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【井上尚弥の好敵手!?】エマニュエル・ロドリゲスって強いの? KO集+α 7試合 Ultimate KO Highlights of Emannuel Rodriguez | ボクシング動画アンテナ
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2018年5月にIBFバンタム級の新王者となったエマニュエル・ロドリゲス。井上が参戦を表明しているバンタム級最強トーナメントでは、WBO王者ゾラニ・テテやWBA王者バーネットよりも手ごわいと目される、

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原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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