安心してみれるなぁ
日本人が予想通り圧勝でしたが、それぞれが最高のコンディション、最高のパフォーマンスではなかった気がした夜。
寺地拳四朗VSヘッキー・ブトラー Live
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | R | |
寺地 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 80 |
ブトラー | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 72 |
コミッショナー宣言うざいなぁ、おじいちゃんじゃなくなったけど。
1R
ジャブで探り合いの序盤だが寺地のジャブのヒットが上回る
寺地10-9
2R
寺地が攻撃の圧を強めるが
ブトラーの返しのパンチも食う。
寺地の強いワンツーが入るがブトラーも引かずに打ちにくる。
上下に強いパンチを入れたのは
寺地10-9
しかし寺地も結構細かく被弾している。
3R
京口がブトラーを倒した時のようにボディを増やした方がいいかもしれない。
一発は寺地が強いがブトラーの方が手数が多い。
ブトラーにしようかとおもったが、やはり寺地の強いパンチのヒットが上
3回にして激しい打ち合いになっており
寺地の方が的確。
寺地10-9
4R
オラスクアガ戦ほどの凄みは感じないが
よく見ると寺地がブトラー確実にを削っている。
テンポも速い。
しかしブトラーの手数、足は止まらない。
パワーと的確さは寺地だが、ブトラーは引かない。
エルウィン・ソトに勝っただけあって、ブトラーはタフになったようにみえる。
ブトラーはもう捨て身の執念で戦っているのか
とても執拗
寺地10-9
5R
寺地は少し抑えているのか
京口戦やオラスクアガ戦ほどのテンポ、パワーを感じないが
ペースはなんとか掌握している。
バッティングで寺地が出血
ブトラーは効いて執念で耐えているのか余裕があるのかわからないが
結構執拗に対抗してくる。
しかしボディが効いているのが隠せない。
寺地もいつもより簡単に被弾しているようにみえる。
ブトラーの執念がすごいが効いているだろう。
寺地10-9
6R
ブトラーおもったより強いなぁ。
寺地のパンチの方が強くあたるが
根性で打ち返してくる。
ブトラーにパワーがあれば危ない内容だ。
しかし寺地のワンツーでブトラーがよろめく。
ダウン寸前だろう。
寺地10-9
7R
この回に決着があるかもしれない
寺地も結構被弾しているが余裕を感じるのに対し
ブトラーはかなり我慢している。
ブトラーはこの回は捨てて少し休んだ感じだ。
それが出来るのは狡猾だ。
寺地も優勢を保つも少し攻撃の手を緩めた。
寺地10-9
8R
ブトラーが弱ったのか休んだのか
勝負をかけてくるのか余力はもうないのか
寺地は優勢だが、まだ圧倒的ではない。
ブトラーが打ち合いを嫌いはじめたか
脚を使って打ち合いを避ける。
こうなると寺地の優勢が顕著になる。
ブトラーの足は止まらないがパワーがよりなくなった。
寺地のKO待ちのような展開だがブドラーが的を絞らせない。
寺地10-9
9R
さすがにキャリアのあるブトラー
寺地くらいの強打は経験済みなのだろうか
少しづつ負けてはいるが、粘り強い。
寺地は上下に打ち分ければ倒せそう。
ボディはブトラーも耐えられないだろう。
寺地の攻撃にブトラーが徐々に鈍り
反応できなくなったところでレフリーストップ
バッティングの血もとまり、きれいな顔のまま
寺地の圧勝だったが、結構被弾し疲れる試合だったようにおもう。
京口戦、オラスクアガ戦の方が出来がよかった気がするが
歴戦のブトラーを倒しきるのだからやっぱり強い。
ブトラーはおもったより強かった。
那須川天心VSルイス・グスマン Live
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | R | |
那須川 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 80 |
グスマン | 8 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 8 | 8 | 69 |
那須川のすごい動きが観れるだろうが、それが勝利にどのように結びつくかが見どころか
1R
タイミングの左ショートでいきなりダウンを奪う那須川
しかし効いたダウンではない。
見切りやスピードが違う。
派手な動きが減り、ボクサーとしてコンパクトになってきた
那須川10-8
2R
抜群に速くて見切りがよくグスマンがついていけないが
軽いパンチを合わせるだけで効かせるようなパンチはまだない。
那須川10-9
3R
抜群に速く見切りがいいが
やはりまだ鬼ごっこ的で食わずに当てることだけに特化したような戦い方。
グスマンは恐らく大振りの一発をぶちかますしかない状況
那須川10-9
4R
同じような展開
那須川が見切っているが大きな山はない。
那須川10-9
5R
那須川は回転重視で速いが強いパンチではない
グスマンはボディやタイミング以外では効かなそうだ。
しかしスピードに全くついていけない。
強引に前に出てフックを当てるしか活路がなさそうだ。
那須川10-9
6R
スピードとスキルで圧倒している那須川だが
グスマンを倒す、効かすことがなかなかできない。
倒すならボディだろう。
何度か見せ場を作る那須川だが
グスマンは耐える。
グスマンは捨て身で倒すしかもう勝ち目がない。
効いているのかいないのか。
7R
那須川が圧倒的優勢だが
グスマンの顔はキレイなので
やはりパンチは重くない。
グスマンがスリップ気味のダウン
那須川10-8
8R
グスマンほぼ何も出来ないが倒れない矜持はある。
スピードが違い過ぎるが速いだけで強いタイプではないからだろう。
那須川は動きがコンパクトになり、より隙がなくなったが
こういうスピードと見切りに特化し、そこを突き詰めるべきか。
今日はデメトリアス・アンドラーデっぽくみえた。
最後はスリップらしいが、ダウンだろう。
しかしこれも那須川の速いパンチによるタイミングのダウン
ボコボコに効かされたわけではない。
那須川10-8
那須川の楽勝、圧勝だが相手がボコボコに効かされたわけでもない。
メキシコにも世界にも、グスマンよりパワフルで速くてタフな選手はたくさんいる。
帝拳ジムにもいるだろう。
このままだと判定職人になりそうだが、それもひとつのスタイルだ。
相手レベルがあがり、このスタイルがどう変わっていくのか
あるいは貫くか
ストレートというよりは空手の突き、足腰の動かし方なのだろうか。
中谷潤人VSアルギ・コルテス Live
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
中谷 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 119 |
コルテス | 9 | 9 | 9 | 9 | 7 | 10 | 9 | 9 | 8 | 9 | 9 | 9 | 106 |
1R
ゲストはコルテスを褒めすぎだが、エストラーダ戦以降はギリギリの試合ばかりが真実だ。
中谷は余裕をもって距離をキープして相手の動きを査定する
静かな展開だがその中でも中谷の左が鋭く刺さる。
ラウンド最後に中谷の左が当たる。
中谷10-9
2R
中谷の左が鋭く、コルテスがまだ距離を詰められない
コルテスが踏み込もうとすると中谷のワンツーが当たる。
中谷10-9
3R
両者カウンター狙い。
どちらが先に強いカウンターをヒットするか。
コルテスは中谷のパンチのうち終わりに集中
中谷はタイミングを常に計る。
やはり精度は中谷
中谷10-9
4R
中谷の遠距離での展開が続き
時折中谷の鋭いストレートが決まるが
コルテスは常にそのうち終わりを狙っている。
コルテスに強いヒットはまだないが、そこだけを徹底している。
中谷10-9
5R
ポイント勝負では勝てないコルテスは中谷のうち終わりにまとめるファイトを
徹底しているが、今のところ上手くいっていない。
中谷の方が遠いのに加えて速いのでコルテスが追いついていない。
中谷の遠距離からのボディアッパー一発でコルテスが膝をつく。
右ボディフックでまたダウン
かなり効いている。
今まで効かせていたパンチではなく一撃で倒したボディ
中谷10-7
6R
あれだけ効かせたのでこの回で終わりそうだ。
ボディを囮に顔面にも強いパンチを当てる中谷だが
逆に一発右を打ち返された。
けっこういい右だったので
コルテス10-9
7R
なぜか解説が聞こえなくなりました。
すごく静かに観戦できます。
コルテスはボディが効いているので、休ませたくないが
小康状態の競り合いに戻ってしまった。
中谷10-9
8R
解説が復活
このまま中谷が判定勝ちか
試合が大きく動くのか
コルテスはこのままでは勝てない。
しかし中谷が遠くて鋭いので他に戦術がない。
中谷10-9
9R
中谷の打ち終わりを狙う
恐らくコルテスはこの戦い方しかできないだろう。
このままでは勝てないコルテスが積極的に前に出てくるが
またもや中谷の左ボディでコルテスダウン
中谷10-8
10R
KOを狙うなら中谷が積極的に仕掛けていかねばならない感じか
コルテスは粘り強く作戦を徹底しているが、全局面で劣勢。
前に出るしか届かないが、腰が引けている。
中谷は距離をキープして冷静に対処。
中谷盤石の試合運びだが、やや玄人好みの地味な試合になってしまった。
11R
コルテスが前に出てくるほど中谷にKOチャンスが訪れるが
決して無理をしない中谷
時間的には効いているボディでしかKOは出来ないかもしれない。
コルテスは奇跡のカウンターさく裂しかもう勝ち目はない。
モロニー戦の左ストレートがさく裂すれば面白いが
コルテスはそこまで勇敢に出てこないので、ダメージもそんなにない。
12R
中谷のフルマーク勝利が濃厚だが
エキサイティングとはいえない内容
互いがリスクを犯さないファイトに終始した。
しかし最後は中谷がなんとかダウンをとろうと一方的に攻め
それに耐え凌ぐコルテスという内容で終わった。
中谷10-9
アンソニー・オラスクアガVSジーメル・マグラモ Live
寺地戦で大器ぶりをみせつけたオラスクアガと、中谷、桑原に連敗のマグラモなので、オラスクアガの通過点かとおもわれたが、マグラモはかなり実力者で、互角に競った内容。
8回戦なのかな。
オラスクアガの方が一発のパワーはあるが、マグラモの方がヒットが多い。
オラスクアガはかなり被弾するのだなぁ。
オラスクアガは恐らく帝拳の選手なので、互角ならばオラスクアガの勝利となるだろうが、7回にオラスクアガがボディを攻めだしてマグラモが苦しみ、レフリーストップを呼び込んだ。
ここまでは互角だった。寺地戦と同じく戦い方を変えてこじあけた。そこが強みだが、打たれ過ぎ。
以下、過去記事
那須川天心VSルイス・グスマン
当初無敗のメキシカンが相手だったが、コロナ感染だかで相手変更。(本当かな、こんなチャンスを逃すかな)この選手のようです。
https://boxrec.com/en/box-pro/663896
9月1日に18勝3分の選手と試合予定がありますが、キャンセルしたのか、こなしてきたのか・・・結果がないのでやってないとおもわれます。ルイス・グスマンなるボクサーの映像はあるが、相手が違うので、別人とおもわれ映像見つけられませんでした。
なので相手寄りといっても紹介出来ません。
メキシコ王者らしいが、世界に出てくるメキシカンは国内王者を経験していない、そこを飛ばしているので強さの指標にはなりません。
見つけました。
うーん・・・
私は那須川天心は素晴らしいとおもっています。格闘技の申し子で相手の1歩先、2歩先をいっています。反射神経、見切り、スピードが違うので相手の動きを先読みして動けるし、身体になじんだボディワークも極上です。
ただし、まだボクサーっぽくないというか、シャクールのように全部かわす、捌けば負けないが、一発食うと終わってしまうようなスタイル、効きやすい体質を感じます。それだけです。なので元世界王者のアンジェロ・レオとの練習なんかは身になるとおもいます。見栄えはよろしくないが本番に強いスウォーマータイプだからです。練習では十分な手ごたえを感じただろうが、本番でどうかというところです。
中谷潤人VSアルギ・コルテス
こちらに書いたように、現状、強力な相手がいないので選択防衛戦としては極めて妥当な相手です。
アルギ・コルテス
25勝10KO3敗2分
KO負けはありません。
絶対王者のファン・フランシスコ・エストラーダの復帰戦の相手を務め、僅差判定まで粘りましたが、その後は中堅相手にSDやMD勝利。粘り強いが突き抜けたものがないという戦績です。
とても勇敢でおもいきりのいい選手です。パワーがあればエストラーダも危なかったといえます。7回にダウンしますが若いので体力があり諦めません。しかしテクニシャンではなく相打ち、打ち終わりにガンガン振ってくる荒っぽいスタイルです。大きな中谷にとっては遠距離でコントロールしカウンターのタイミングもとれる相性のいい相手であるとおもいます。これに圧勝するとエストラーダとの比較論となり、対戦の機運が高まるか逆に避けられてしまうかもしれません。
中谷は接近戦の身体の使い方やアッパーなども巧みですが、そうした実験はせず、被弾しない戦い方で乗り切るべきだとおもいます。
つまり、この相手をしても中谷が圧倒的に上だという印象です。
コルテスの闘争心や荒っぽさはアンドリュー・モロニー以上かもしれませんが。
寺地拳四朗VSヘッキー・ブトラー
ヘッキー・ブトラー
35勝11KO4敗
これも指名試合なので避けては通れない試合。ブトラーはミニマム、Lフライの元2階級王者であり、日本の田口を下したこともある実績十分の選手ですが、前戦のオラスクアガに比べると非力です。その非力さで京口に屈したともいえます。
しかしここで終わらず、元王者のエルウィン・ソトをギリギリ下して権利を獲得しました。この試合は114-113×3というものでしたが最終回にブトラーがタイミングのダウンを奪って10-8これがなければ負けでした。
ブトラーの特徴は、よく動く、手数、運動量が多いところです。スキルはまとまっていますがパワーレスで足が止まらず捉えきれない、フットワーカーです。寺地の方が大きくパワフルで機能的です。リズムもテンポもスピードもパワーも上でしょう。ゴリゴリ削って圧倒できるとおもいますが、田口が陥ったように前半受け身でペースを取られると後半逃げ切りを許す可能性も少しだけあります。
ブトラーも寺地を最大限リスペクトしていましたので特殊な戦術で臨むでしょう。
圧勝、KO狙いで雑にならなければ問題ない、アップセットはないといえますが、前半で趨勢がわかるだろう。
寺地はもうLフライの枠を超えているとおもいます。
今年も後半、楽しみな試合が続々と決まってきました。
マティアスVSエルガシェフ
フォスターVSエルナンデス
拓真VSアンカハス
ダラキアンVS阿久井(決まり?)
みたいにビッグネームではないですが楽しみです。